1位:電動ガンのSVDドラグノフ
ドラグノフのエアガンはエアガン界でかなりレアな存在でありエアガンファンなら憧れずにはいられないモデルである。電動ガンにもさまざまなメーカーがあり大手はあまり作っていない。たとえば電動ガン最大手東京マルイはドラグノフのエアガンを出していないが、これはドラグノフの設計が細身のため電動構造を技術的に組み込みにくいという事情が存在する。
現在はASPやA&Kのような海外製のエアガンが主流になっている。海外製エアガンも10年前に比べ圧倒的に性能がよくなっておりエアガンファンならば一度は手にしたい一品である。実銃のほうのドラグノフも非常にかっこいいので人気が高く、流通数も少ないため見かけたときには要チェックだ。
エアーコッキング型もあるが実銃同様に自動狙撃銃としての性能に拘るならば電動ガンタイプやガスブローバックタイプの方が理想かもしれない。
2位:東京マルイ デザートイーグル50AE
おそらく現在発売されているガスブローバックガンの中でも最強クラスの反動を誇る東京マルイのデザートイーグルはまさに実銃譲りの特性を兼ね備えている。クロームステンレスを施された銀色のモデルとブラックモデルが存在する。
ハンドガンに浪漫を求めるならばまさに東京マルイのデザートイーグルであろう。
3位:SNOW WOLF バレットM82A1
最強の対物狙撃銃と言われるバレットM82A1もエアガン化されている。
実銃は人体を一瞬で撃ち砕き四散させるほどの破壊力であり戦闘機や戦闘ヘリも狙いどころによっては無効化させることができる。何十億、何百億もの機械を無力化できるライフルはまさに狙撃銃界のロマン砲だ。
電動の物もありエアーコッキングの物もある。
このバレットの方もセミオート式なので実銃の再現度に拘るのであればやはり電動が理想だろうか。しかしエアーコッキング型も廉価であり、充電をし忘れていてもいつでも発射可能であり音が小さいこともあり実際にエアガンで射撃を楽しむとなれば意外と有用である。サバイバルゲームのような場所だとしても電動に比べてその音の小ささは有利になる局面がある。
4位:KTW 三八式歩兵銃
旧日本軍装備をするならばこのエアガンは必須であろう。非常に高価な値段ではあるが三十八式を高度に再現しているメーカーはKTWぐらいしかない。KTWはレアな銃をエアガン化するというニッチ産業に特化したメーカーであり従業員が手間暇かけて丁寧に作っている。まさに職人の作ったエアガンがKTW製の三十八式歩兵銃である。
実銃のほうも高い命中精度と美しいデザインを誇り第二次世界大戦だけでなく、2.26事件の青年将校や青島攻略といったさらに古い年代のゲームでも再現することができる。
5位:KSCのCz75
CZ75は隠れた人気のあるチェコスロヴァキア製のハンドガンであり、中欧の伝統的な工業国が生み出した最高傑作のひとつだといわれている。
ガスガンにおいてもKSCが非常に美しい作りで有名で美術品としての価値も高い。エアガンマニアの間では美しい銃が欲しければKSCかWAかと言われるほどの老舗だ。
特にKSCは美しいことに拘っており美しさ重視ならばKSCである。さらに実銃のCz75も美しい銃として名高く、美しいメーカーが作る美しい銃ということKSCのCz75は美的感覚を追い求める人にとっておすすめの逸品だ。
6位:東京マルイのL96
現在正規品としてカスタムなしで最も命中精度が高く遠距離が狙えるエアガンとなると東京マルイのL96が最高性能ではないだろうか。スナイパーライフル入門としてうってつけのVSR-10からより進化した性能を誇る。
エアガンファンというのは命中精度の高い銃を求める傾向にある。
よく「命中率の高いエアガンはどれ?」という質問を見かけるが、エアガンの世界でもやはりボルトアクションライフルは高い精度を誇る。その中で東京マルイのL96は命中精度を追い求める人に是非お勧めのエアガンである。製品版をそのまま取り出して難しいカスタムやリスクある高価なカスタムをせずとも十分な性能を誇る。東京マルイの製品自体非常に安定性が高く信頼がおける。いわばエアガン界のAK47みたいなイメージであり頑丈で使いやすいのが東京マルイ製品である。
そもそも射撃の技術というのは本人の実力もあるので無理にカスタムする必要はあまりないと個人的には考えている。
そのエアガンのなかで最高性能を引き出すのが持っている人の役目であり一定水準以上の性能があれば後は個人の実力が大事なのではないだろうか。
何百発、何千発と打ち込んで練習する以外に方法はない。良いスパイクを買ったところでサッカーが上手くなるわけではないし、よいラケットを買ったところでウィンブルドンに行けるわけでもない。
そういう意味でマルイのL96は製品版でも高い性能があり、あとは練習次第という製品ではないだろうか。何千発も撃てる耐久性があり、このL96が壊れる頃には高い射撃能力が身についているはずだ。実際に自分も東京マルイ製のエアガンをいくつか持っているがほとんど壊れたことがないほどその耐久性は高い。
「エアガンでの射撃に慣れるために使い尽くす」ことを目的にしてもよく、専門的なカスタムは慣れてから始めても遅くはない。近年のエアガンは純正品でも十分なスペックを兼ね備えている。
そのため"狙撃種入門"としても、そして長期にわたり使い続ける相棒としても非常に優れた銃と言える。
7位:WA M92F
WA製は性能というよりもモデルガンとしての側面が強い。射撃性能は十分高いレベルになってきているがさすがにサバゲー用品として作られている東京マルイと比べるとどうしても劣ってしまう部分がある。
