エアガン、サバゲーとかいう完全なるブルジョワ趣味
久しぶりにエアガンについて調べたけどやっぱりエアガンって面白いしかっこいいなと思った。
東京マルイは相変わらずいい製品を作っているし、もう少しお金に余裕ができたらウェスタンアームズ製にも手を出したい。
WAはもうエアガンファンの間では雲の上の存在と言っても過言ではないぐらいの憧れ。ウェスタンアームズといえばもうエアガン界でいえば上級者向けの高級品。
リサクルショップで中古のM92Fを触れた時は本当に感動したし東京マルイのエアコッキングガンとは比べ物にならない重圧感があった。
実銃なのかと思うぐらいにガチャリガチャリという音が凄かった。さすがヘビーウェイト製のガスブローバックだなと、当時エアコキしか持っていない自分は感じた。
実際ガスブローバックで動いたらさらに凄い。
一回コルトパイソンと、東京マルイのハイキャパのガスブローバックを撃ったことがあるけどそれでもWA程の感動はなかった。
ウエスタンアームズはそれぐらい憧れの高級品。
今欲しいのはお座敷シューター用のM1934
しかしこれは定価で3万5000円もする。
こんな小さい銃がこの値段。もちろんWAの質を考えれば妥当な値段だけどPSVITAとかよりも高い。しかしそれだけの価値があるぐらい実銃感がある、ただのエアガンと甘く見てはいけないほどのクオリティだ。
この手の銃はお座敷シューター用として数丁持っていれば楽しそう。
ストレスがたまったときとかちょっとイラッとしたときに室内ですぐ打てれば絶対楽しい。やっぱり一丁買うとそれだけじゃ満足しなくて次はそこに入ってるカタログを見てどんどんほしくなってくる。そうなるともう普通の収入では全然そろえられない。やっぱりエアガンは金持ちの趣味なんだよなぁ。庶民が簡単に手に入れられるものではない。
それには縦に広い部屋と高いエアガンが必要、もうこの時点でブルジョワである。
近い距離売っても射撃スキルとして微妙だからやっぱり満足しないというのはある。
サバゲいくとなるともっと敷居高いしね。
人脈、装備、時間、移動手段。
いろいろと大変。お金の無い現代人にとってあれも買わないといけなこれも買わないといけない、遠くにに行かないといけない、移動手段と人脈を確保しなければならないというのはそれだけで敷居が高くて部屋でスカイプやボイスチャットで友達とFPSしてた方が良いよなぁってどうしてもなってしまう。サバゲーやエアガン自体は素晴らしい趣味だけど現代人にとってあまりにも敷居が高い。お金も無くなって購買意欲がなくなり物を買うことに抵抗心を抱くようになってしまった現代の貧しい日本人にとっては非常にやりにくい趣味。実際自分もそれほどエアガンを買えていない。
現代においてもはやサバゲは釣りやスキーとかと一緒のレベル。
それなりに装備持ってないといけないし、やれる場所限られるし、持っていく手段も必要だし、人脈必要だしね。
やっぱり敷居は相当高い。
そこらへんでやってる子供に混じればなんとかなるってレベルじゃない。
だから完全なるブルジョワ趣味であり選ばれた人の世界。
それ故に自分が憧れる世界でもある。すごい装備そろえるとそれだけで満足感がある。
そもそも自分のエアガンとの付き合いはもう10年以上になる。
夏祭りで東京マルイのお高めのエアコッキングガンを買ったのがきっかけ。その後もずっとはまり続け自分にとってはなによりも優先順位の高いものだった。実際にはお金がなくてほとんど買えていないけど昔はすごくはまっていた。
やっぱり学生にはすごく金銭的にきつい趣味でいつか手に入れようとエアガンサイトばかり見て妄想していた。
そして大人になったらもっと高いもの変えるんだろうなと楽しみにしていたけど、実際大人になるとお金もそれほどないし、場所もないし。現代人って本当に安い娯楽しかできない時代になったよなぁと思う。ソシャゲとかも批判されてるけど8割は無料でやってるし残りの2割もほとんどが安い課金しかしてない。日本人全体の購買意欲が劣化してとにかく安い範囲内で済ませるようになった。物を買う事や贅沢をすることが悪いことになってまさに「ぜいたくは敵だ」の時代になった。
日本経済が落ち込んで、誰かが何かを買わないから誰かが貧乏になって自分も貧乏になるという悲しい連鎖の時代。そういう時代にエアガンやサバゲーは敷居の高いキツい趣味になってきてる。現代人はとにかく物を買う事やどこかに行ってお金を使うことが嫌い。なかなか物を買うという決断をしなくなった。正直自分自身もなかなかお金は使えない。寂しい時代になったよね。誰かがお金を使わないから他の人もお金が回らず世の中全体がしょぼくなっていく。
最近でも一応懐古目的で昔もってたエアコッキングをもう一度買ったけどやっぱり目が肥えてくるとエアコッキングでは物足りなくなる。楽しもうと思えばやっぱりブルジョワ趣味になってくるのが現実。
そうやって久しぶりにまたエアガンに興味持ち始めて昔好きだったあのメーカーはどんな製品を出しているのかと調べてみた。
東京マルイのHPみてももう最近はかなり高級路線化しているなという印象。昔の電動エアガンに比べてかなり高くなってる。
マルイとしても次世代電動ガンシリーズで頑張っていくんだろうなと思う。
最新の奴は定価で8万3000円するらしい。(もちろんこれに加えてバッテリー、充電器、BB弾、スコープなど装備はさらに必要)
電動ガンだけあってもう電化製品のような感覚と思ったほうがいいのかもしれない。
