elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

読書家の事をホクトマツムラにしてしまえばいいんです

ジャニーズ界きっての読書家といえばSixTONESの松村北斗は、加藤シゲアキの次を狙える逸材である。

LINE登録者は最低限、友達も最低限、普段は読書をして過ごす文学男子だ。

SixTONESという先鋭的な(?)集団の中にあって、そのムードと一線を画する男こそまさに松村北斗なのである。

 

北斗沼も中々深い世界らしく、自分もまだ深みまでは知らない物の面白い存在としてSixTONESの中でも特に好きなメンバーだったりする(そもそもストーンズ全体的に好きだけど)

 

発言が不思議なところがあったり、声がセクシーだったり、魅力を上げればキリが無いが、その中でも読書家というのは異色だ。

 

自分がなぜこれほど松村北斗の読書要素に注目しているのかというと、自分自身が最近読書に凝っているからというのが大きい。

現代社会というのは、常にネット空間とつながっていないと不安だという時代になっている。大して意味もない情報をチェックして1日が終わって何をしていたのかなとなる日も多い。

その中で思い切ってパソコンもスマホも消して、テレビも見ず外界と経って、読書をして内省の世界に耽るという時間が気に入っている。

 

自分の場合少し前にためていた本が結構積んだ状態になっていて、もうここ最近何冊も読んでそれを減らしていくというのが楽しみになっている。本によって得た情報というのはどこにも持ち運べるし、思わぬ局面で役に立つことがあるので最高の投資だと言っても過言ではない。

 

いや、真面目に何言うてんねんという感じになってしまうけど、わりと読書おすすめです。今のネット時代だからこそ、静かに読書すると結構見えてくるものがあるというか、疲れが癒される。

一つの本だけずっと見ていればいいというシンプルな目的が決まっているので、ゆっくり時間を過ごすことができるし知識も当然増えていく。一つの事しかしなくていいというのは逆にそこからの広がりが無限大になる。

 

また、読書家=静かで大人しいキャラという構図もちょっと変えていきたいというか、むしろよく喋る人に程読書はおすすめだと思う。

結構トークの引き出しが増えるので、話面白くなりたいなって人は絶対本を読んだほうが良いし、話が面白い人というのは大抵読書の習慣がある。

いろんな方面にアンテナを張って情報収集している人の話は内容があって面白く、読書というのはその中でも特に情報量が多く濃密で実は効率がものすごくいい。

SixTONES松村北斗/衣装グレー黒白・壁寄りかかりジャニーズJr. SHOW合戦

 

だからこそ「読書家=ホクトマツムラ」にしてしまえばいいんですよ。

本読んでる奴いたら、おまえホクトマツムラやなと、そういえばいいんです。そういう風潮にしていけば読書家もかっこええとなって、皆本読むやろと。

某本田圭佑が「プロフェッショナルとはケイスケホンダ」と迷言を残したノリで、しっかり本読んでる人のことをホクトマツムラだと言えばいい。

 

これは何も人に対する褒め言葉でなくとも、自分に対しても使うことができる。

読書してると言いながらも、やっぱりちょっと休みたくなる時とか今日は面倒だから読まなくてもいいんじゃないかと思う時がある。

そういう時に「ちょっとホクトマツムラしようかな」とか「今自分めっちゃホクトマツムラやな」とか言い聞かせれば、読書もはかどる。

そして自分で本や文章を書く場合は「シゲアキカトウ」にすればよくて、まさに今自分はシゲアキカトウをしている状態にある。

文章を読んだり書いたりするという習慣は良い事なので、ジャニーズにもそういうメンバーがいるというのは一つの参考や目標になるかもしれない。

 

その内、松村北斗もシゲアキさん見習って本を出したり、文学雑誌に出たりとかしたら面白そうだし個人的にはジャニーズJr.チャンネルでそういうマニアックな企画とかやったらウケそうだなとかも思う。

 

本読む人の話は面白いという理論でいけば、まさに松村北斗が面白いのは読書のおかげだとも言える。松村北斗自身がその効能を証明しているのだ。

面白くなりたい人、ぜひホクトマツムラする時間を増やしてみてはどうだろうか。

好評につき本田圭佑物語が東京五輪編まで延長決定

もしかしたらワールドカップ後引退するのではないかとさえもささやかれていた本田圭佑の進退は、本人の言葉で決着がついた。

「東京五輪を目指す」

 

