elken’s blog

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ジャニーズメンバーが公式にツイッターをすることに賛成、反対?

ジャニーズというのは未だにアナログなやり方をしている事務所で有名だ。特にツイッターの個人利用は解禁していない。また情報提供料が少なく他のアイドルや芸能グループに比べて情報戦略で遅れているとも指摘されている。

他アイドルのツイッターを見るとツイッターでしかできないようなやり方もあったりツイッターで人気になる新しいタイプのメンバーも出てきている。

そのためジャニーズの意外な一面を見たいと考えるファンや毎日その情報を知りたいと考えるファンからは待望視されている。またツイッターでしかできないことがありツイッターは今やメディアの一つである。ジャニーズ事務所にもその新しい時代に適応する必要があるのではないかと。

 

1:個人的には反対

しかし個人的な意見を言わせてもらうとジャニーズのツイッター解禁は良くないように思う。情報供給過多になり過ぎるとありがたみがなくなるのではないか。

女子アイドルみたいに安っぽい情報ばかり配信されてもなぁ。女子アイドルやそのほかの芸能人みたいなラフな感じのジャニーズはあまり見たくない。

ツイッターはいいことばかりじゃなくあまりにも普通な面がですぎてジャニーズに抱いていた原创が崩れるのではないか。意外な一面や新しい一面が見れるというのは必ずしもいい一面ばかりではない。「アイドル」や「ジャニーズ」としてではなくあまりにもイメージと違い過ぎることになるのではないか。

 

とはいえジャニーズが親近感重視になったのは今更の事。

しかしその親近感重視や普通感というのもじゃにーずのばんぐみでやるから様になる。個人個人が勝手にやってもジャニーズ事務所のイメージ作りと違ってくるのではないか。事務所主導で演出するからジャニーズはジャニーズらしくてかっこいい。ジャニっぽさがあるからこの事務所のアイドルが好きという事務所担当の人も多いはずだ。そういったイメージが崩れてしまうのはどうなのかと思わなくもない。もうその場合普通のよくありがちな安っぽい男性グループになってしまうのではないかという危惧がある。

統制されてるところもジャニーズの魅力。あまりにもラフで自由になりすぎると抱いていたイメージが崩れるのではないか。今の状態のジャニーズだから好きであって女子アイドルのような使い方をされるとジャニーズも変わってしまったなぁとかえって魅力がなくなる可能性だってある。

2:裏アカウントを作るなら公式アカウントでやるべき

最近ではジュニアメンバーの裏アカウント流出などが目立つ。現代のメンバーにとってSNSや個人の情報配信流行りたくて仕方がないのである。ツイッター使いに決まってる。自分だってつい最近までツイッターを使っていたのでその感情は理解できる。

だからツイッターやインスタグラムの裏アカを作るぐらいなら、思い切って配信の場を設けるべきなのではないかというのもわかる。

 現代はネット経由で人気になるジャンルが多い。アナログなやり方をしているから魅力と言えるけど、やっぱりジャニーズ全体の人気のため新時代の手法を取り入れるべきではないか考えもある。

現代人はスマートフォンで時間をつぶすライフスタイルが主流だ。そういう時にツイッターなどのSNSは簡単に見れる。動画だと重かったりするし通信制限もある。そういう時ツイッターだとテキスト主体だしリツイートなどの交流もあって楽しいのは事実。画像はそれほど重くない。しかしそんなスマホでジャニーズから公式情報を得ようと思っても限られていてる。そうするとやることがなくなって他の物にはまるかもしれない、そうSNS配信を積極的にやっているライバルグループなどに。少なくともそれまでジャニーズに興味を持たなかった人がジャニーズに興味を持つきっかけというのは現代のインターネットでは限られている。テレビや雑誌で最初にジャニ好きになった人がネットでも更に好きになるというパターンが主流。

 

そう考えると時代の潮流としてツイッター解禁には大きなメリットがある。

・人気拡大

・ジュニアメンバーにとっての配信手段

この2つの面は特に大きい。また有名メンバーもツイッターすることで新しい部分が見れるかもしれない。それゆえに事務所が厳しく投稿をチェックしてジャニーズにふさわしいものをやるならOKだとも思う。いわば統制と解禁のハイブリッドでツイッターを解禁するが一回事務所を通してやるのもいいかもしれない。そこまでしなくても事務所内でツイッターのマニュアルを作るとかもあり。いずれにせよ管理してやれば新しいツールになる可能性はある。

 

