elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

MステでSexy ZoneがROCK THA TOWNを披露

4月14日のMステでSexy Zoneが出演し最新曲「ROCK THA TOWN」を披露する予定で多くのSexy Zoneファンがとても楽しみにしている。

一部報道で解散を控えた女性アイドルグループのラストシングルとのオリコン争いが激化しており、今回1位を取れないのではないかと危惧されていたものの稀有に終わり無事1位獲得をすることができた。

 

CMソングということもあり、テレビでも見かけたりコンビニにいったら流れていて「ROCK THA TOWN流れてるなぁ」と思うことが多かった。CMもカッコいいし流れているとテンションが上がるし。とにかくノリのいい曲でアップテンポでリズミカルなのが聞きやすい。そしてダンスもテンポがよくてキレがある。

そして今回のMステ出演で期待されるのが「Sexy Zoneの曲だいぶイメージ変わったね」と思われること。「小さい子がいるグループ」からだいぶ大人なイメージになってきていてセクシーゾンかなり大人になったなと思う人もいるかもしれない。

 

ひいき目なしでこのROCK THA TOWNという曲は本当にかっこよくて、振り付けも5人全員に見せ場があり、揃うと本当に綺麗でかっこいい。5人のバランスが絶妙できれいにそろう時はキレが凄く良い。

Sexy Zoneってこんなかっこよかった?」という反応が増えればファンとしてもうれしいし、それぐらいこの曲は本当にかっこいいなと思う。

今までのセクゾのアイドルっぽい曲に比べて、かなりイメチェンして曲のイメージ通り新しい世界に足を踏み入れたなと感じる曲にもなっている。

 

まず思うのが全員の髪色や衣装のバランスがいいという事。勝利の茶髪はこの曲に合っているし、風磨がもし今回も銀髪で来るならこの曲の雰囲気にもあっているし、逆にあえて目立たない髪色の中島健人もかっこいいし、聡マリの息のあったコンビ感も存在感があってかっこいい。

勝利の茶髪はこの曲のための茶髪というぐらい似合ってるし、風磨の髪や歌い方のはっちゃけっぷりもかなり曲に合っている。聡マリが2人でコンビネーションを見せるシーンもいいし、中島健人の目立ちすぎないかっこよさも良い。

 

振り付けもSexy Zoneの名に恥じぬ「セクシーさ」があり、久しぶりに見た人は「Sexy Zoneかなりかっこよくなってるね」と思ってくれるかもしれない。

ひいき目じゃないと言いながらもひいき目になってしまうけども、それぐらい今回は本当にかっこよくて「ジャニーズってやっぱかっこいいな」とジャニーズ自体を再評価する人もいるかもしれない。

「薔薇持ってるグループ」とか「トンチキソング歌ってるグループ」というイメージから進化して今回はダンスの動きも激しくイメージが全然違う曲になっている。

 

あとはタモリさんとのトークも面白くなりそうで、最近のセクゾは本当にムードがいい。話も面白くなりそうだし、面白いしかっこいいグループとして成長した姿を届けてくれるかもしれない。聡くん良い感じでいじられ役になったときは本当に面白いし、ふまけんあたりが面白トークで盛り上げてくれるかも見どころ。「セクシー」という言葉が合計でどれくらい飛び交うかの予想も面白そう。

 

そしてもちろん一番の見どころは曲のパフォーマンス。

衣装もかっこいいし、こういう衣装が似合うような年齢にメンバーがなってきたというのも成長を感じる。これからこういう大人っぽい曲も増えていってほしいし、かつてのアイドルっぽい曲もまたあればいいバランスになりそう。

こういうスタイリッシュな曲があると聞いててかっこいいイメージにもなるし、いろんなファン層に受けるグループになっていってほしいなと思う。とにかく楽しみにせずにはいられない。

なぜSexy Zoneファンは「末っ子」マリウス葉に甘いのか

ジャニーズのグループというのは全員が同い年であることの方が少なく、「末っ子」的なメンバーがいることが多い。

その中でも特に末っ子感のメンバーといえばSexy Zoneのマリウス葉かもしれない。まだ18歳を超えていないと言うだけあって特にマリウスは末っ子扱いされることが多い。

誰でも末っ子には優しくなりがちなもので、自分自身も「マリウスだったら許せる」となることがとても多く、まさにマリウスに甘いファンの1人でもある。

Sexy Zoneファンを見ててもマリウスの治外法権感はある。小さいころから知ってるから「マリちゃんマリちゃん」とかわいがるような感覚で、Sexy Zoneで一番身長が高くなったけどもやっぱりマリウスはマリウスで末っ子感がある。

