elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

僕の考えた最強のオリジナルガンダム5機

オリジナルガンダムというのはガンダムファンならば一度誰しもが妄想するものである。こんなガンダムがあったらかっこいい、こんなガンダムは最強だと妄想をする。それはオリジナルガンダムオリガンと呼ばれる。

授業中のノートの落書きとかに自分の考えたオリジナルのモビルスーツを書いた事がある人も多いはずだ。その痛い妄想はしばしばぼくのかんがえたさいきょうのがんだむと揶揄される。小学生が「僕の考えた最強のなんちゃら」とよくいうけどはっきりいって滅茶苦茶で後から振り返るとすごく恥ずかしいのが多いことも事実。

 

しかし自分はその妄想が素晴らしいと思っている。人間というのは大人になるにつれて常識を身に着けていく、常識の範囲内で行動するようになり人の目を気にする。そんな時に小中学生時代に滅茶苦茶なことを考えていたなと懐かしく感じることがある。厨二病時代にノスタルジーを感じるのだ。

今あれほどの妄想をするイマジネーションやクリエイティビティがなくなってきたことに一抹の寂しさを感じる。あの発想力や情熱と元気はどこに消えてしまったのか、時折そう思うことがある。

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そういう意味で自分は今あえて「僕の考えた最強のガンダムというのを作ってみたいと考えた。子供の頃の憧れをもう一度本気でやってみたいと思って今一度オリジナルガンダムの製作を始めた。

その結果誕生したのが戦略機動伝ガンダムKindというオリガンである。思う存分自分の厨二病の発想を取り込んで好きなことをやる、自分の理想とするガンダム作品はこういうものだというのを詰め込む。ガンダムの新作は必ずしも自分の理想通りの作品ではないことが多いしガノタもそういう不満を常日頃言っている。そういう時にじゃあ自分で作れば自分の理想通りの物が作れるのではないかガンダムKindを考え始めた。ガンダムに熱狂していたあの頃の情熱を取り戻すために自分でやってみたいと考えた。

 

そういう意味で自分の理想はガンダムW,ガンダムSEEDガンダム00のような複数のガンダムが存在してそれらをイケメンキャラ達が操作するという世界観だった。それらの作品はまさに厨二病全開で自分の理想はいわば厨二病ガンダムだった。AGE以降そういう作品がないのでこれはも自分で作るしかないと考えるようになった。

まずタイトルは普通に機動戦士でもよかったけどちょっと捻ったことをやりたいと思って戦略機動伝というタイトルにした。ここら辺はGガンの機動武闘伝やウィングの新機動戦記からインスピレーションを得た。せっかくのオリガンなので普通に機動戦士にするよりは独自のタイトルがいいのではないかと言う意味で戦略機動伝と名付けることにした。

世界観としてはダブルオーっぽく地球の西暦を採用し極めて現実国家の延長戦に近い三大陣営のような設定にしている。米欧主体の超大国連合が最強勢力であり悪役。NATO軍という呼称をそのまま使用し作中でもZAFT軍のようにNATO軍という言い方にしたいと思っててここら辺はSEEDの影響。次に協力機構という存在があり、これは上海協力機構SCOの発展版であり中露が主体となる。最後に中立同盟、これは日本や欧州の一部、アジアの一部などによる広範囲の同盟。いわば第三勢力のような存在で主人公もここに属する。基本的に中立同盟が主人公勢力となり中立同盟視線で話が進められていく設定になっている。

 

そして肝心のオリジナルガンダムだが5機の機体が登場する。

ヴェリタス、ダクティル、アポフィス、クルースン、ファエトンという惑星の名前から取っているのでここは厨二病全開である。しかしながらこの5機のガンダム5機すべてが共闘するわけではなくいわばSEEDのように4対1という構図になっている。4機は基本超大国連合所属の悪役として登場し1機は主人公が搭乗するという設定だ。

 