自分が憧れたのはマルイのM14、いつか手にしたい。最近じゃ次世代電動ガンになってるけど次世代電動ガン以前のエアガンではM14は最高傑作だと思う。
あとこれだけ技術が進化してきているのでいつかドラグノフSVDの電動ガンを作ってほしい。
もしくはPSG-1のリメイク。現実としてこういう細いスナイパーライフルは技術的に電動ガンにするのがかなり難しい。
だけどマルイならいつかやってくれると信じている。もうあれから10年だから技術も上がってるだろうし作れなくは無いはず。今のマルイの技術なら十分にPSG-1とSVDドラグノフも作れるだろうけど同時にものすごくコストが高くなって本当に10万いってもおかしくないぐらいになりそう。そうすると趣味としてかなり敷居が高い。ただそれくらい本気でクオリティを目指して作ってほしいしファンもそれを買って業界を支えていくという発想も、エアガン業界を盛り上げるためには大事なのかなと思う。
そしてもう1つはウェスタンアームズ
このメーカーはもとから高級路線志向
元々エアガン市場というものは狭い世界なので少数の客から大きく利益を上げるスタイルの方も大事だった。
とくに威力規制で1J未満になったのもあるし、世間のエアガン、サバゲへの風当たりは強い。この規制はマジで謎。サバゲで一気にスナイパーライフルの価値が無くなったし一人でやるにしても近い距離しかねらえない。日本社会はとことん銃や軍事という物に対して厳しい。あの時代にもう少し理解を得られていればあの規制もされなかった可能性がある、二度とこういう規制をさせないようにエアガンファンはマナー向上やイメージ向上に努めなければならないのかなと思う。本当にあの規制だけはスナイパーにとって致命傷だった。
現実として最近サバゲブームやエアガンを扱ったアニメが増えてよくはなったけどやっぱりそれほどの趣味としては定着していない。
はっきりいってこの趣味は相当敷居が高い。お金の面でも高いし、前述のように「これも必要あれも必要、どこかに行かないといけない」というのは貧しくなった現代人にとって本当にキツイ。朝早くから道具をそろえてスキーにいってたバブル時代じゃなくなってる。部屋でソシャゲしたいのが今の寂しい世の中。若者の貧困ともよく言われているし持ってる人が使わないから更に新しい貧困が生まれて回りまわって自分にも貧困が戻ってくる。かといってやはり始めようにもエアガンは高い、もはや庶民には手の届かな高級品。
カスタムパーツ1つでゲームソフト一本分くらいの値段がする。そう考えるとやはり敷居が高い。FPS買えば大量の銃を扱える値段だ、中高生がやるような趣味じゃない。
しかし自分から言わせれば「銃は小手先でちょこちょこ撃つもんじゃあない!」
銃の持ち方、構え方、そんなものFPSファンは気を付けなくて済む。
一方エアガンの世界ではもっとこだわっていかないといけない
実銃大好きアメリカン「エアーソフトなんて所詮おもちゃだぞ」
とにかくFPS盛り上がってるからそのファンの人たちに本格的な高級エアガンの面白さを知ってもらいたい。快感が違うというか感動が違うし世界が変わる。現状FPSファンや漫画やアニメで銃に興味を持った人にどうエアガンを知ってもらうきっかけを増やすかが大事なのかなと思う。
コントローラーではなくちゃんと銃の形をしたものを持っているというのは楽しいし、実際にブローバックしたり反動があるというのは最高。お祭りで売ってる安い中国製エアガンではなくちゃんとした国産エアガンや台湾製エアガンならエアコッキングでもかなり面白い。
FPSファンの人たちが全員エアガンファンになって、エアガンの世界に貢献してくれれば市場は拡大するし、その利益で更に凄いエアガンが開発されるようになる。また逆にエアガンファン、サバゲーファンの人たちもFPSの世界に興味を持つべきだと思う。ゲームとエアガン界はお互いに協力し合う必要があるジャンルだと思うしFPSで有名なカスタムをエアガンメーカーが開発するというの尾も面白いかもしれない。
とにかく銃が好きというのは日本では少数民族である。まだ全然市民権を得られてないし風当たりは厳しい。ファンが増えて盛り上がっていけば仲間も増えるし製品もどんどん売れて開発されてさらにいい新商品が出てくる。そうなれば最高にうれしいこと。
この2つの趣味、世界はもっともっと連携して助け合わなければいけないと思う。
お互いがその趣味を知るきっかけになればお互いの市場のためになる。
こういうエアガンとFPSの関係というのはある意味サッカーゲームと実際のサッカーに似ているかもしれない。
例えばサッカーファンにとってFIFAやウイニングイレブンは手ごろにサッカーができる。22人揃えなくてもいいし、場所も必要ない。
それと同じで簡単に銃撃戦ができるのがFPSという世界だ。
そしてウイイレやFIFA、そしてサッカー観戦だけでなくやはり実際のスポーツ用品を買ってボールを足で触れるというのは別次元の面白さがある。そこにリアルの対人戦が加われば別格だ。
実物は最高にアドレナリンがでる。
それと同じでFPSファンにもぜひエアガンの世界はお勧めだ。やはり実際の物体でやるというのは楽しさが全然違ってくる。
この2つの趣味がもっと盛り上がっていけば将来日本でもっとエアガンというのがメジャーなものになっているかもしれない。とにかくアニメでもゲームでも銃に興味を持ってくれるだけでありがたいし、この業界がもっと盛り上がって活性化して行ってくれればとてもうれしいなと思う。