現役最後の総仕上げが始まった瞬間だった。

例えるならばゲームをクリアしたと思ったら、おまけでサイドストーリーがあったような嬉しさに近いだろうか、とにかくまだあと2年は「本田圭佑物語」が見れる事になった。

ロシアW杯が終わってからその狂騒も徐々に落ち着いてきた。

自分にとってこの4年間というのはW杯を楽しみにする期間でもあっただけに、終わってからはワールドカップロスのような状態になる思っていた。しかし意外なほどそうはならず、終わりなき日常に戻りつつあった。

 

そんな時に本田圭佑が次なるストーリーを口にし、また前を向き始めたというのは嬉しいサプライズだ。

 

確かにロシアワールドカップではゴールもアシストもした、だけどベルギー戦最後のところでクルトワにFKを止められ心残りのある大会になった。それが本田圭佑の心境かもしれない。

だからこそ負けず嫌いであり、「世界一諦めの悪い男」本田は最後にもう一つやれることは無いかと探した。このままでは終われないと、何かないんかと、そうくどい程自問自答した先に何があったかわかります?

 

東京五輪ですねぇ!

いや、これほど絶好のチャンスないやろと、半世紀ぶりの自国開催、出ないわけにいかないでしょと。メダル獲れば釜本さん超えるチャンスやろと、むしろ金メダル獲れば金メダリストやろと。

 

そもそも本田圭佑にとってオリンピックというのは特別だ。

祖父がかつてカヌーの日本代表として出場したことがあるだけでなく、彼の名が世に知られるきっかけとなったのもまたオリンピックだった。

 

「それはごもっともだけど俺の考えは違った」と当時の監督に造反し、ビッグマウスキャラとして世間に知られた大会でもあり、そして世界との壁にはばまれ大きな挫折を味わった大会だった。その後VVVフェンロに移籍し、欧州でのキャリアをスタートしその後、ワールドカップに通じていくストーリーが始まっていった。

 

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おそらく本田の中で、北京五輪の悔しさのような物は悔しい経験として残っているはずだ。だからこそ負けず嫌いの本田は勝つまであきらめない、「次は勝つ」そうやってくらいついてきた。

 

「五輪に負けたまま終わるわけにいかないでしょ」と本人は思っているのではないだろうか。特に日本だとオリンピックメダリストというのは、スポーツの中でも特別な意味合いがありW杯ともまた違う。

「オリンピック選手」や「メダリスト」という言葉の持つ響きは日本社会の中では格別の価値がある。

 

今回のロシアワールドカップで本田圭佑を見直したという人も多いはずで、やはり本田ここにありと示した。好評につきというのは、本田圭佑に対する世間の評価という意味で、何だかんだで本田が出場すると盛り上がる。

言動という意味でも世間の関心度も高くなるし、そして大舞台にやはり強い。

正直なところ自分はワールドカップ後、本田は引退すると予想していていよいよ本田圭佑を追い続けた日々も終わると覚悟していた。もちろん現役引退後の活動にも興味を持ち続ける予定ではいたが、どこかでピッチ上でボールを追いかける本田がもう見れなくなるという予感はあった。

 

それは稀有に終わり、まだあと2年間現役の本田圭佑を見ることができる、そんなこれまで日常であり続けたことがこれからも続くということが素直に嬉しい。

まだ本田ウォッチング続けますよとね。やっぱりサッカーしてる本田圭佑は輝いているしかっこいい、そして発言もおもろいやろと。

ついでにMAKIHIKAもあと2年ユーチューバーとして食っていけるやろと。

 

移籍先はオーストラリアのメルボルンに決まったようだ。

これは日本と時差が無い事を考慮しての事なのか、それとも代表戦や国際大会への参加を快く許可してくれるという条件があるからなのか、それともサッカー以外の方面でもサポートがあるのかといろいろ想像ができる。