NXMS-33Vヴェリタス

イラストの通り緑の機体カラーをしており近接戦闘を得意とする。敏捷性に優れており刀剣での攻撃を主眼に開発された機体であり主人公が搭乗する。今までのガンダムではトリコロールや青が主体の機体が主人公だったのであえて脇役にされがちな緑色の機体を主人公にしたいと考えた。逆に後述のダクティルという青主体の機体はライバル機体として登場する。ここは白い機体があえてライバルとして登場し主人公の機体が黒であるコードギアスを参考にした部分もある。厨二病というのは基本的にオーソドックスなことをやりたがらないので自分もちょっと捻ってみようと考えた。

ちなみにSEEDでは4機が強奪されたことから始まるが、逆にガンダムKindでは中立同盟側がこの1機の強奪に成功したことから物語が進んでいく。戦力では不利な同盟側にガンダムという機体が手に入ったことでさあどうなっていくかというストーリー。

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搭乗者は城ヶ崎建嶺(じょうがさきけんれい)というオリジナルキャラクター。

ここら辺も厨二病な設定で行こうと思っていて痛々しいぐらいの設定にしたいと思った。よくラノベとかでとんでも設定のキャラがいるけどそういう感じのオリキャラにしたいなと思って5人全員厨キャラにした。自称厨二病の専門家としてそこは譲れない物があった。

建嶺の特徴

・ポエム的なセリフが多い。浪漫とかナルシスト的な世界観にひたりがち。負けた戦いとかを美化したりとか今の自分が置かれている状況をかっこつけて解釈する性格

・才能は間違いなくなる。才能があるけども精神的な弱さがありそれを発揮できない。そのキャラがどう成長していくかというのがまさにガンダムらしいストーリー。

・剣術を得意とする。幼いころから剣術をやってきた経験がありまさにガンダムヴェリタスという機体にはうってつけのパイロット。

・落ちこぼれからエリートになる。日本国防軍のアカデミー時代は最初落ちこぼれだったが後に成長していく。

・逃げ癖がある。ガンダム主人公にありがちなうじうじした性格の持ち主。せっかく国防軍でエースにまで上り詰めたがとある失敗をきっかけに実戦から遠のき軍を脱走する。ここまでが1話の話までにあった前提ストーリー。

 

NXMS-21Dダクティル

このモビルスーツは飛行形態への変形機構を兼ね備える空中機動戦の特化された機体。空中での高速機動戦闘を得意としており高速戦闘による制空権の確保を主眼い開発された。その変形機構の扱いは非常に難しく高い対G耐性と空間認識能力がなければ操縦は不可能。

機体カラーは青主体であり主人公機体のような色彩をしているが実はライバル機体であり悪役的な描写も多い。個人的にキラ・ヤマトのフリーダムやストライクに対して懐疑的な目線を持っていて逆にキラ悪役なんじゃないかという感情があった。それゆえにあえてキラやフリーダムっぽい機体を悪役にしてみたら面白いんじゃないかなと考えた。ガンダムと言えば機体の後継機も見どころだけどもこのダクティルも現状の案としてはよりフリーダムっぽいデザインに進化するという設定になっている。

そもそもこれらのデザインは現状における案であり今後自分もまたイラストを描いていく過程でデザインや設定を変更するという事もある。まだ未完成な構想段階であり決まってない事もかなり多いのが現実。

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搭乗者は空良快晴(そらかいせい)というオリキャラ

この作中では主にライバルキャラとして登場し城ヶ崎建嶺と昔は親友だったというベタな設定がある。戦場でかつての友達と再会するって個人的に凄く好きでそういうシーンを取り入れられないかなと思った。昔は仲が良かったけど戦争がそれを引き裂く展開に自分は惹かれる。

快晴自信は人生を挫折し行き詰っていたところにNATO軍入隊という活路を見出し社会への復讐のためにモビルスーツパイロットとなる。富と栄誉、そして勝利を求め自分の人生を変えるために軍人へとなる。

