elken’s blog

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本田圭佑は日本代表に復帰しロシアW杯に行けるだろうか

メキシコリーグに移籍してからというものの本田圭佑が徐々に復調しつつある。

ACミラン時代の悲壮感漂う苦闘を3年半も見ていただけに、憑き物がとれたように活き活きと活躍している本田圭佑を見ることはファンにとっても嬉しい。

最初パチューカに移籍すると決まったときはなぜメキシコなのかと度胆を抜かれたが、今ではその選択が間違っていなかったと理解できる。

 

とにかくまずは楽しそうにサッカーができている姿が喜ばしい事の一つであり、そして選手としても徐々に調子を取り戻していることが更なるサプライズだと言える。

メキシコシティという高地に本拠地を置くクラブに所属していることで心肺機能が上がっているという説が本当なのかはわからないが、90分間走れるようになって来ておりゴールやアシストも量産し始めている。

 

本人いわく「ドリブルの向上に取り組んでいる」らしく、中央突破やカウンターで豪快に決める姿はVVVフェンロ時代を彷彿とさせる。本来の本田圭佑というのはパワフルで、外国人相手にも競り負けないところに魅力があるはずだった。

ACミラン時代はリーグのレベルの差はあるものの、何より精神的に辛そうな時期だったことを覚えている。あまりにも気負い過ぎて、更にどこからも批判され見方がいないような状態にあった。

 

今はメキシコという大らで陽気な国に住んでいることで、本来の本田圭佑の良さを発揮できている印象を受ける。チームメイトにも慕われておりやりたいサッカーが徐々にできつつある。

本田圭佑

そうなってくると当然代表復帰も視野に入ってくる。

日本がロシア行の切符を手に入れた夏の終わりのオーストラリア戦で外されてから代表から遠ざかっているが、ここにきてやはり本戦を見据えると本田の力が必要だと感じることが増えている。

仮に全盛期のトップフォームを取り戻せることができれば依然として日本人サッカー選手最高峰の実力者であり、国際経験が豊富な選手でもある。

 

起用方法については1人の選手として以上に影響力がある選手なので特有の難しさが存在する。危惧されているのはやはり造反のようなもの北京五輪の時に「それはごもっともだが俺の考えは違った」という言葉を残している。

更にザックジャパン時代はほぼチームを自分の物に作り替えるようなことをしており、監督に匹敵する権力を確保していた時期もある。

そういう時代を知る人々は「もう本田は御免だ」と思っているだろう。

 

しかし岡田武史が指揮官だった時代は比較的忠実だったこともあり、現在の代表指揮官ハリルホジッチも強権的な指揮官なのでかつてほど増長することは無いと思われる。

更に純粋に戦力としても必要であり、攻撃力や得点力、そしてゲームの構成力では優れた能力がある。

 

例えば大迫勇也の得点力が不安視される場合、ワントップでの起用は一つのオプションになる。現代表でのファーストチョイスは間違いなく大迫勇也だが、何らかの問題が発生すればワントップ本田圭佑も一つの選択肢にはいるだろう。

南アフリカの時の岡田ジャパン方式の再現という意味では本田ワントップは縁起が良い代名詞の一つだ。

 

本田が一時新しい道として究めようとしていたインサイドハーフはどうだろうか。

井手口陽介、山口蛍、長谷部誠のトライアングルは現状最適解のように思えるが、かつての遠藤保仁のようなゲームメイク能力を期待するならばこれもまた選択肢の一つになる。ただしあまり攻撃的になりすぎる場合は他の選手に負担がかかり守備が崩壊するリスクも考えなければならない。低い位置に徹する、すなわちザッケローニ時代初期のような2.5列目のようなポジションに専念するならばむしろ今最も日本代表に必要な選手の一人でもある。

もう一度本田トップ下の時代に戻ることは時代に逆行することのように感じるが、最近の本田圭佑を見ているとその必要性を再確認することが多い。

 

現実的に一番可能性が高いのはやはり右サイドハーフのポジションになる。

この位置の選手が現在得点力不足に陥っており、本田圭佑の迫力の様な物が恋しくなる時はある。

アギーレジャパン時代の右サイドハーフでの起用は今もベストな起用法の一つだったと自分は思っている。またACミラン時代でもコンディションが良い時はASローマに通用したり、ミハイロビッチ時代とインザーギ時代の一時はセリエAのレベルにある事を証明していた。

左利きのサイドハーフと左利きらしいプレーをする事には定評があるため「逆足ウィング」を好む監督なら間違いなく選ばれているだろう。

しかしハリルホジッチは利き足ウィングを好む、あるいは逆足ウィングに拘りが無いように見える監督だ。

久保裕也は現状サイドでの突破力や得点力といった本領を発揮することができていないが、右足からのパスやクロスには可能性を感じさせる。また浅野琢磨の縦に向かう意識や裏に突破しようとする意識はハリル好みのプレースタイルだ。

 

しばらく代表から遠ざかっているため、どこかのタイミングで日本代表の復帰する機会があればハリルホジッチ監督も考え方を変えるかもしれない。

実際に本田圭佑が本当に代表レベルのコンディションを取り戻しているかどうかはやはり実践してみなければわからないのも事実だ。過去には本田圭佑への信頼を口にもしているため、監督からの信頼という意味では決して悲観することは無いはずだ。

ただしチャンスはそれほど多くは無いだろう、本当にロシアワールドカップまでラスト数回あるかないかどうかになる。

W杯本戦でのスタメン起用となるならば更にハードルは高くなる。

「最後のワールドカップ」と公言するその大会までの時間はそれほど多くは残されていない。

それでもこれまで少ないチャンスをつかみ取ってきた本田圭佑ならば何かしらのサプライズを起こしてくれるに違いない、これまでの本田圭佑という選手のキャリアを振り返るとそんな気がしてくる。

 

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