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elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

チェスほどかっこいいボードゲームって存在するの?

チェスってほんとかっこいいよなぁ。そのかっこよさに憧れるのはべたもベタだけど誰しも一度はこの競技のかっこよさに憧れるんじゃないかな。

でもかっこいいと思ってからルールまで真剣に調べようと思う人は少ない印象。どこか難しいというイメージがもしかしたらあるのかもしれないし周りにやっている人もあまりいない。日本でオンライン対戦が盛り上がることもなく話題になることもない。

将棋の場合周りに将棋をしている人がちょくちょくいたり将棋まとめサイトなども盛り上がっているし掲示板でも議論される。雑誌もあるしテレビ放送もある。

 

それにくらべると日本におけるチェスの立場は悲惨。トップの日本チェス協会は腐敗しておりほとんど話題にもされず語る人もいない、そして日本のサイトもそれほど充実していない。日本におけるチェスの正しい使い方はキャラクターをかっこよく見せる小道具である。ルルーシュがチェスをしているシーンは非常に有名だ。高校生がチェスの代打ちで小遣いを稼いで劣勢から圧勝する。

あのシーンほど厨二病なシーンもない。いわばチェスという物はそういう厨二な感性を惹きつける物なのだ。そして自分自身も本当はそこからハマったクチである。

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しかし実際にルールを調べてみると本当に面白い。ボードゲームってこんなにも面白い事なのかと。実際コードギアスを始めさまざまなドラマやアニメでチェスを見かけてかっこいいと思ってルールを覚える人がどれだけいるだろうか。ほとんどの人がなんとなくかっこいいと思って調べることまではしないかもしれない。

でも調べてみると本当に奥が深いしチェスの歴史も古い。

チェスはロシアが伝統的に強く特にソ連時代は国家の威信をかけてチェスの教育をしていた。そういうエリート教育の雰囲気もかっこいいし共産主義陣営ではチェスがプロパガンダの手段の1つだった。実際ロシアだけでなく中国もチェスが盛んだし、ブルガリア出身のチャンピオンもかつてはいた。ブルガリアは昔社会主義国だったのだ。

 

その社会主義勢力にアメリカの希望と誇りをかけて挑んだのがアメリカが生んだ天才ボビー・フィッシャー。奇天烈な行動をするがその才能はまさに天才。一時世間から姿をくらましひきこもり生活のようなことをしていたがその潜伏期間、独学でチェスを研究しチャンピオンになる。そういった破天荒なエピソードも含めてかっこいい。また新しいチェスのルールを考案したことでも有名。

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とにかくチェスというのはそういう真の天才が最強の頭脳を競い合っている。そこにとてつもないかっこよさがある。貴族の娯楽というイメージよりもやはり心理戦、頭脳戦、マインドゲームのようなところがチェスの最大のかっこよさ。頭脳に自信がある人にはぜひやってほしい競技。

数学とチェスは美しい。そうチェスは美しいのだ。そこに完全な合理性があると同時に、真の天才にしか見つけることのできない神秘もある。そしてその未知の世界を天才たちが研究してチェスの歴史は作られてきた。

カパブランカカスパロフボビー・フィッシャー、クラムニク、カールセン、綺羅星のごとく存在する各国のスターたち。ある意味人間の最も優れた部位を使って勝負する競技でありもっとも人間の美しさが現れる競技かもしれない。陸上競技はほとんどの動物に負ける。人間は猫にも勝てない。

しかし頭脳という競技は人類が最強。その最強の人類の中でも更に高度な頭脳を持った天才たちが覇を競い合う。その世界観ほどかっこいい物はない。究極の頭脳対戦がその世界にはある。そして天才たちの戦いの末にたどり着くチェスの境地、それは今もまだ解明され切っていない。人類はこの競技と共にこれからも歩み続けるだろう。

100年後もきっと存在するはずだ。そのときチェスがたどり着く答えとは一体何なのか。仮に完全に解明され切ったとしてもコンピュータ無しで人間の力だけでやるというスタイルは受け継がれるはずだ。それほどこの競技は美しいのだから。