 

それゆえに自分もマリウス葉の活躍は人一倍うれしい。オランジーナのCMが決まったときもうれしかったし、らじらーの1分トークも好きだったりする。何気のあのコーナー結構楽しみだったりするし、「声質いいよなぁ」とも思う。Sexy Zoneの曲でもマリウスのパートを聞く「いい声だな」と思うし、ついついマリウスには甘くなる自分がいる。

マリウスのセレブ自慢とか海外の話とかも普通のタレントだったらちょっとイラッとするけど、マリウススがしてると嫌味がないし、やたら美容にこだわるのもマリウスならOKみたいな感覚がある。

最近では日本語も上手くなって「俺マジ~だよね」という若者言葉を覚えてセクゾメンバーから面白がられてるという話も合ったり、デビュー当初より更に溶け込んでいるという話も聞く。

これから上手くハーフタレントとして定着していけばむしろ「Sexy Zoneってマリウス君がいるグループでしょ」と言われるぐらいになっていくかもしれないし、謎の大物になりそうな気配はある。独特なリズムや雰囲気がバラエティでも受けそうだしぜひ定着して行ってもらいたいなとも思う。

 

ウエンツが言ってたけどハーフには2種類あって「あっち系ハーフとこっち系ハーフ」があるらしい。あっち系ハーフはまさに外国人のノリで外国人っぽいハーフ、代表格は道端アンジェリカで、こっち系ハーフはむしろ日本人より大人しいタイプのハーフというのがウエンツの定義で、ウエンツもこっち系ハーフ、そしてJOYはあっち系ハーフになろうとしてなれないこっち系ハーフというポジションらしい。

その定義で行くとマリウスはこっち系ハーフのような感じがするからウエンツみたいな感じで定着すればマリウス最近よく見かけるなぁという日がやってくるかもしれない。

 

「出川さんに憧れてる」と言っていた松島聡はバラエティのいじられ役でよく出て、マリウスがハーフタレントのような感じでよくテレビに出るようになれば「聡マリめっちゃ出世したなぁ」と思う時が来るかもしれないし、そんな日が来たら小さいころから見てる人は感慨深いと思う。

2人で将来について語り合う時、そうやって語り合ってるかもしれないし、そういう聡マリも見たい。

 

世間的にはまだマリウスは小さい子というイメージが強いだろうか。セクシーゾーンと言えば「そういえばハーフの子がいたよね」というイメージで、シブ5時を見てる人は「マリウス君だいぶ大きくなったよね」と思ってるというイメージがある。結構グループの個性にもなっているとも思う。

 

そういう見守られてる感があるというか、何気にマリウスの成長は気にしてくれてる人が多い。今後語学キャラやハーフタレントキャラでいくのか、それとも国際事情に詳しいインテリキャラや海外ロケキャラになっていくのか。

ジャニーズの中でもレアなキャラクターであるし、いい意味で将来が予測付かないポテンシャルがあると思う。まだ高校生でかなり若くこれから本当に成長が楽しみなメンバーの1人、本当に期待せずにはいられない。

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欅坂46とTWICEが流行っている理由を考えてみた

最近の女性アイドルグループでは欅坂46とTWICEの2つのグループが流行を席巻している。最初はどちらともそれほど流行らないのではないかと思っていたが、自分の予想に反して今、欅坂46とTWICEは人気急上昇中にある。

 

この2つには実は多くの共通点が存在する。

一見違うように見えて大きな共通点があるとすれば、それは女性ファンが多いということに尽きる。女性が憧れる要素があり、それがオタク層以外にも人気があるというスタイリッシュ感の要因になっている。

 

例えば欅坂46は従来のニコニコ笑顔のスタイルとは違い、クールな表情だったり何かに反発するような歌詞が多い。従来の男性が求める理想の女性像とは違っていて、女性がなりたい女性像を体現しているのではないか。

それはTWICEにも同じことが言える、韓流は今の時代メイクやファッションの最先端だけあって確かに可愛いスタイルが多く女性が憧れるのも分かる。

 

欅坂46は日本の学校の中で現実的に追求できるファッションであったり、社会や学校に対する反発を体現していて、TWICEはもっと本当はやってみたいファッションの理想を体現しているのではないか。

自分がなりたいと思うような憧れが本来はアイドルであって、それが上手く反映されている印象を受ける。

握手会を頑張って水着を着て媚びて男性ファンを獲得することだけが仕事になりつつある最近のアイドルと違って、そんな安易な存在にはなりたくないという心理を反映している。

 