日本から行きやすい国だという事もあってこの2年間の内に実際に観戦しに行くというのは、自分の中で一つの目標になるかもしれない。

少なくとも東京五輪に関しては絶対に見に行きたい。

 

本田圭佑と久保建英というそれぞれの時代を象徴する選手同士の共演というものが見れれば、それは日本サッカー史そのものを目撃したという事を意味する。

もちろんまだ決まったばかりで時期尚早かもしれない、しかしサッカーの世界で2年というのは本当にあっという間に過ぎる。

果たして本田は2年後の東京という舞台にどんな姿で現れるだろうか。

前田敦子結婚に持っていかれた感のある山本彩卒業

時系列的には山本彩の卒業発表が最初で、その直後前田敦子の結婚が公になったという認識でいいのだろうか。

横山由依の投稿を見ると、さや姉卒業の感慨に浸っているときに急に前田敦子の結婚が来て戸惑っているという印象を受ける。

 

QBK風に言うと「急にマエアツの結婚が来たので」という感じで、若干さや姉卒業が持っていかれた感がある。

ただ自分的に言うと、さや姉卒業のほうが衝撃というか大きくて、これからNMB48どうなっていくのかなということを考えていきたい。

例えばSKE48で松井玲奈が卒業したときは、年齢の離れた松井珠理奈がいたり他にもキャラの濃いメンバーが何人かいてグループとしての連帯が保たれた。ファンの忠誠心も高く、なんだかんだでSKE48は戦い続ける余力があった。

 

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しかしNMB48の場合山本彩の後を担っていくような主力メンバーは傍から見れば不在であるかのように思える。かつてNMB48にも有力なメンバーは複数人存在したが、皆もう卒業してしまっている。

さや姉としてはもう数年前から卒業の二文字を考えていたはずだが、そういった状況を見て男気残留ならぬ「姉御肌残留」的なことをしていた。

その言葉は「若いメンバーにこれからを作ってほしい、私がこのタイミングで卒業したほうが起爆剤になる」という彼女の言葉にも現れているように思う。

 

ここ数年間自分がいればもっと新世代のメンバーが育ってくるのではないかと思っていたところ、むしろ自分がいることで頼られてしまっている感があったのではないか。

確かに山本彩の場合、女性からの人気が非常に高く文字通り「さや姉」として頼れるリーダーだったことは間違いない。しかしあまりにも優秀すぎて、本当の意味で「絶対的エース」だった。

前田敦子が絶対的エースだといわれながらも、実は神7だけでなく他の選抜メンバーまでも強力なパーソナリティを兼ね備えていたのとは違う。

余り女性に使われる言葉ではないが、大黒柱のような存在だったさや姉の卒業はその意味で今後のグループの命運を左右しかねない。

 

SKE48には松井珠理奈がいて、HKT48には宮脇咲良がいて、NG48には荻野由佳がいることに対して、NMB48に誰がいるかと言われればさや姉以降、アイコンとなる存在が見つからない。白間美瑠と矢倉楓子がその後のツートップを担うかもしれないと言われたが、やはりいつでもさや姉の大きな背中がそこにはあった。

 

その一方でAKB48という原点である存在も、NMB同様象徴となるメンバーがいない。

先日の総選挙も世間的な注目度を集めておらず、それは前田敦子の存在感の大きさが今になって語られることと無縁ではない。

 

またこういった問題を乃木坂46や欅坂46も抱えているらしく、白石が卒業した後どうするのかとか平手不在の時にワンマングループであることが浮き彫りになったなどと危惧されている。

 

ここから分かるのが、同じ秋元系列のグループであってもタイプの違いがあるという事だ。

初期AKB48と近いのが乃木坂46で、これはつまり「新ジャンルのグループには黎明期(れいめいき)だからこそ個性の強いメンバーが集まる」というタイプだ。大企業になる前のほうが黎明期ゆえに魅力的な人材が集まり、大企業になってからだと画一的に優秀な人材しかやってこなくなる。

これは明治時代の日本陸軍には規格外の人材が集まり、その後官僚型組織に変貌していったことと基本的な構造は共通している。

ブランドが確立されてから憧れてなるような人の中から中々規格外の人材は生まれにくいし、出る杭を打たれる傾向があり組織は最終的に弱体化する。

 

