ピクシブで初音ミクを描くことについての疑問
ピクシブでよく言われることはとりあえず初音ミク描けばいいということ。そこに対する賛否両論も含めて色々な意見がある。ある意味でミクさんはオタク文化の象徴でもあるしピクシブでもよく見かける存在。
それゆえにとりあえず描いておけば最低限の閲覧数があるし需要もあるので知名度アップのために描く人も多い。それと同時に「初音ミクに魂を売った絵師」という言い方がされることもある。実際に自分もピクシブにイラストを投稿していてやはり閲覧数や注目は欲しいし有名なものを書きたいという感情も理解できる。実際自分が普段描いているジャンルはそれほど需要がないことが多い。それ故にピクシブで人気ジャンルがうらやましくなるしそれを描きたくもなる。
しかし自分は「拘ったものや本当に好きなものを描く」VS「知名度向上のために有名ジャンルを描く」という構図で初音ミクに疑問を抱いてるわけじゃなくて、初音ミクってそれほど効果があるのかちょっと最近疑問に思っている。
結局普段描かないのに１回、２回書いたところで見てくれた人はファンとして残らないし逆に今まで見てた人もこの人ミク描いて知名度上げようとしているなという風に萎えるんじゃないかなとも思う。
更に言えば需要もあると同時に供給も多すぎてそれほど効率がいいのかどうかはわからない部分がある。凄く良い絵なら効果は大きいけどクオリティが低い初音ミクのイラストを描いても埋もれるだけなんじゃないかなと。
そういう意味で最近、超有名ジャンルを描いて知名度を上げようという考えよりもその次くらいに有名なものを描いたほうがいいんじゃないかなという思い始めてる。
結局初音ミクみたいな超有名系は供給が多くすぐ流される
それにみんなそれで閲覧数あげることを狙ってるから非常にレベルが高くなってしまう。一瞬見られていいと思われても、他に供給がありすぎるので良いと思ってくれた人もすぐに他の絵にうつってしまう。初音ミクで検索してる人はミクさんが見たいわけで他の絵にはそれほど興味ない。その中で何人かだけが普段の他の絵に興味を持ってくれるという目論見であれば最初から見てほしいジャンルの絵を描いたほうが結局いいんじゃないかなと思ったりする。
また超有名どころというよりも自分が好きなちょっと有名な作品でかなり個性のあることをやったほうがいいのかなと思っている。初音ミク、艦これ、東方の三大よりはその次や、その次の次くらいに来るジャンルが狙い目。狙い目っていうとなんかガツガツした印象になるけど単純に初音ミク描けばいいというよりは、その次くらいのものの方が案外よい傾向があると思う。供給もそれほど多過ぎず、かといって需要があるという絶妙なバランスのジャンルを見つければよいかもしれない。
結局イラストというのも綺麗ごとだけじゃやっていられないわけである程度そういう戦略を立てる必要はある。好きな事だけやってて注目される人はほんの一握りの才能の持ち主なわけでそういうマーケティングも現実としては大事。
とは言いながらも自分は初音ミク描いたことないしこの辺の比較は完全に個人的な予想。その時一瞬閲覧数が多くあっても、結局閲覧者として残らないよりはちょっと有名くらいの好きな作品でずっと見てくれるようなものの方がいい。
例えばガンダム、ポケモンとか、アイドルマスター、イナズマイレブンとか戦国無双、ファイナルファンタジーとか、けいおん！、ラブライブ！とか、この辺りで同じ作品を長期的にやることのほうが遠回りに思えて本当は近道。
それに初音ミクはガチでトップレベルの人が何人も描いていてレベルが高い上に供給が多くすぐ流される。それよりはちょっと人気くらいの作品で長期的に一番最初のページにあってじわじわと閲覧数を上げていったほうがいいと思う。
どうしても人間というのは即効性を期待してしまうけどピクシブは即効性を考えず長期的にじわじわ来るという考えが一番大事だと思う。その時一瞬めちゃくちゃ閲覧数が増えるけど供給が多くすぐ流されるものはすごく効果があるように見えるけど、結局最終的には一緒くらいなことがほとんどな気がする。実際人気ジャンル描いたところでほとんどフォロワーの増加に関係なかったという経験が自分にはある。
とにかく即効性を考えずじっくりやるというのはピクシブやってる人ならきっと役に立つ考え方だと自分は考えている。
