Real FaceといえばKAT-TUNのデビュー曲であり、KAT-TUNの象徴的な曲でもある。
自分自身ジャニーズの曲の中でも特にこの曲が好きで、かっこよさという基準ならばジャニーズ屈指の名曲なのではないだろうか。
デビュー当時は本当によく流れていたし世間的なブームにもなっていた。「すごいグループが出てきたな」という迫力があり、自分自身もその時にジャニーズに興味を持ったし初めて憧れたのがこの曲やKAT-TUNだった。
この曲はまさにギラギラした曲でありKAT-TUNを象徴していたし、男性もかっこいいと思うような凄さがあった。KAT-TUNの勢いが伝わってくる曲であの当時のリアルタイムでのブームは本当に凄かった。
赤西仁か亀梨和也といえば誰もが話題にしたし、もちろん他のメンバーもかっこよかった。俗にいうロクーンの6人時代の時の迫力やギラギラ感はこれまでのジャニーズとは異色で圧倒的な迫力を兼ね備えていた。
「夢を語る振りしてればなんか大人になれる気がして舌打ちをした」の後に実際に舌打ちをするパフォーマンスなどはアイドルの概念を変えるようなかっこよさがあり、その衝撃に魅了されたことを覚えている。
それゆえに今でもこの曲を聞くとテンションが上がってくるし、何度もこの曲を聞いたことが懐かしい。そして今でももちろん聞くし、当時の映像を見るとKAT-TUNって大人っぽいなぁと今のジュニアと比較して思ったりもする。デビュー当時の年齢を調べると驚くぐらい全員が若い。
特に赤西仁は年齢が信じられない程の色気がありセクシーでもある。あのロングコートっぽい衣装はこれぞボス感があり、リーダー格やエース格という雰囲気がある。当時の亀梨も金髪のロンゲでかなりトガっていて、憧れつつもリアルでは絡まれたくないという凄さがあった。ジャニーズjr最強の6人が集まったと位ぐらい別格で集まると特にその集団のオーラは凄かった。ガチでかっこよかったし、ガチで怖かった。怖いほどの迫力があったことは間違いない。
ちなみに自分は上田竜也も好きで、中世的ないでたちに加えて長髪の姿がかっこいいなと思ったし、このKAT-TUNの中でなれるなら上田ポジションいいなぁと思いながら見てもいた。
この時代の勢いを象徴することとして当時の人気番組「はねるのとびら」で「田中の髪は短い坊主」と歌う秋山森乃進のコーナーがあったということ。当時の人気番組でジャニーズが出演してもいないのにその曲が歌われるというのが流行の象徴だった。
なぜか田中聖の髪型を褒める曲で、自分自身そのコーナーが毎回楽しみだったし、むしろそのコーナーだけ見ることも多かった。未だにその歌を覚えている人も多いし、KAT-TUNの話題になると必ず「田中の髪は短い坊主」という書き込みが合ったりもする。
実際田中の坊主は男子から見ても好感度が高く、不良グループというコンセプトの中にあえて坊主がいるというところがかっこよかったし、坊主もかっこいいなと思うような魅力があった。全員が長髪だったら多すぎるけど、田中が一人坊主なことは味があったなと今も思う。
当時の田中もそれをネタにするシーンがあったり、今思えば坊主の田中ってよかったなぁと思うし、むしろ田中は坊主キャラ究めてたら男性人気凄いことになっていたんじゃないかと思わなくもない。
とにかく全員がギラギラした雰囲気がありかっこよかったことは間違いない。
「ギリギリで生きていたい」と「田中の髪は短い坊主」というフレーズがジャニーズファン以外でも知ってるレベルでKAT-TUNが流行っていたし、時代の象徴だったともいえる。
ただ皮肉なことにメンバーがデビュー曲に忠実で「ここを今飛び出していこう」という歌詞通り次々と脱退していったことも事実であり「不良っぽいグループ」を目指していたら本当に不良のグループだったというのもある意味KAT-TUNらしさでもある。
そういう意味で二度と戻れないあの頃の象徴であり、時代を彩っていた曲もである。実際今ジャニーズの新グループのデビュー曲がリアルフェイスほど流行するかといったらの可能性は低いだろうし、10年後も語られるほどのデビュー曲を持つジャニーズのグループはそれほど多くない。そういう意味でまさに伝説であり、これからもReal Faceという曲は語り継がれていくだろう。