NMB48はその意味で明治維新のように黎明期を支えた人材が既に去っており、ついに象徴とも言える山本彩が今回卒業を発表したという状況に近い。

SKE48は松井玲奈が存在するが、この場合はその黎明期のメンバーがまだこれからも続けられるという状況だ。

そしてNGT48や欅坂46の場合、組織そのものが新しいのでこの黎明期問題とはまだ無縁だ。逆に言えばこれからどれだけ昇って行けるかということが問われている。

 

ここから見えてくるのは「人材育成は組織の持続において最も重要」ということなのではないか。

そのグループや組織がどうなるかわかりもしないときに、勇気をもって入っていくような人というのはやはり何かが違う。逆にその分野が確立されてから憧れて入っていくような人はやはり前者に追い付くことが難しい。

これは前述の日本陸軍が官僚組織になってから転落していったということや、ユーチューバーという言葉がかっこいい響きをもって内容のある職業として定着する以前に、よく分からずもやっていたヒカキンがやっぱり凄いということとも似ている。

 

ただいつまでも黎明期の人材に頼ることはできず、だからこそ育成が重要になってくる。

それをわかっていたのはやはり指原莉乃で、残せるのは結局人だという事を感覚的に理解していた。人材という意味ではHKT48が後発グループの中では一歩リードしているように思う。

山本彩と指原莉乃の違いはそこで、これはどちらが優秀かというよりもタイプの違いだ。

 

つまり山本彩は本人が完全なる天才でありカリスマであった。本人が全てを出来てしまうがゆえに、あまり後発の人材を育てる必要が無かった。むしろ私の背中を見習って技を盗みなさいと言うタイプだったのではないか。

 

逆に指原莉乃は落ちこぼれから始まっているので、落ちこぼれがどうするかというノウハウをわりと自分の中で理論化しており、それを自分以外の人間に伝えることに長けていた。

自分で全てができる天才と、周りを育てなければどうにもならない凡才との違いが底にはある。

山本彩の場合特別なカリスマ性があるので、後発のメンバーは自然とついてくる。しかし指原莉乃のようなタイプだと、後輩からの信頼を得られなければリーダーにはなれない。

もちろん山本彩は努力家であるし、指原莉乃に才能が無いと言っているわけではなく、あくまでタイプとしての違いだ。

 

トップの天才が凄すぎたNMB48と、育成に熱心な人間がトップにいるHKT48の違いを分析してみるとこうして組織運営に必要な物が見えてくる。

また組織自体に魅力と活気があり、黎明期にある場合かつてのAKB48や乃木坂46のように人材は集まる。

しかしそうではないフェーズに入った時、天才型か育成型かの違いが問われる。

スポーツでいえば凄い選手がいた時代は強豪国だったが、その選手がいなくなり弱小国になったというのが前者で、地道な育成が上手く行ったチームは長期に渡り強豪で居続けるということとも似ている。

 

その意味で「天才なき後のNMB48」というチームがどういった命運を辿るかというのは興味深い。絶対的なチームリーダーが去った後、残ったメンバーがこれまでとは一線を画すような時代を作っていけば先代を越えられるだろう。

しかし往々にしてこういった才能は黎明期の人材にしか備わっていない。

だからこそ難しいのだ、沈みゆく船から逃げ出すかその船を懸命に修復しより強固なものとして航海を続けるのか。

人類というのはそういうことを何度も繰り返してきた。

これは人間という生き物が形成する集団の持つ宿命なのかもしれない。

さくらたんが歌うDDU-DU DDU-DUがめちゃかっけぇ件

今年の夏のヒットしてるK-POPソングといえばBLACKPINKの뚜두뚜두は外せないくらいの名曲だ。

 

正直なところ、BLACKPINKは過去の曲が良すぎてもうこれ以上超える曲が無いと思っていたところにDDU-DU DDU-DUが来たってのはヤバい!