またこの2つのグループに共通しているのはとにかく曲が良い事、それも可愛いだけではなくかっこいいところに魅力がある。

曲やダンスは特徴的で洗練されている。

欅坂46はむしろ従来のスタイルの破壊であって、TWICEは本当に実力のある洗練されたスタイルという対を成しているがいずれにせよかっこいいことは間違いない。実際自分もどちらを見ていても思うのだが、やはりかっこいいと言うところに魅力があり媚びただけのスタイルよりもむしろ惹かれずにはいられない。

 

そして曲自体もいい曲でどちらもまた聞きたくなるような曲が多い。

正直最初は欅坂46に対して反発しているところがあったが、何度も動画サイトを見ている内に公式の動画で自然サイレントマジョリティーや不協和音を聞きたくなっている自分がいることに気付いた。

それにしてもサイレントマジョリティーの再生数は凄い。

最初は「サイレントマジョリティーという言葉を欅坂46で知ったような人たちが増えて困る、これからはこの言葉がアイドルファンっぽく見えるので使えない」と気取ったことを考えていたが、今では確かにこの曲はかっこいいなと思うようになった。

 

一方でAKB48やSKE48の曲はもう聞き飽きた感があるというか、大体似た様なものになっている上に音楽番組でのパフォーマンスもただ立って何となくお遊戯をしているようにしか見えなくなった。

そういった学芸会を見るようなノリがAKB48が人気になった理由でもあるが、同時にその賞味期限は過ぎてもはや飽きられるようになったし、自分自身も飽きてしまった。

現在AKB48どころか乃木坂46からも欅坂46に移行する人が増えているらしいが、欅坂46は多少エキセントリックでも飽きさせない工夫を凝らしていることが成功の要因ではないだろうか。

 

そしてTWICEに関しても同じことが言える。

K-POPに特徴的なのがダンスミュージック的である事、そのためメロディが非常に覚えやすい。同じ言葉を繰り返す構造になっており自然と何度も口ずさみたくなるような音楽性がある。

またダンスの振り付けが非常にかっこよく、これができるようになりたいと憧れる理由も理解できる。本当韓国の芸能養成所でトレーニングを積んだメンバーだから出来ることで、並大抵の人ではできないところがむしろ憧れの要因になっている。

しかもそのダンスで中心となっているのが日本人メンバーのモモで、それが日本人にとっても従来の韓流とは違う近しい印象を与えている。

これまでの少女時代に代表されるようなガールズグループは少し洋楽っぽいところがあり、かっこいい一方で日本人が好きなキュートさでは足りない部分があった。しかしTWICEはかわいさも十分に兼ね備えておりそこに親近感が芽生える。

 

欅坂46とTWICEの両者ともに従来の日本的なアイドルの可愛い魅力だけでなく、かっこいいスタイリッシュさも兼ね備えている。そしてクールなだけのグループで近寄りがたいわけではなく、身近な可愛さもある、この2つのバランスが取れている。

そして女性が憧れるかっこよさもあり、男性が可愛いと思う魅力もあり、更に曲自体も良い。

今までメンバーのキャラクターが大事だと思われていたアイドル業界にやはり曲やダンスが大事だという事を改めて示した例が欅坂46とTWICEだと言えそうだ。

これからこのグループがどのような飛躍を遂げるかに注目したい。

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伊藤綾子選んだ二宮和也って見る目無さすぎだろ・・・

人間モテすぎると逆に女性を見る目の判別がつかなくなるのかというぐらい二宮和也が伊藤綾子を選んだことは謎である。元彼女の佐々木希はアンジャッシュ渡部と幸せそうな結婚を選択した一方でどこか哀愁漂うのが嵐の二宮和也だ。

この交際に関しては嵐ファン、俗にいうアラシックからも痛烈な批判を浴びせられており二宮自身としても自信の株を下げる格好になっており何の得もない交際となっている。

相手の伊藤綾子は二宮より3歳上でありニュース番組を降板。それほど美人でもなく作るサラダには黄色が多く、「黄色いサラダが気持ち悪い」と言われるほど料理が下手である。

 

一体二宮和也はなぜ伊藤綾子を選んでしまったのだろうか。

嵐という立場であり交際相手はむしろ選ぶ立場であるはずだ。これまでも様々な女優と浮名を流してきておりモテないというわけではない。むしろ嵐というグループにおいて一番モテるのが二宮のようなタイプだ。私生活が地味で親近感があり男としてのオーラを押さえているために女性は警戒心が弱まり母性本能をくすぐられる。