ネットが今の時代大事なのは事実だしツイッターという市場は大きい。

リツイートですぐに出回るし、ツイッターにはジャニオタが多い。そういう人たちのリツイート力は半端じゃない。応援しているメンバーのツイートを全力で広めようとする。そういうサポートの力は女性アイドルファンの男オタクの比じゃない。ジャニオタのエネルギーは凄い。

ツイッターでファンになった子が、社会人になったとき太オタになる可能性もあるわけだし他のグループとかにツイッターやネットというブルーオーシャンを取られ続ける現状もやはりよくないのかなとも思う。

3:ネットは手軽

今の時代いろんな文化が手軽でカジュアルなものになってきている。youtuberが流行って芸能人より有名な場合がある。今の若者にとってそういうネットコンテンツのほうがかっこいいものや簡単に見れる物になってきている。

そういう時代に今のジャニーズ事務所のガチガチに堅いやり方はもうわずらわしいものや敷居の高いものになってきているのではないか。その内宝塚歌劇団のようなハイレベルで華麗だけどかなり敷居の高いものになっている可能性だってある。ジャニーズというのはもっと多くの人がファンになってクラスでは皆が語る大衆文化であるべきでオタク専用コンテンツになりすぎるのはよくないのではないかと思う。

 

今の時代ジャニオタの中にももっと手軽に無料で情報を配信してくれという人もいるだろうし、必ずしもコンサートいったり雑誌を定期的に勝ったりファンクラブや有料サイトに登録するような敷居の高いことを出来るファンばかりじゃない。それは結局ガチのジャニオタにしかできない敷居高い行為。そういう敷居高いコンテンツはどうしても大人ファン主体になってくる。10代学生のお小遣い事情は厳しい。

10代の学生ファンにとってみれば今のジャニーズは敷居の高いことが多い。ジャニはやっぱり小中高生の女子が応援してるから華やかな部分もあると思う。そういう今時の子たちにとっては有料サイトの文章より、ツイッターで気軽に発信する文章の方がうれしかったりするし親近感が持てる。今の時代に魅力的なのは「自分たちと変わらないありふれた人」である。ネットコンテンツで人気になってきているのはそういう物が多い。どこか身近な感じがする人に憧れる。

そんなことしたらジャニーズじゃなくなるって思うんだけど、今の時代そういうちゃんとした芸能人よりもそういう自分だけが知ってる人を応援するのが楽しかったりする。

自分自身もそういうネット特有のコンテンツにはまっていた時期がある。今では旧来の本当の華やかな芸能界の良さや特別なやりかたの良さに気付いてるけどもそういうネット配信者みたいなものにはまっていた時期があった。自分の場合は同性の配信者が好きだったけども今の時代異性の配信者がアイドルのようになっていることもある。

それにそもそも現在のジャニーズファンの中でも特にジュニアファンは有名なメンバーよりも自分だけが応援してるマニアックなジュニアものに魅力を見出している。すでにジャニーズファンがそういうアングラというかレアな文化を好きになっている。テレビで見る有名なメンバーよりマイナーなジュニアを応援するのはそういう文化と通じることがある。自分だって珍しいジュニアを知ってる何か有名メンバーのファンとは違う、という意識みたいなものが芽生えてくる。こういうサブカル的なことが好きになるのが人間の心理だとも思う。そういう意味で現代的的なこのネット社会に適応する必要はあるかもしれない。

4:ネットのノリは安っぽい

しかしやはりメリットばかりでないのも事実だ。

新しい才能を発揮するジュニアもいるかもしれないけどじゃあ逆に今まで通りのやり方で頑張ってた子たちはどうなるの?というのもある。ネットのノリで人気になったメンバーが女子アイドルとかにいるけどそういうのってはっきりいって安っぽいんだよね。そういうのがジャニーズに溢れたらと思うと歓迎はできない。ネットに媚びるようなジュニアばっかりになって今までのジャニーズが受け継いできた文化やスタイルがゆがめられてしまうのではないかという危惧もある。少年倶楽部や舞台でやってきたような育成方法があるからジャニーズらしく育っているわけであって、ネット文化に媚びたようなメンバーばかりだともうわざわざジャニを見る必要がないしそのほかの有象無象の男性グループと変わらない。

テレビ番組の場とかでもネット民しか知らないネットのノリを出されたら寒いし知らない人から見ればわけわからない。そういうのどうなのかなぁとは思う。

 

ツイッターが嫌いなわけじゃないし可能性も感じてる。ただジャニーズは古来のやり方をして雲の上感があるからかっこよくて魅力があるのも事実。安っぽいローカルアイドルとか素人アイドルみたいなノリになっていくジャニを見たくないというもある。