 

それぐらいセンセーショナルな曲で、この夏にテンション上げてくれるチューンとして間違いなくオススメできるアガるソングになっている。

 

「뚜두뚜두」は日本語訳すれば「ドゥドゥッ ドゥッドゥ」が音感的に近いと思うし、実際にそう本家のBLACKPINKも歌っている。正式な翻訳名称は分からないけど、とにかくサビの部分でメロディーに合わせて「ドゥドゥッ ドゥッドゥ」と歌えば音楽になる、それが音楽の原点だと感じさせられる。

 

まるでライトノベルのような長いタイトルのように、今の世の中まどろっこしい曲名が増えたり、作詞家のメッセージが冗長に込められたポップミュージックが乱造されている。

しかし考えてみれば歌詞のついて深く考えるよりも、音楽のメロディやテンポとして楽しむことのほうが本来の現代ミュージックだったのではないか。あまりにも日本人は歌詞的な情緒性を重視しすぎた結果として、閉鎖的な音楽業界を構成してしまった。

 

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BLACKPINKの뚜두뚜두は人間本来の音楽的感性の発露と言える曲であり、難しい歌詞の考察など必要はない。

 

とにかく盛り上がって楽しい!その一点に集約されており、アガる夏のヒットチューンだ。

そのDDU-DU DDU-DUを韓国の歌番組で「미야와키 사쿠라 」として披露したのがPRODUCE48で韓国デビューを果たした「宮脇咲良」だ。

 

率直な感想を言えば「さくらたん、かっこよくなりすぎだろ!笑」という感じで、気持ち悪い言い方をすればまるで親戚の女の子がめっちゃ出世したような感覚に似ている。

宮脇咲良といえば、昔は「さくらたん」と言われていてメンバーにもファンにも可愛がられていた。

 

元々はそういった1人の若手アイドルでHKT48でも最初はツートップとして必ずしもエースではない中から、指原莉乃からノウハウを受け継ぎ今に至る。

それが今やこうして韓国のK-POP業界に挑戦して、世界に打って出るアイドルとなり知名度を上げている。

さくらたん

一見するとPRODUCE48の企画で韓国で知られ始めたという印象を受けるが、実はそれ以前から韓国のアイドル界隈で宮脇咲良は知られていた。

どういうことかといと、例えば韓国のオタが「アイドルファンの故郷を旅する」みたいな企画でちょくちょく韓国の江原道や中国、台湾と並んで宮脇咲良の出身地である鹿児島が取り上げられているのを見かけたことがある。

九州と言えばかつては指原莉乃や柏木由紀、橋本環奈の故郷として知られていた時代から、今では「宮脇咲良の出身地」として知られる時代になっている。

 

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その意味で、以前から一部の日本アイドル事情に詳しい海外ファンから知られていた「さくらたん」こと宮脇咲良が今夏最大のキラーチューンを披露したことには大きな意味合いやインフルエンサーのような意味合いがあるように思う。

現に再生数は非常に多く、これまで韓国のK-POPに興味が無かった層をも取り入れている。

 

ちなみにその本家とも言えるBLACKPINKのパフォーマンスだが、今時の若い女性層が惹かれそれが「ガールクラッシュ」として受け入れられるようになっている。まさに、さくらたん自身がこういった華やかな世界に何かしらの感性を刺激するインスピレーションを受けたのかもしれない。

 

とにかく、このBLACKPINKのDDU-DU DDU-DUは半端無いと、そしてそれを韓国の歌番組で披露させてもらった宮脇咲良も中々半端無いと。

確かワールドカップでブレイクした大迫勇也の出身地も鹿児島だった気がする。

だとすれば今言うしかないでしょ、「さくらたん半端ないって!めっちゃ韓国の歌番組でかっこええやん!」と。

中島健人さん、密かに韓国で人気を伸ばし始める

韓国のアイドルに面白い人がいるというのが日本で話題になるパターンの逆で、今着実に韓国で知名度を上げてきている日本のアイドルがいる。

 

その名は中島健人、Sexy Zoneのセクシー王子(?)担当で日本人ですら彼のキャラに戸惑いを隠せない。

そんなぶっ飛んだというかアイドル要素に振り切ったキャラが海外で一番ウケている国が、お隣韓国なのだ。

韓国で人気がある日本のタレントといえば、坂口健太郎が既にSNS上でバズッっているらしいけれど、ケンティーもその後を追うかもしれない。

 