しかし絶対的に東京マルイがウエスタンアームズに勝てないのはリアルさ。非常に高級品志向のメーカーでありそのリアルさは一度手にしたら虜になる。実銃なんじゃないかというのも大袈裟ではなく、ほとんどエアガンを知らない人に実銃として渡しても確実に騙されるに違いない。
実際に手に取ったとき「ガチャリガチャリ」とした質感がまさに実銃のような感覚であり、それでいてガスブローバックガンとしての役割も果たせる。
雰囲気という意味では確実に最強クラスと言える。
元々エアガンを買う目的は日本では銃が所持しにくいのでエアガンで代替しようという物であり、ウェスタンアームズ程ガンマニアにとって素晴らしいメーカーはないのではないだろうか。
そのウエスタンアームズの徹底的にリアルへのこだわりは実際にベレッタ社とのライセンス契約を習得しているほどでありロゴなどもM92Fでは完璧に再現されている。実銃から入ったエアガンファンならばWAが最強だろう。
お座敷シューター御用達、雰囲気重視ならばまさにウェスタンアームズだと言える。
高級志向であり、"匠の逸品"というイメージに近い。
8位:東京マルイHK417アーリーバリアント
この製品は定価だと8万円強する製品であり東京マルイの中でも最も高い商品の1つ。東京マルイ最高級の電動ガンと言ってもいいぐらい最強のエアガンである。次世代電動ガンシステムを導入しマルイの最新技術で作られているこの製品はまさにマルイ製品の王者。まさかPSG-1を超える高額商品がマルイから発売されるとは思わなかったぐらいにこのHK417アーリーバリアントは最強クラスの電動ガンである。
また細部のクオリティにもこだわっており実銃の弾丸を再現したマガジンを採用しておりリアル感は抜群。
個人的に次世代電動ガンへの感想を言わせてもらえれば「期待しすぎるとがっかりだけど、おまけ機能と考えれば大満足」だと思っている。ガスガンや実銃みたいな反動はもちろんないしそのリコイル目的で買うと確かに期待外れ感はある。ただそもそも昔は電動ガンにハンドなんてなくてただスイッチでBB弾を発射する"サバゲー用電化製品"でしかなかった時代があった。
その電動ガンがリコイル機能を再現して少しでも実銃に近くなったことは凄く革新的な事だといえる。実際に反動もあるし実銃のようにエジェクションポートの部分が発射ごとに動くため雰囲気は感じられる。これは物凄く画期的なことであり、主要な魅力にはならないが無いのとでは大違いである。
雰囲気でしかないのは事実だが、その雰囲気がものすごく大事であり、おまけ程度であってもあるならば十分に満足が行くため一度経験すると無いと物足りなくなる。
そういう意味もこの東京マルイ最高級のHK417は最強クラスの電動ガンである。
9位:タナカ ルガーP08
ルガーP08といえば第一次世界大戦のドイツ軍の銃でありその精巧な作りと美しいデザイン、特殊な構造は現代においても名高い。第一次大戦の時に連合軍兵士が戦利品としてルガーP08を競って勝ち取ろうとしたことは有名だ。
そのルガーP08も本格的に作っているメーカーは限られている。
昔はエアーコッキングで東京マルイが廉価で作っていたが、今では非常に入手が困難な絶版品となっているため手に入れやすいのはタナカ製だろう。
マルイ製のエアコッキング型はもはやプレミア商品になっているため、現代で精巧に作っているメーカーとなるとタナカは筆頭候補になる。
東京マルイ製は当時のエアガンとしては最高の命中精度を誇っており革新的な存在だったが、今では完全に古くホップアップ機能すらついていないし入手もしにくいためレトロ趣味が目的だと言える。
当然ながらギシギシと音がし、金型が摩耗しきっているので製造すら困難であり絶版品である。また海外製ではパチモノのような安いエアコッキングガンとしてP08が売っているが海外製エアコキの領域を出ない上にデザインもよく見れば意味不明だったりする。
そういう意味で現在ルガーP08を手に入れようとしたらタナカ製品が有効な手段となる。ガスガンによるトグルジョイントがこれほど高度に再現されているエアガンはタナカ製品にしかなしえない事である。タナカというメーカーはWAやKSCに次いで高級志向の品質にこだわったメーカーであり、その質感はエアガンファンの間でも非常に評価が高い。
ルガーP08に拘るのであればこのメーカーを選んで間違いないはずだ。
10位:KTW タネガシマ
「まさか火縄銃にエアガンがあるとは」とこの銃を見たとき思った。さすがKTWさん、昔からマニアックな銃ばかり作ってきたメーカーだ。こういうメーカーが生き残ってほしいなと思う程にこのメーカーは心の底から銃を愛している。確かに高価かもしれないけが従業員が手作業で高品質に作っていることを考えればその値段にも納得がいく。
それにしても火縄銃のエアガンがまさか存在するとは個人的に思っていなかった。
織田信長もびっくりするのではないだろうか。1540年代の鉄砲伝来を目にした日本人の衝撃はこのエアガンを目にした衝撃に勝るはずだ。
そしてそれが徐々に戦国大名に見いだされ使用され戦のあり方を変えたことはまさに軍事の局面における革命であった。その歴史で習う鉄砲伝来以降日本は急速に鉄砲を独自で製造し始め全盛期では日本の鉄砲所有数は世界一だったとも言われている。今では考えられないが日本が銃大国だった時代があったのだ。
そういった歴史的背景も含めてこの種子島銃のかっこよさに惹かれる。
そしてその銃をまさか再現するエアガンメーカーが存在するというのがまさに現在の鉄砲伝来である。
日々進化を続けていくエアソフトガン業界は次々と驚きを見せてくれる。
これからも更にかっこいい銃を発売してほしいなと願わずにはいられない。