とはいえ既存のデビュー組がローカルアイドルに負けかけたり売り上げで伸び悩んでいるグループももあるように、今までのジャニーズ事務所のやり方が通用してこない時代でもある。時代が変化しているのは紛れもない事実。

その内完全にネット時代やスマホ時代に乗り遅れてオワコンになってしまうんじゃないかという可能性もある。ジャニーズ事務所がいつまでも勢力を維持し続けられるとは思わないほうがいいかもしれない。特にネットというのは統制が効かないジャンルであり、今までの事務所の手法は通用しない。現代ではそういうネットが重要視されている。

 

安っぽいことをすればジャニーズらしくなくなるし、かといって現状のままでもよくない。そういうジレンマに直面している。

 

ただそもそも安っぽいと感じるのは自分の感性なので、今までに不遇だったジュニアたちが才能を開花する場所になるというポジティブな見方もできるし中高生とかはむしろそういうノリが楽しかったりする。今のエリート感あるジュニア文化はオタクには楽しいけどそうじゃない今時の中高生にとっては敷居高いものになってる可能性があるし、ネットのノリを安っぽいと思わないどころかイケてるとさえ思う。自分だってそうだった、ネットにはまりたてでネットのノリ全開のときがあった。今はそういうのから醒めて昔ながらの芸能界のやり方を再評価してるけどテレビや芸能界への反体制としてのネットに傾倒していた時期があった。中高生にとってそういう物は刺激的で最先端ファッションであることが多い。ジャニーズもそういうことをそろそろ考えていく必要はあるかもしれない。

5:代替案として他のネットコンテンツを作る

ジャニーズというのは今も公式でネット配信をしているがそれらがやはりはまりたての初心者ファンにって敷居高いのも事実。そこで何かもっと気軽に見れるような公式配信コンテンツを充実させるとかはどうだろうか。

例えば女子アイドルの大手グループや海外アーティストは積極的にネット配信をしている。PV配信とかは特にそう。ジャニーズのPVが現状のようになかなか見れない時、誰でも簡単に見れて流行って拡散されてる海外アイドルやローカルアイドルのPV見ることに時間使ってしまう。もうこの時点で競争に一歩リードされてる。

今の時代はもう自分の好きなものを選んで見れる時代だから、「この情報だけ見てね」とか「これをアピールしていこう、これを見させよう」という意図通りには決して進まない。芸能界もそういうやり方が難しくなってきてる。

今の時代ってそういうお堅い公式コンテンツは結局元から好きな人だけしか見ない傾向がある。皆好きに見れる時代になった今、よっぽど忠誠心のある人しか見ない。昔ほどジャニーズドラマが視聴率取れなくなったり話題にならなくなったりしてるのはこれが原因だとも思う。流行に乗らず自分の好きなネットコンテンツだけ見て、逆にそれが新しい流行になってきてる現状がある。

ツイッターとかニコニコとか、ツイキャス、インスタとかいろんな人がいっぱいいるような場所にそろそろジャニーズも本格参戦するべき時代なのかなともやはり思う。

ただツイッターの場合ジャニオタがメンバーへのアピール合戦になってリプライ欄が酷いことになりそうだしジュニアも露骨にファンへのアピール合戦になったりしそうではある。そういう俗なものはジャニーズで見たくないというのも正直な感想ではあるが、それを俗とか安っぽいと考えるのがそもそも違うのかなというのもある。自分が中高生の時だったらそのノリにはまってたかもしれない。 

自分も今は削除したけどかつてはツイッターやっていたし、有名人のツイッターとかは今もたまに見たりする。そもそもそれで言えば今普通に赤西仁ツイッター楽しんで見てる自分がいるんだよね。自分が好きだった赤西が事務所を退所して好きにツイッターやってるけどそれ見るの楽しいのは正直な話。赤西仁とかまさに自分が理想にしてた雲の上のジャニーズだけど、その赤西が今ツイッターしても普通に楽しいは楽しい。

なんだかんだで今は批判しておきながらツイッターやるジャニーズを楽しんでしまいそうな自分がいる。

それでジャニーズが盛り上がって他のアイドルとのライバル争いに勝てばそれでいいんじゃないかな。 

6:ジャニーズはいわば計画経済

メタ的な話すると他のアイドルグループは自由経済競争をしてるのにジャニーズは統制計画経済をしてるんだよね。自由市場、自由主義自由経済の自体にジャニーズ型計画経済というのは時代遅れではないかというのもある。現状その統制されたジャニー喜多川全体主義のやり方で上手くいってるし、上手く行ってきた。激動の昭和の時代には事務所幹部という強い政府に率いられたグループだから成功できた。党の統制じゃないけど、すべてが事務所の統制下の計画通りに行われているスタイルが功を制していた。

