elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

IS3というソ連の重戦車について語る

IS3とはソビエト連邦第二次世界大戦時に生産した重戦車

その性能は第二次世界大戦トップクラスとも言われ大戦中ソ連重戦車の極致と言っても過言ではない。

まず名前がヨシフ・スターリン重戦車みたいな言い方もされてかっこいい。

呼び方的にはロシア語のキリル文字ではИС3で、ИはIにあたる文字だからIS3でも問題ないし、スターリンの英語表記がJoseph StalinなのでJS3でも問題ない。

ガチ厨二病ヒトラーティーガーパンター、エレファント

総統はちょっと厨二すぎる

逆に書記長は自分の名前付けちゃう

でも実際はそのスターリンというのが本名ではなく自称の「鋼鉄の人」ってのを見るとやっぱりこの人も厨二病だった。結局WW2の各国指導者が厨二ばっかなんだよなぁ。キャラが濃い人が多い。それも含めてこの大戦は面白い。

とにかくスターリン重戦車はかっこいい

自分が最初この戦車を知ったのはプラモデルだと思う。自分のお小遣いじゃせいぜいしょぼいラジコンみたいな奴しか買えないのよ。そこに燦然と輝いていたのがこのスターリン重戦車。タミヤで大きな箱でちゃんとしたキットでおおかっけぇ!と思ったのが懐かしい。

そして軍事にはまって調べていくうちにIS3というのを知った。最初はティーガーが好きだったけどそのティーガーに対抗するためにこういう重戦車シリーズを開発していった経緯も面白い。その中でもIS3は別格でかっこいい。結局大戦が終わってしまって独ソ戦の実戦投入には間に合わなかったけど、こういう大戦末期に出てきた感が大好き。

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ビジュアルでいえばやっぱり前面の傾斜装甲。このシュッっとしてる感がかっこいいのと、砲塔が車体の中央ではなく前部にあるところ。そしてその砲塔が正面から見たら平べったいのでなんか蛇のコブラに見えなくもない。

そしてIS3といえばWOT

戦車ファンの間では有名なオンラインゲームだけどもそこでIS3使ってなおさら好きになった。開発は大変だったけどやっぱり使ってて楽しいし強い。ティーガー撃破したときは第二次大戦にもし間に合っていたら感があって楽しいし、中戦車とか相手に強力な砲を撃つのも楽しい。ただ次の発射にはかなり時間がかかる。

とにかくWOTはグラフィックがかなりクオリティ高いのでIS3持ってる所有欲みたいなのは凄く満たせる。WOTでいえばIS7もかっこいい。ISシリーズは3か7が個人的には好き。あとやっぱいつかプラモのほうでも作りたいなぁ。中学時代はパチ組で塗装もしてなかったけど一回本格的に作ってみたい。

後思うのが最近の戦車はつまらなくなった。なんでもMBTMBT。そんなMBTが好きかと小一時間問い詰めたいですよ。MBT48かよってぐらいに何でも主力戦車で解決。

昔の戦車の方が個性があった。

中戦車がいるから重戦車の迫力もあるし、駆逐戦車のようなトリッキーな存在もかっこいい。WW2ってのはそういういろんな個性や浪漫があって面白い時代だった。中央アジアの教育を受けてない農村の人間を徴兵してそれでも彼らが操作できるぐらいに簡素化されたT34があってそれで大群で攻めていく。そんなバグラチオン作戦みたいなのってもうないんだろうなぁ。

もう今は少数の高性能主力戦車を開発して専門教育を受けたエリート軍人だけで済ませてしまう。いろんなコンテンツが細分化して少数のエリートファンや本当に好きな人だけで盛り上がってる感じに近い。昔は大量のにわかがいっぱいいたからそのコンテンツが盛り上がってた。

それと同じでもう今にわか戦車っていないんだよね。皆ある程度高水準のファンばかり。T34みたいなにわか戦車もいればISシリーズのような強い重戦車もいたりするっていう多様性がなくなりなんでもかんでもMBTよ。コンテンツもガチ勢とか本当に好きな人しか残らない。

第二次世界大戦がある意味最大に浪漫あった戦車戦。あんな浪漫ある陸戦ってもうないんだろうね。せいぜい中東戦争が面白かったぐらいかな。

そもそももう戦闘ヘリにも勝てないし、対戦車兵器が発達しすぎて昔ほど戦車の優位性や大正義感がなくなってる。軍事パレードで堂々と戦車が走ってるのはカッコいいけども昔ほど強くもない。戦車が一番輝くのは軍事パレードの時だっていうのも皮肉。

陸軍の華としてやっぱり戦車はこれからも残っていってほしいなぁと思う。