そのため二宮和也はいわゆるジャニーズファンからの人気が非常に高い。

そしてそれゆえに今回の伊藤綾子という「匂わせ女」との交際もファンから大きな反発を真似ている。

嵐ファンとしては決してて本気で二宮と付き合えるとも思ってないし結婚できるとも思ってないだろう。嵐ファンがいらだちを感じているのは二宮のプロ意識の無さや相手を選ぶ見る目の無さ、そして伊藤綾子が自慢をしてやまないというところだろう。

 

二宮と結婚できるとは思っていないがせめて良い相手と一緒になってほしい、それはどのジャニーズファンも自分が応援するメンバーに対して思う事である。

それゆえにただひたすらにおわせまくり「女に嫌われる女」「女が嫌いなタイプの女」を選んでしまったニノに幻滅をしているのが二宮ファンである。

仮に今回結婚を発表した佐々木希相手ならば半ばファン公認のようになっていたかもしれない。夫を立てて地元秋田からの食事をささやかに取り入れ自分は目立つことをしない。伝わってくるエピソードもとにかく微笑ましく、嫉妬しようとも思わないような仲睦まじい夫婦である。

それに比べて二宮はなぜこんな彼女を選んだのかといぐらいのがっかり感がどうしてもある。相手が相手なだけにどうしても計算高く自己顕示欲の高い女に取り込まれてしまったという感じずにはいられないし、「さっさとわかれてくれ」とファンが思う事は仕方がない。

 

そもそも嵐はこれからSMAPの代役としてジャニーズの主力を担っていくグループでもある。なかなか結婚することは難しいだろう。伊藤綾子本人は絶対二宮と結婚したいと考えているようだが、事務所の方針を考えたときにそれは絶望的だろう。

 

むしろそこにしがみついている伊藤綾子も往生際が悪く、匂わせているのはそれだけ焦っていて余裕がないからともいえるかもしれない。婚期を逃しそうな女性というのは必ず焦り余裕がない。現在36で実質アラフォーの伊藤綾子もそれをわかっているだろう。だから何としても二宮和也をつかみ取らなければならない。

 

ここに嵐ファン、伊藤綾子、二宮和也の攻防が存在する。

二宮本人の結婚願望は不明だが、伊藤側はどんな手段を使ってでも結婚しようともくろんでいるだろう。その面の皮の厚さは見るだけで伝わってくる。醜悪な女の欲望が伊藤綾子の顔には表れている。二宮和也はこの欲望の権化のような女ときっぱり縁を切れるだろうか。しぶとい蛇のようにどこまでも未練を持って追いかけてくるような女が伊藤綾子である。

 

この戦いはある意味伊藤綾子と二宮和也を分かれさせたい嵐ファン、そして後腐れない形で縁を切りたい二宮和也、そして何としてでも玉の輿を逃さまいとする伊藤綾子との戦いでもある。いったこの三角関係がどうなっていくのだろうか、どういった結末を迎えるのか、しばらくはこの関係から目を離せない時が続くだろう。

ポケモンサン&ムーンにおける「自転車廃止」について思う事

最近ポケモン最新作サン&ムーンをちょくちょくやっていて、最近ケンタロスに乗れるようになった。このケンタロスがこれまでの自転車の役割を果たしており、ポケモンに直接乗る形でゲーム内での移動をすることになっている。

そしてこの自転車廃止が賛否両論巻き起こしており「自転車なくなって寂しい」「自転車がないとポケモンじゃない」という意見も多い。昔からのポケモンファンはほぼ反対派で自転車がなくなったことを悲しんでいる人は非常に多い。

自分自身サンムーンで自転車がなくなったと聞いたときまっさきに「ポケモンじゃないだろ」と思ったし、「恒例」というものがなくなってしまうというのは寂しい物でもある。

 

それで実際ケンタロスに乗ってみて思ったのが、楽しいことは間違いないけどやっぱり自転車の方が手軽で移動しやすいなという事。実際やってみて自転車の方がいいことは間違いないと再確認できた。自転車は爽快感のあるその乗り心地だけでなくBGMも魅力で、どの地方のBGMも思い出の残る懐かしいメロディが多い。その雰囲気はまだケンタロスには感じないかなというのが正直な感想になる。

 

ただ同時に「これがアローラ地方なんだな」と思えばそれはそれで受け入れられるともいえる。これはスタンダードではなく、アローラ地方の文化の1つだと思えば違和感がない。サンムーンはいわばハワイ旅行に行くような感覚で普段とは違う場所に行くことがコンセプトともいえる。

夏休みにハワイ旅行に行くという感覚で考えたときにこれらの日常とは違う風景、すなわち今までのポケモンと違う風景というのはアローラらしさとして後から振り返ったときに思い出になるのかもしれない。