これも設定としてNATO軍は勝利給というものがあり活躍すればお金が手に入るので世界中から雇われ軍人が集まる。人生に行き詰った人間が一発逆転を求め集まるのいわば職業軍人のような立場として空良快晴は戦っている。普通に生活していては絶対手に入らない金額が手に入り戦争に勝った物だけが味わえる特別な栄誉もある、そういう環境に浸ってしまったせいで変わってしまった快晴と彼に対峙する建嶺という関係性がこの物語の根幹になっている。

彼の基本的な理念や哲学にあるものは勝利至上主義、勝った物が偉いというシビアな現実の価値観である。そういう意味で美学や意味を追い求める建嶺とはライバル関係にありしばしば戦場で衝突していきヴェリタスとダクティルはぶつかりあう。その戦いの先にある物は何なのか、そこを描きたいなと自分は考えている。

 

NXMS-90Aアポフィス

ガンダムアポフィスはトリッキーな戦術を得意とする機体であり肩に装備された巨大な鋏型の武装は4つの腕のような機能を果たす。モビルスーツデザインとしてはゲテモノ機体をイメージしており最強に中二な機体を作ろうとデザインした。主人公サイドや正義の機体にする意図はなく完全に悪役中の悪役で外道や畜生な戦い方を得意とする。

00でキュリオスが敵兵士を惨殺したシーンがあったがそれぐらいエグい戦い方を描ければ面白いんじゃないかなと思っていて悪役中の悪役をイメージしている。イザークが民間人の乗ったシャトルを撃ち落としたことがあったがそういうシーンも描けないかというぐらいに畜生キャラにしたいと思っている。ゲテモノ機体として徹底的にトガった悪役キャラにして衝撃を与えるような展開にするぐらいのイメージを持ってる。

機体のモチーフはサソリのような生物であり相手をエグく仕留める究極のハンターのようなガンダムにしたい。紫というカラーリングも含めて独特な機体にすることが理想。

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搭乗者は軌流洵作(きりゅうじゅんさく)

仲間からはキリジュンと呼ばれている。彼もまた快晴同様に人生に行き詰まり社会に憎しみを抱いている。快晴に誘われる形でNATO軍へ入隊し外道へと目覚めていく。作中でも屈指の畜生行為を行い自分としてもいいキャラとして描くつもりがないくらいに外道キャラにしたいと思ってる。

空良快晴が疑問を投げかけるような作戦や行動にも乗り気であり仲間が引くほどの行動をする傾向がある。しかしながら彼にもやはりこの性格に至るまでの過去があり実は昔は優しい人間だった。そういう彼の人生も含めて物語にしていけないかなと考えている。

 

NXMS-46Pファエトン

火力重視の武装を複数兼ね備えた重量級の機体がガンダムファエトンでありいわば重モビルスーツのような存在。ビームガトリングと銃火力ビーム砲を肩に兼ね備えフレキシブルに作動する。更に両手にもさまざまな重火器系の武装が装備されておりグフカスタムのようなガトリングシールド型の武装も兼ね備えている。また脚部にもミサイルポッドなどを装備することが可能でありヘビーアームズのような機体としてイメージしてデザインした機体。主に戦闘では高速機動戦闘を仕掛けるアポフィスやダクティルを後方から支援しダクティルの巡航形態の時に乗ることで機動力を確保することもできる。これはSEEDでカラミティがレイダーに乗っていたことにインスピレーションを得ている。

とにかく全身が重火器のような機体であり後方支援に特化された破壊的な機体がファエトンである。徹底的な破壊活動を得意としておりファエトンが通った後には何も残らないと言われるほどの破壊力を秘めている。

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パイロットは坂之上高行(さかのうえたかゆき)

洵作とも親友であり彼もまたやはり快晴に誘われ軍に入隊する。元々は善良な少年であったが洵作につられどんどんと畜生化していき作中でも極悪非道な行為が多い。戦争によって富と破壊の快楽に目覚めてしまった青年であり、その変わりようには建嶺も驚愕する。