しかしそれっていつまでも続かない。結局最後は自由競争が生き残るようになってるし、現代では競争の解禁が世界のトレンド。その内資本主義や自由経済も行き詰るけども現状はアメリカが世界唯一の超大国だし中国も結局資本主義で成長してる。

ソビエト連邦も70年代までは凄かったけど、だんだんだんだんとアメリカに差をつけられていく。結局1999年にソビエト連邦というの崩壊してなくなってしまった。はっきり言えば自由経済との競争の計画経済が敗れた。対抗できている時代や優勢な時代もあったが最終的には全体主義国家や計画経済国家というのは生き残らない。

ジャニーズ事務所はいわばそういう計画経済型の事務所。それがネットという激動の時代でこれからどんどん通用しなくなっていくのではないかというのもある。今まで事務所が情報統制できていたことが今はすぐ広まるし批判される。そのやり方にファンも批判していて、ファンの意見というのはネットによって更に広まり事務所へ影響をもたらすようになってきている。Sexy Zoneが3人体制から5人体制の復活したのもネットでファンが簡単に意見を発信しやすくなって事務所批判がしやすくなったからではないかとも思う。多分昭和の時代や21世紀初期だったらSexy Zoneは3人体制で軌道に乗って成功していたかもしれないしそれでゴリ押しできてたかもしれない。でも今はそうはいかない。個人的にも5人体制に戻ることは待望だったし事務所も変わってきてるなとは思う。

 

ただそういう統制は必ずしも批判されることではなくてこれだけネットで自由があふれかえった今逆にクラシカルな芸能界のやり方を貫いてる事務所のエンターテイメントは魅力的だなとも思っている。

自分自身はソ連崩壊より後に生まれ単元だけどもなぜかそういうソ連のかっこいい感じが好きだし、そういう統制やエリートのかっこよさという意味じゃジャニーズの現在の姿勢には賛成だし、だから事務所が好きな部分もある。統制されたクラシカルな事務所だからむしろジャニーさんのセンスでエリート感のあるグループができてるんじゃないかというのもあるしそれがジャニーズらしさになってるとも思う。

結局世間的に大ブームになったのはKAT-TUNが最後でそれはまだスマホがなくてギリギリネットが普及しきってなかった頃。今思えばそのKAT-TUNのあの圧倒的な感じが懐かしいなぁとも思うし、光GENJIとかもっとすごかったんだろうなぁと思うとワクワクもする。そういうエリートのかっこよさやそれで大きな社会的なブームを巻き起こすことってもう今後ないのかなと思うと寂しくはある。

親近感重視の身近なものであふれかえった現代のコンテンツを見ると、昔の統制された大勢力感のあるコンテンツが懐かしく感じる。

ソ連がかっこよく感じるというのも現代にそういう国家や勢力が少なくなって冷戦が終結して大国同士の覇権争いがなくなった寂しさを感じてるからかもしれない。今逆に芸能界の大勢力や国家の大勢力がレアで貴重になってきてる。

ソ連光GENJIを知らない故にそれらを神格化している側面もあるけども、やはりソ連光GENJIのような統制されたエリートっぽさがジャニーズ事務所にはある。自分はそういうがかっこいいと思うタイプの人間。

 

でも現実を見ればソ連の方がかっこいいけども、結局ソ連って崩壊してしまったわけでね。自由主義に路線変更をする必要があるのかなとも思う。ジャニーズ帝国がソビエト連邦の二の舞になるんじゃないかという危惧もある。

ソ連と似たような中国が共産党体制でありながら現在も存続しているのは改革開放によって自由経済を活性化させたから。

ジャニーズもツイッター解禁という名の改革開放を推し進めるべきじゃないかなというのは事実としてある。ジャニー喜多川皇帝が崩御した場合、次世代の事務所リーダーが鄧小平のように改革開放を推し進めるかもしれない。

 

桐山「君は何を言ってるん?」

河合「途中から寝てた」

この辺の話は櫻井翔ジャニーズWEST仲間順太あたりが得意そう。

 

とにかく結局そういうクラシカルなエリート方面で行こうとすると宝塚のように少数のエリートファンのみに商売をして好きな人だけが好きな敷居高いコンテンツになっちゃうのではないかという危惧がある。

これからジャニーズがどういう改革をしていくか予想もつかないけどその行く末を見守っていきたいと思う。

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