ジャニーズが公式に海外進出を積極的にやっているわけではないので、まだそこまで大々的な人気があるというわけではないが、着実に知っている人が韓国にも出てきているなという印象を感じる。

例えば日本のバラエティ番組に出演した回が、韓国語の字幕を乗せて動画サイトやSNSで広まっていたり、韓国語のホームページなどで紹介されていたりする。

 

最初自分はそのような動画は日本のジャニオタが再生しているだけなのだと思っていたが、意外なほど韓国語のコメントも多く、日本人のコメントと入り混じったようなカオスな状態になっていて面白い。SNSでもハングルで語っている人が多く、「謎の面白イケメン」としてちょっとウケ始めているのは日本の傾向と似ているかもしれない。

中島健人を見たときの「なんだこの人は?」という何とも言えない衝撃は海の向こうでも共通しているようだ。

 

思うに中島健人が韓国で少しずつ人気を伸ばしている理由は、単純に若手ジャニーズで中島健人を含めて数人の有名メンバーくらいしか情報が伝わっていないという事情があるのではないか。

日本でも韓国のアイドルで知られているメンバーは例えば防弾少年団のテテやジンのように限られている。

国内と海外では伝わる情報量が違うので、有名メンバーが入口になるケースは多い。

 

また言葉や文化が分からなくとも、容姿の好みが近かったり、キャラが分かりやすい場合は海外でも人気になる傾向がある。

 

まして中島健人の場合、韓流の影響を受けているようなところがあるので「指ハート」などは韓国人ファンからすると「日本のアイドルが使ってる!」と嬉しくなるのかもしれない。これは韓国のアイドルが日本のアニメや漫画が好きだった時、こちらからすると嬉しいのと似ている。

 

グループの人気を考えた時、わかりやすいキャラはやはり大事で、日本のジャニーズはその点でアイドル文化が非常に発展している。こういったキャラの面白さが海外にも伝わる時代になれば、より人気は広まっていくように思う。

 

またシンプルに中島健人の容姿自体がかっこよく、世界に通じるという事情もある。

面白かったのが韓国のアイドルオタクのツイッターアカウントがあって、その人はSEVENTEENのSCOUPSのファンだったのだが、そのタイムラインにちょくちょく中島健人が登場していたというのを見かけた。

言われてみれば確かにエスクプスと雰囲気が似ていて、似た傾向の顔でファンになる人も多いようだ。

 

それでいえば日本人も、韓国のアイドルにどこかで見たことがあるそっくりさんを見つけて好きになることが多い。なんだかんだで感性が似ているというか、結局一番の理解者が隣国だという何とも言えない縁がある。

TWICEを一番理解したのは日本人だし、欧米では受けないワンピースやガンダムが最も人気がある国の一つが韓国だ。

 

まぁとにかく、中島健人の面白さというのはネット時代によって噂として海外に広まるようになっていて、こういった例は今後ジャニーズの展開としても参考になるかもしれない。最近ではジャニーズWESTが台湾ツアーをするという話もあるらしく、こういったワールドワイドなことは歓迎したい。

 

韓国では現在、自国のエンタメが発展して現地のアイドルが主流で、昔ほど日本文化が最先端でスタイリッシュなものとして扱われているわけではない。

しかしネットやSNSによって情報がすぐに海を越えて行きかうようになって、かつてとは違う流行り方をするような時代になって来ている。

日本における韓流もテレビというよりもネットが主流になっている。

そしてそれと同じように、日本のものが秘かに韓国で流行るケースは多い。

例えば韓国人の間でドンキホーテは行ってみたい観光地としてなぜか人気だったり、こんにゃくゼリー、ほろよい、いろはすのモモ味などのアイテムが日本旅行動画で取り上げられたことをきっかけに流行るという現象が起きた。

 

TWICEが日本人にとって可愛く見えたり、メイクに使う手持ち鏡が便利だったりするように、もちろんその逆もある。

坂口健太郎や中島健人、そしてドンキホーテの例を見ても、韓国人から見ると新鮮だったり、感性が近いからこそ分かりやすかったりすることがある。

こういう文化交流の価値がもう一度再評価されるような時代になっているのかもしれない。