 

NXMS-52Cクルースン

スナイパー型の機体であり精密射撃や長距離射撃を得意とする。狙撃機体でありながらカラーリングはピンクであり基本的な狙撃の理念に大きく反する。スナイパーとは目立たないことが重要な戦術の一つだからである。この機体自信も元々製造されたときはより地味なカラーリングであったがパイロットとなった花鏡時久の要望によりこのような機体色やデザインへと改造が施された。1枚目のイラスト自体は後継機の方であり2枚目が最初の機体である。薔薇をイメージした機体になっておりそのイメージ通り華麗な戦いを花鏡時久は好む。戦場にも美しい戦いを求めており快晴、洵作、高行とは嗜好が異なるキャラクターだ。そのため建嶺とは意外と気が合い認めている部分もある。

後継機ではファンネルを装備し薔薇をイメージしたローズウィップやレイピアのような近接武装も装備する。「綺麗な薔薇にはとげがある」という某キャラクターをイメージしており華麗な戦闘を得意とする。戦場に置いては司令塔のような活躍を果たし味方の機体を上手くコントロールし指示を与え戦闘自体をオーガナイズする役割も果たす後方支援型の機体。

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パイロットは花鏡時久(かきょうときひさ)

上記のように美や哲学を愛してやまない存在であり耽美的なキャラクターかつナルシストでもある。美しさを重視しており戦いにおいても美しい勝利を求める。そのためしばしば同僚の3人と意見が食い違うことがある。元々はNATO軍のフランス外人部隊に所属しておりそこから所属が変更され作中で3人と再会する。

モビルスーツパイロットとしての才能は一流でありモビルスーツ戦における先を読む能力や味方への支援能力、そして射撃の制度は一級品でありNATO軍上層部も彼の才能を高く評価している。しかし時久独自の哲学や信念があり時として扱いにくい存在だと見なされることもある。いわば天才タイプ、アーティストタイプの性格であり自分の意に反することには抵抗することもある存在。何よりも美しさを重視する姿勢は3人と決定的に異なる部分である。

私生活の部分では薔薇を栽培していたり石鹸を自分で作ったり香水やインテリアへの興味を抱いているため女子力が非常に高い。女装趣味があるという噂があったり中学の卒業文集にポエムを載せていたことが発覚したり非常に奇妙な言動が目立つキャラでもある。才能や能力があると同時に美意識が高いあまり理解できない行動もおこしその信念は理解しがたい部分もある。その性格はまさにクルースンをピンク色の変更したことに表れており作中でもこのような行動を次々に起こしていく。

 

基本的にガンダムKindはこの5人の話というのはこの5人とこの5機のガンダムを主体に物語が進んでいく。現在はまだ構想中の部分が多いがいずれはしっかりと完成させていきたいなと思っている。また他にもさまざまなキャラクターが登場し物語は進んでいく。自分自身でもこの話がどうなっていくか予想がついていないし構想や設定というのはまだ考える余地が多くキャラクター設定やモビルスーツデザインもこれから更に変更を加えていきたいと考えている段階。前述のようにとにかく厨二病に振り切って自分の理想的な作品を作ることが目的であり更に新しい要素を追加したりして考えていきたいなと思う。

そしてその目的は自分の作品を作り上げる事だけでなく世の中でもっと個人創作が流行ってほしいなという事でもある。オリガンを考える人はいるけども実際に行動に移す人はあまりいない。そういったオリジナルガンダムを構想している人がどんどんこうやって個人創作を投稿してくれれば絶対面白くなるんじゃないかなと思ってる。それでネットの創作コンテンツが充実してくれるのが一番の楽しみ。それでガンダムや創作文化が盛り上がることが一番の目的だしもし自分のやってることが誰かのヒントになったり「こんな感じで製作して投稿していいんだな」と思って一人でも新しく創作をやってくれる人が増えたらそれが一番素晴らしいことだなと切に思う。

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