 

「アローラではこういう文化なんだな」と受け入れその違いを楽しめば決して悪いものではない。いつもと違う風景をもとめるから旅行に行くわけで「サンムーンではケンタロスに乗ったなぁ」というのが後から懐かしくなるのではないだろうか。

そもそもこのサンムーン自体新作であり懐古が目的のゲームではない。未知のものを楽しむことが新作の意義だとも思うし、アローラではポケモンに乗るという新しい体験を味わうことができる。XYではサイホーンに乗れたけどもそれは限定的だった、しかしサンムーンではどこでもケンタロスに乗るしリザードンで空を飛ぶ。

「ハワイで思う存分いつもと違う事を楽しむ」という事を考えたときこれらの大きな違いはむしろ懐古ファンにとっても魅力になる。また普段とは違う体験をすることで日常が懐かしくもなる。よく海外旅行に行った人が日本に帰ってきて日本食を食べたときが一番楽しかったというけども、まさにサンムーンがあることでこれまでのポケモンも魅力に思えてくる効果もある。

 

またアローラに慣れてくると「ここで自転車乗ったら逆に違和感があるな」とも思うようになる。海外旅行と一緒でそれがその地方の文化なんだなと受け入れることも楽しむための秘訣であり、アローラならではのことをどれだけ素直に楽しめるかがこのゲームの評価を分けるといっても過言ではない。

自分が子供の頃だったら素直に「ケンタロスに乗れるすげええ!」って思っただろうし1つ1つのグラフィックなどにも興奮していたと思う。

子供の頃にハワイ旅行に行くという感覚をどれだけ持てるかが大事だし、それが楽しくなくなったときそれは大人になったという事なのかもしれない。

ポケモンジムが廃止されて島めぐりになったことも「それがアローラのやり方であり文化」ともいえる。

ダイヤモンド・パールまでは実質日本が舞台でどこかで見たような日常光景感があって、それ以降は海外色が強くなってきている。そういう日常のちょっとした旅や、夏休みの冒険感を超えて今は海外旅行になってきているともいえる。

その日常の良さをわかるために海外旅行があるし、逆に日常があるから海外旅行が面白いともいえる。

 

つまりDPまでのポケモンがあるからそれ以降のポケモンとの違いが面白いし、それ以降のポケモンがあるから今振り返ったときにDPまでのポケモンが懐かしくなったりする。

そしてその新作もなんだかんだで懐かしくなるのがポケモンというゲームであるし毎回違う事をやるのもポケモンの良さであり、それぞれの地方の特色が明確に違うから「どの地方が好きか」という話題も盛り上がったりする。

きっと子供がサンムーンをやって大人になって振り返ったときに「アローラ地方の雰囲気よかったよなぁ」と振り返る時が来るはずだとも思う。ヨット乗ったときワクワクしたよなぁとか熱帯感やリゾート感あったよなぁという風に懐かしくなる。

日本のバブル時代のようにハワイ旅行に行けた家庭がどんどんと少なくなってきてる中で、「非日常の体験」「擬似ハワイ旅行」を味わう役割を果たすサンムーンの価値は大きい。今リアルタイムでやってる子供は間違いなくこのゲーム内の旅を10年後評価するだろうし、サンムーンやアローラ地方が一番好きという世代も出てくるに違いない。

 

そういう意味で温暖な地方や自然を旅した感があるホウエン地方と似ているかもしれない。ホウエン地方もそういう温暖な気候や雰囲気が評価されていて、自分自身もRSファンである。

今RSファンが抱いている懐古感情に近い物を今の子供たちは将来サンムーンに対して抱くかもしれない。熱帯の雰囲気はあるし、ケンタロスに乗るという「アローラにしかない文化」もある。賛否両論は大きく分かれる一方でものすごくアローラが好きというファンも今後出てくるだろう。

 

今回のポケモンサンムーンは実験作であると同時に、地方の特色をはっきりさせる意味合いもあったと言えるのではないだろうか。日常=これまでのポケモンとの違いが魅力ともいえる。自転車廃止やポケモンジム廃止のようにこれまでのポケモンらしさは確かになくなっているけども、その違い自体が魅力だと思って楽しむことができればいいゲームと感じるようになるかもしれない。

今まで通りポケモンをやりたいと思ってこのゲームをやると満足はしないが、異国文化感や違いを楽しんだり、違いを味わうことで今までが懐かしくなるという事に楽しみを見出したりすればこのサン&ムーンは楽しめる。そうやってアローラ独特の体験をすることが今作最大の魅力なのではないだろうか。