elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

指原莉乃ってゆとり世代希望の星だよな

指原莉乃と言えば1992年11月21日生まれでありもろにゆとり教育世代である。世間的にゆとり女子と言われる存在であり「これだからゆとってる」と言われる世代である。

しかしそんな指原莉乃、その年齢にもかかわらず次々と仕事を増やす上の世代からの評価がすこぶる高い。むしろ同世代の方が過小評価しており、上の世代には認められている。特におじさん層のファンが多く年末のディナーショーの出席者のほとんどがおじさんばかりで政党のパーティと言われるほどだった。

本人も「驚くほどおじさんばかり」と発言し、ファンもむしろそれを喜ぶ。

ただ指原莉乃の場合おじさん好みの可愛さや女性の魅力としてこれだけ人気があるわけではない。おじさん好みで言えば壇蜜さん的なエロスのほうがうけるだろう。

しかし指原にそういうエロスはない。

自分自身指原ファンではあるがそういった魅力を感じたことはほぼない。

 

むしろ指原莉乃の場合その賢さや有能さ、そして良い意味での図太さやずる賢さ、エゴが現代の若者にはない強さを感じさせる。それゆえに上の世代からは評価されある意味上の世代と同じステージに立っている人間ともいえる。

アイドルに熱狂することをやめて落ち着いて物事を見るような中年男性世代がむしろハマるのが指原莉乃だ。

 

しかし現在のゆとり世代はこれまた「これだからゆとりは」と批判されるような若者が多く、恐らく自分もこれだからゆとりはと言われる存在だろう。特にネットではゆとり叩きが流行っておりどこを見てもゆとり叩きを見て個人的にもうんざりしているが、叩かれるのには原因があることも一理あるだろう。

また他のAKBメンバーも「いかにもゆとりという感じ」という批判をされることがある。その中で指原はそういう批判をされるどころか上の世代に認められその能力が評価され様々な局面で活躍している。

 

そんな中で我々ゆとり世代指原莉乃を見習うべきなのではないか。なぜ指原はゆとりだと叩かれないどころか、むしろその能力が認められ上の世代ともあれほど上手くやれるのだろうか。

資金や権力を持っている上の世代に気に入られることは今のゆとり世代の将来にとっても必要な事である。そんなことを言えば上を利用していると言われるが、指原自身も上を利用して成り上がっているから総選挙1位にまで上り詰めた。

選挙システムを緻密に分析し計算に基づいた行動をする、それがまた受けて更に票をもらう。

あのギラギラ感、出世したい、成り上がりたいというのが顔に現れるほどの下品さは今のゆとり世代にはない。

ゆとりでもそういう人はいるにはいるけど、世代の全体的な雰囲気はそこまで感じない。やはりどうしてもやる気がなく自分たちだけで固まっていて夢や野心の無い存在だと批判されがちである。

自分たちは貧乏から這い上がってきた、自分たちの若いころにはギラギラした野心があった、そういう事も言われる。

自分自身一人のゆとり世代としてその野心が足りないなとは思うし、同世代を見渡してもそこまでガツガツしていないなとも感じる。

 

ゆとり世代は生まれたときから周りに物があふれ、与えられる中で過ごし自分から何かを得ようとしなければならないという認識が足りない。

ギブアンドテイクという発想がなくもらって当たり前であり、まるでバブル時代の女性の考え方が世代全体に根付いている感覚に近い。

その上、世の中の風潮としてこれから日本が成長していくぞ!という雰囲気もなく競争するのではなく、それぞれが個性あってナンバー1にならなくてもいいよ無条件に褒められてきたゆとり世代

成長が終わって停滞している雰囲気の中で過ごしたゆとり世代にとって何かを勝ち取ってやろう、なりあがってやろう!といったギラギラさを手に入れるのは難しい。

そういったことがゆとり世代への批判として挙げられている。ゆとり世代としてそう言った批判に対して思う事はいろいろとあるが、同時に事実な部分もある。

 

そこで無理に自分たちも苦労していると言ったところで永久にこの状況は変わらない。競争して地位を勝ち取らなければいつまでもゆとり世代は不遇で馬鹿にされ続ける。

だから戦って勝ち取っていかなければならない。

ゆとり世代の未来はこのままいけばお先真っ暗である。自分たちがこれから何とかしなければ必ず苦労する羽目になる。

そういう時にまさに同世代で頑張っている希望の星として指原莉乃がいる。

彼女はスキャンダルすらおいしいと考え未だにネタにし、自分のゲスい欲望を隠さずむしろそれをネタにする。そしてその状況から更に何かを得る逆転力がある。

あのギラギラさを女性が持っていて男性と対等に渡り合っている、そんな存在はゆとり世代として育ってきた中であまり見たことがない。女性としての可愛さを武器としてではなく、したたかさを武器として活躍している。

劇場支配人やプロデューサーになったりバラエティでAKBメンバーで唯一単体で活躍していることは間違いなく能力が評価されている証だ。

計算ができる上に同時にいろんな配慮もできる賢さがあり、単にガツガツしているだけでなく冷静さもある。

 

どこかでもしかしたらゆとり世代というのは綺麗にやろうとしている雰囲気があるのかもしれない。成り上がりたいというギラギラさは下品なもので、そういう雰囲気よりももっときれいな夢や自己実現を追いかけるほうが美徳なのがゆとりスタイル。個性を追求することを目指すように教えられてきた。

しかし綺麗なやり方だけではこれからの世の中通用せず淘汰されていく。

若者の貧困と言われる時代に直面し、多くの若者が苦しんでいる。

そんな中大分県の引きこもりやAKB内の低い序列からAKB48で最も人気なメンバーになり、都内の高級マンション住まいにまで成り上がった指原莉乃の生き方はとても参考になる。

あの図太さ、ゲスさは欲を持つことの大事さや餓えにも近い貪欲さを持つことの大切さを教えてくれる。

今の時代ゆとり世代が見習うべきなのはまさに指原莉乃であるように思う。

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