elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

学校の仲間内で書く同人小説の魅力

自分の創作作品のコンセプトは物凄くクオリティの高い物を書こうという事にはない。理想としてるのは少人数の仲間内でサークル作ってその身内だけで流通するような手作り感ある小説や漫画だったりする。

しっかり発売するようなものでもないし、出版社に送るような綺麗なものではない。

どちらかというと身内ネタで手作り感があるようなものが理想。そういう名も無きものに魅力があるというか、完成されたクオリティの高い物よりもネットの手作り感ある物のほうが自分は好き。人のそういう手作り感ある物が好きだし個人創作というのはいわば民芸品のようなものでもある。

個人創作

自分自身戦略機動伝ガンダムKindというオリジナルガンダム作品を書いてるけど、それも元々は友達の身内ネタでやっていたようなしょうもない作品からスタートしてる。ガンプラ買ってそれを作って、そのガンプラ同士を戦わせた写真撮ってそこにSSで短く物語をつけるようなものがスタート。

それが楽しかったからネットでも公開しようと思ったことが始まり。友達とやるようなクオリティでしかないし、ネットでもそういう手作り感みたいなものを理解してくれる人がいたらうれしいなという事で投稿を始めた。見てる人は少数でも良くて10人しか見てなくてもリアルに置き換えたら学校で10人自分の作品を楽しみにしてくれてる友達がいるってすごい事。ネットだから数の感覚が麻痺して少ないように思うけどそういう10人がいてくれたらそれだけで普通に幸せな事でもある。

自分は友達感覚というか、見てくれてる人は友達のような身内感もあったりする。このシリーズ知ってるわずかなネット民というのが楽しかったりするし、自分も昔は見る立場だった。

誰も見て無いような個人ブログや個人創作サイトがあって、自分はそこが凄く楽しみだったしアングラ感があった。その人が次どんなものを描くかが楽しみだったし、それ自体のクオリティはそこまで高くなかったけど何か魅力があった。自分もいつかそういう事をやりたい無いなと、ものすごく多くの人が見てくれてなくてもそういう細々とした活動に味わいがあるんじゃないかと思っていた。

 

そもそもガンダムKindに関しては小説すらよんでもらわなくてもいいと思ってるしイラストだけでも楽しみにしてくれてたらそれだけでありがたいとも思う。ガンダムだって作品見ずにガンプラだけとかゲームだけというファンもいるし、自分はそういうマルチな活動をしたいと思ってる。小説一本でなくてイラスト書くのもだしブログを書くのも創作の一環。

そういう全体的な創作をしているという雰囲気を楽しんでもらう創作個人ブログみたいなものが理想。そのイラストも当然いろんな種類があるし、一つのジャンルにこだわってなかったりもする。本当は何か1つの活動に決めてしっかり究めたほうがよっぽど評価されるとは思うけど自分にはそれができない部分もある。いろいろやりたいことがある。

 

それがまさに学校の仲間内での同人活動をするような雰囲気。その延長がネットの創作活動で小説書いたりイラスト書いたりでその時々でいろいろ試すような感覚。滅茶苦茶凄い物を作るというよりも適当な活動。そういう適当感に意外と魅力があったり、ピクシブとかで検索しててもそういう投稿者を見つけるのが好きだったりする。ガチなイラストよりも、もっといろいろ手作り感あるものを描いてる人の方が好き。ガチなものはいくらでも探せばあるけど、民芸品的なものも魅力。創作における民芸品という位置づけであり、すごくクオリティの高い物というよりも手作り民芸品感を大事にしたい。

それはまさに学校の仲間内の創作活動。学生だからそんなすごい物を作れないし、魅せるのは友達だけだから多少しょぼくてもいいというところに逆に魅力がある。仲間内しか知らない感も魅力だしオリジナル作品や個人創作の魅力はそこにある。

 

ガンダムKindもコンセプト的には授業中のノートに書くような落書きを仲間に見せて喜んでるようなしょぼいものでしかない。でもそういう雰囲気にどこかワクワク感やアングラ感がある。アイツまた書いたな相変わらず下手だな、あっまたこのキャラ出てきた、こういう展開できたのかとか、そういう狭い世界での笑いや楽しみがある。

いつもこのキャラ書いてるな、今度そのキャラ書かせてくれよ、コラボしようぜっていうワイワイ感。結局こういう魅力は親近感にある。公式のキャラクターよりも友達の下手なオリキャラの方が好きになったりする事ってないだろうか。そういう友達感みたいなものが大事だし、自分もキャラクターにもそういう愛着を持ってくれる人が本当にネットのどこかに1人でもいてくれたらいいなとも思ってたりする。

 

親しい人や知ってる人の作品は低クオリティでもなんだか親しみを感じて面白いし、市販の作品より読みたいと思うことがある。アイツが作ったからこれは魅力があるという感じの魅力。友達が書いた身内感満載の小説は部外者からすれば面白くないけど、その友達にとってはノーベル文学賞芥川賞を取った小説よりも読みたいと思えるような魅力がある。

知ってる人が書くものというのはしょぼくても楽しいし、自分も友達が完全い自分だけに向けてよく書くSSを楽しみにしてたりもするし、自分が送ることもある。身内ネタで自分たちしか知らないようなキャラが出てきたりして、それが楽しかったりする。

だからガンダムKindやこのブログをそういう風に楽しんでくれる人が増えたらうれしいと思うし、そもそもこういう個人創作や創作ブログみたいなものがもっと流行ってほしいなと思う。

身内感というか内輪のノリみたいなものは部外者からすればくだらないけどいつも見てる人にとっては楽しかったりするし自分しか知らないネタが出てくると面白かったりする。そういう魅力を自分はもっと大事にしていきたいなとも思う。究極を言えば自己満足なのかもしれないけど、そういう自己満足で作ったものにしかない魅力ももしかしたらあるのかもしれない。

自分もピクシブで探したりするけど自己満足で作った手作り感あるものの方が魅力だったりする。誰もが注目する人気ランキングにある凄い物よりも誰も見てないしょぼい物の方が好き。自分はそういうものの方が見たいし、そういう人たちがもっと創作ブログ作って創作論を語ればさらに面白しいはず。市販の物やプロレベルの人が作る物よりも民芸品の面白さ、それがネット創作にはあるんじゃないかなと思う。

 

中高生がそのままアナログ絵で描いてたり、中高生時代の憧れを大人になってからも続けてその時のように創作活動をしてる人もいる。そういうところに魅力がある。今後そういう人同士で共作したり、オリジナル物を書いてる人同士で協力し合ってコラボしたり本当に学生身内サークルみたいな雰囲気で創作活動ができればそれほど楽しいこともないし、それがさらに流行っていくきっかけにもなると思う。

そうすればネットもまた面白い場所になるだろうし個人創作の可能性はまだ捨てたものではない、そう自分は考えている。少しでも多くの人が個人創作を投稿してくれたらと願わずにはいられない。

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