elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

サッカーで学んだ無駄走りの大切さ

サッカーを見るまで自分はとにかく無駄なことが嫌いだった。こんなことをやる意味があるのかという事をしたくなかったし、結果が出ない事や無意味な事をやりたくなかった。

しかしサッカーの世界を見ると無駄な事ばかりをやらされるしやらないといけない。選手たちは地道に結果がなかなか出ないことをやらなければならないし頑張っても報われるとは限らない。

走り出してもボールが来ないことがあるし見えないところで守備に走りまくってもゴールやアシストというわかりやすいことが無ければ何もしていないかのように批判されたりする。

 

そしてそれはサッカーにおいてだけではなく人生においても同じだ。

中々結果が出ない時にそれでもコツコツやったり無意味に虚しく思えるようなことを懸命にやったりしなければならないし、頑張っているときは認められないのに手を抜いた時だけは何かを批判されることも当然ある。

ひたすら無駄走りをしても結果が出ないような試合があるように、人生においても一見無駄走りにしか見えないようなことがある。

しかしその無駄走りも続けていれば伏線になる。どこかのタイミングでそれが開花する。10回中1回しかボールが回ってこないような走りだしでもそれを一回走ってそれが劇的なゴールになることもあるし、10回詰めても9回何の意味もないシーンもある。しかしその1回が大事。大事な時にその1回の無駄に見えることができるかどうかは普段無駄な9回をやっているかどうか。

 

無駄に見える事にも意味があるという事をサッカーは教えてくれる。

分かりやすい事だけが全てじゃないし全てにおいて結果がかならずついてくるわけじゃない。時としてそれが間違いであることもある。だけどサッカー選手はあきらめずにそれをやり続ける。才能がなければ走ることや守備をすることも必要だし、才能があっても努力をしなければ落ちぶれる。そういうシビアな世界だ。

無駄なことも積み重ねれば効果があるし、無駄なことをやっているからいざという時に走り出せたりする。そういったことが伏線になる。

そして劇的なゴールを決めることもある。

ゴールが決まらない時や結果が出ない時にどれだけ腐らずにやれるか。

その時も土の中で目を出そうと頑張れるか。光の当たらない土の世界でどれだけ頑張れるか。

サッカーというのはそういったことの連続だ。ゴールなんて90分で両チーム1つもないことがあるし、ペナルティエリア内でボールタッチが一回もなかった、シュートすらなかったという事もある。

楽しい部分は本当にちょっとしかない、ただそのちょっとのためにものすごく頑張るのがサッカーの世界。そういういざという時の大きなチャンスに備えて日ごろ無駄に見えることも積み重ねて準備しておく。

そしていざという時に決められるようにする。

そういった影の努力が非常に大事。

こんなこと意味あるのかなというのをどれだけ腐らずにやり続けられるか。無意味に見える事をやり続けられるか。そういったコツコツした地味な努力がなければ結果は出せない。たった1回のために10回詰める、そのメンタリティがサッカーには大事だしそれは人生でも変わらない。その無駄な9回がなければその1回は決められていない、そういうことは往々にしてある。だからその9回の無駄走りが大事。

自分はそういうことをサッカーから学んだ。徒労に終わることなんてサッカーの世界じゃ日常茶飯事、上手く行きかけてる時に上手く行かなくなることもあるし頑張ったのに結果が出ないことも日常茶飯事。そしてその努力を見てる人や認めてくれる人も少なく別の場所に注目が集まる。

それでもやり続ける、挑み続ける、そうじゃなきゃ結果が出ない。

サッカーとはそういう無駄の大切さを教えてくれるスポーツだ。