elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

創作をする上で必要なものは何か考えてみた

創作というのは楽しい趣味の1つである。

一度創作をすると公式の物よりも自分で勝手に考える物の方が面白かったり愛着が持てたりする。自分が能動的に主体的に作ることはただ見るよりも楽しい事すらある。

そこにレベルは関係ない。自分がやっているということだけですでに面白い、それはスポーツで言えばただ観戦するよりも実際にプレーしたほうが面白いのと似ているかもしれない。

トップレベルのプレーなんて全然できないしお粗末なレベルでしかなくても、自分でやっているだけでプロの試合を見るよりも楽しいことがある。

創作もそれと同じで何よりも自分が主体となってやることは楽しいのである、だからネット上には無数の創作が存在する。ネット上に公開されていない物も含めればその数は膨大だ。自主映画として完成されたものから、ノートの空きスペースに書かれたオリジナル設定のキャラクター、イラスト投稿サイトに投稿されたオリジナル物の絵や漫画。そういったあらゆるものが創作である。

そしてそういった創作に必要なものは何か、創作論という意味も込めて語りたいと思う。こうやって創作について持論を語ることもまた創作に役立つことなんじゃないかなとも思う。

f:id:elken:20170113153412p:plain

1:創造性や主体性

創作の醍醐味は何よりも自分でやるという事である。自分でやりたいと思うから自分で考えてオリジナルで作る。想像の世界ではすべてが自由でどんなキャラやどんな物語に使用が自由自在。よくゲームで自由度の高いゲームがやりたいという意見があるけどもそういう人に創作はオススメだと思う。創作程自由度の高いゲームはない。

なんだってこの世界では作れる。自分が主人公となってすべての設定や展開を操れる。

その楽しさは計り知れない。

その世界に主体性を持って、そして自分独自のアイデアで切り開いていく創造性があれば無限大に夢は広がっていく。悲しいかな現実は思い通りにならない、そう簡単じゃないのだ。だけどその現実が思い通りにならない、現実への失望も創作のエネルギーになると自分は思っている。

現実が楽しくないから想像の世界で何か楽しいものを作ろうということはいいことだと思う。現に歴史上の有名ないろんな作品がそうやって誕生してきた。想像の世界は自由なのだ。

 

2:知識や教養

自分がどういったジャンルの物を作りたいかによるがそのジャンルについての知識は必要不可欠。知識だけで作り上げる必要もないがあると何かと便利である。

その知識にインスピレーションを得て新たな設定をひらめくこともあるし、オリジナルキャラクター等の設定により深みを持たせることもできる。

何より自分が詳しいジャンルの創作は作っていて楽しいのである。しかしあまり勉強しようとしすぎるのも大変で、完璧な知識で間違っていないものを作ろうとしすぎてもよくない。「間違った知識で作ったら批判されるだろうなぁ」と誰しも思うがそれはそれである。それを恐れて躊躇うよりもどんどん作って言って経験を積んで次の作品に生かせばいい。知識を身に着けるだけではなく実践の場が大事である。基礎の知識を身に付けたら後はガンガン作って言って必要になったらその時に調べるという考えもありだと思う。

知識を調べてそこからインスピレーションを得ることもあるし、逆に現状の知識だけでなんとか工夫して作っていくというのも創造力を鍛える上では重要。少ない素材から料理を生み出すのも腕前。知識という素材は必要だかそれを重視しすぎるのも軽視しすぎるのもよくない。程よいバランスと実践が大事なのではないかと考えている。

今ある食材で工夫することも、よい食材を仕入れることも両方料理人には大事なように、今ある知識で工夫することもよい知識を仕入れるのも創作家にとっては大事な事なのだ。

 

3:情熱や厨二病精神

1に情熱、2に情熱。

情熱がなければ何も始まらない。結局のところ技量や知識はあとから自然とついてくる。大事なのは情熱ややる気、これがなければいくら知識があっても結局は続かない。めちゃくちゃな知識や技量でも思う存分情熱を発揮して作品を完成させればそれは立派な創作だし、なんだかんだで面白い。ネットの個人創作で素晴らしいなと感じるのは決してクオリティの高い物ばかりではない。本人が楽しそうに情熱をもって思い切って作ってそして完成すれば楽しいのだ。

逆に情熱不足や一つ一つのクオリティに拘りすぎて製作が進まない作品はあまり面白くない。(これは正直自分の事なので反省しないといけない)

 

そういう時に大事なのは自分が好きだった作品や情熱があった頃を思い起こすことである。

厨二病精神を取り戻して本当に創作が好きだったころに戻る。そうすれば自ずと進んでいく。知識や技量が身についても情熱が低下すれば結局トータルではマイナス。情熱を維持し続けるのはそれだけ難しく、情熱は貴重なのである。

10代の頃に好きだったものを思い起こして創作のエネルギーに変えることが必要である。実際にアニメや映画の監督で優れている人は今もそういった厨二病精神を維持している人が多い。現実の世界では必要がなく成長と共に社会で消えていくエネルギーも創作に置いては重要なエネルギーなのだ。

懐古だって思い出美化だってなんだっていい、あの頃のエネルギーを取り戻すことが必要なのかもしれない。

 

4:技量や技術

情熱が大事だとは言った物のやはり技術は重要である。ものすごく高い技量が必要というわけではないがやはり自分の表現したいことを表現しきるには技術が必要だ。技術があればうまいと言うだけで見てくれる人もいるし、イメージしていることをちゃんと表現できる。これほど素晴らしいことはない。

そしてその技術を磨くのはやはり早ければ早い方がいいというのも自分がやってみて分かったことである。

全ての技術を教科書通りにやっても意味はないが、最低限の技術はやはり学んでいたほうが自分独自の工夫をする上でも役に立つことは間違いない。

 

創作とはこのように創造性、知識、技術、そして情熱の融合によって成り立つものである。どれが欠けても決していいものは作れない。しかしそれ故にそれらを組み合わせたときに最高の喜びになる。

個人創作という文化がネットでもっと流行る時代が来てほしいなと切に思う。