elken’s blog

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FCバルセロナ相手にアトレティコ・マドリードの守備は通用しない

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リーガ・エスパニョーラではどこもバルサと戦う時には割り切った戦い方をする

リーガ三強の一角とも言われるアトレティコ・マドリードでさえホームですらわりきって戦う。

とにかく守って粘って90分で2,3回チャンスがやってくればいい、そこで決めきれば勝ち、というような戦い方をする。

チャビさん風に言えば「アンチフットボール

特にアトレティコアンチフットボールの中のアンチフットボール

白と赤の縦じまユニフォームを着た集団は塩試合製造機であり並のクラブはこの守備的戦術に苦しめられる。

現代サッカーで最も強固な守備を持つのはアトレティコだと言える。

軍隊のように統制のとれたサッカー

レアル・マドリードでさえ打ち勝つことができない。

しかしバルセロナとメッシはその守備を何度も打ち砕いた。

ドリブルで翻弄し、パスで翻弄し、最後はシュート

こうもあっさり崩してしまう物なのかと。

まさに神だからなせる技であった

アルゼンチン出身の神は彼らが必死に鍛え上げた守備をもてあそんだ。

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そしてこの試合、やはりメッシは中央がいいというのを確信した。

中央でプレーするメッシはこれほどにまで素晴らしい。

中央の密集地帯はメッシの庭だ。

そしてそれはメッシだけが快適に過ごすことのできる場所。

メッシが中央の密集地帯ですることは唯一無二の所業でありこれほどガチガチの密集地帯でドリブルをできる選手は他には存在しない。

まさに人間には誰もできない。メッシという神だからこそできる。

一方右サイドからの突破は左利きの似たような選手を連れてくればできる。

たとえばダビド・シルバディ・マリアは間違いなくバルサの右サイドにフィットする。

わざわざ他の選手でもできる右サイドにメッシを使ってしまうよりは

中央の密集地帯で誰にもできないことをさせたほうがいい。

バルサのサッカーには中央を崩すという理念がある。

そこで違いをもたらすことができるのはメッシのみ。

高度な中央の崩しをするならばメッシは中央にいたほうがいい。

グアルディオラ時代は「バルサの9番はスペース」だった。

ゼロトップでメッシが中央中心に自由自在にいた。あの頃は美しいサッカーをしていた。

もちろん今も素晴らしいが、試合中メッシが中央にやってきたときに見せるプレーを見るとあの頃が懐かしくなる。

 

ただ現状、スアレスという素晴らしいフォワードがいるので中央は彼に任せるのもいいアイデア

それに右サイドのメッシは国王杯決勝アスレティック・ビルバオ戦や昔のヘタフェ戦でみせたようなゴールもする。

正直メッシが2人欲しい。しかし神様を2人求めるのは不可能な願いではある

ハリロビッチがもう少し早く生まれて大成していたら

かつてロナウジーニョとメッシが共演したようメッシ中央、クロアチアの至宝ハリロビッチ右サイドが可能だった。

現状スポルティング・ヒホンで武者修行している状態であり、かつてのメッシのように10代の頃からトップチームで快進撃を始めるレベルにはない。

 

とにかく中央の密集地帯でのドリブルに関しては異次元そのものである。

今回のアトレティコ戦ではかつての輝きを目撃することができた。

本当に素晴らしい試合だった。

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