elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

深夜に海外サッカーを見てる時の雰囲気はなぜ良いのか

最近生活環境が変わって海外サッカーを見ることがほとんどなくなった。視聴環境がないので見る機会がなく、見るとしても過去に録画で撮っておいた昨シーズンを見るかゲームのFIFAでプレーして擬似的にサッカー観戦を楽しむぐらいだ。

そして思ったのが海外サッカーがないと何か空虚なものがあるなという事。海外サッカーの視聴環境があったときは深夜にワクワクがあった。海外サッカー見てた頃たのしかったなぁと最近懐古し始めている。

「今日バルセロナの試合がある」

「今日はマンチェスターダービークラシコがある」

「今日はCLのビッグマッチがある」

そう思う事でその日の深夜が楽しみだった。その日の1日のいろんなことが終わり、最後の総仕上げとしてビッグなことがまだあることにワクワクした。

しかし今は深夜に特に何かイベントがあるわけではない、楽しみなことは普通に日本時間の常識的な時間にある。別に深夜に起きている必要性がないし、深夜である必要性がない。深夜に起きてるとしても寝れないから惰性で起きているだけで何かあるわけでもない。自分がつまらない生活をしているという事も理由にはあるかもしれないけどやはり何か空虚だ。

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そういう時海外サッカーみてた頃って懐かしくて楽しかったなぁとしみじみ思う。今日はビッグマッチだから少し良い物を食べながら見よう!と思って普段買わないプリングルスとか高めのポテチ買って、ついでにちょっと飲み物も高い感じのものを買って深夜一人で見てその試合に感動するのが楽しかった。冬は即席のスープ温めて飲んでたりとか。そして海外サッカーの試合は土曜日の深夜にあることが多いのでそのまま気づけば朝が近くなっててそのまま起きてコンビニに買い物に行ったりとかもしてた。その頃なんか懐かしいなぁとつい最近のことながら思う。

深夜に何も楽しいことがなくなった。

楽しいことがあったとしてもそれは別にわざわざ深夜にする必要がない普通の事だから深夜ならではのレア感がない。やっぱりそういうレア感があるから深夜に海外サッカーを見るときの雰囲気っていいんじゃないかと思う。

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多分海外サッカーファンって、そこに魅せられてるところもあるんじゃないかな。日本にこれだけ海外サッカーファンが多いのもその深夜に一人で欧州の凄い試合見てる感が好きなんだと思う。もちろん誰かとみることがある人もいるけど、意外と一人で見てる人多いと思う。それは一人でしんみり見るのが楽しいからだと思う。また他の深夜の娯楽に比べてリーズナブルなのも魅力の1つ。

特にマニアックな試合だと「この試合見てる奴マジで少ないだろうなぁ」感があってワクワクするしELのしょぼい組み合わせの試合とか特にそう感じる。しかもそういう試合って異国情緒あるんだよなぁ、ロシアとかウクライナで行われてる試合とか特に感じる。「これどこの国だよ感」みたいなものがすごくワクワクする。リーガエスパニョーラとかセリエAラテン系の独特な雰囲気があるし一人深夜にセリエAの殺伐としたスタジアムや、リーガのラテンっぽさ見るのとか特に好きでよく見てた。プレミアリーグとかブンデスリーガの盛り上がってる感もいいし、とにかくこういう雰囲気込みで海外サッカーみたいなとこがあるのかなと思う。夜型の人間にとってこれほど充実したコンテンツはないんじゃないかなと最近思う。

 

深夜という普通じゃない時間帯に海外という非日常なものを見る楽しさ、それが海外サッカーの人気の理由なのかなとも思う。そういう意味で深夜に時々あるイベントとしての海外サッカーは自分にとって大事だったし楽しかった。 海外で頑張ってる日本人サッカー選手を見て自分も頑張らないといけないなと思うのも楽しいし、逆に海外の異国情緒感を深夜に楽しむのもまた面白い。

そういう雰囲気の良さがあるのかもしれない。スタジアムの幻想的な雰囲気とかすごいしサッカーって金かかってるからカメラワークや映像美がとにかく素晴らしい。まるで映画のワンシーンのような光景がそこにはある。しかもそれでいてどんなドラマや映画にも負けないドラマチックな展開がある、そしてそれを世界中が見てる。そういうコンテンツとしての面白さがいい雰囲気を作り出してるのかもしれない。

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元々深夜というしんみりとした雰囲気の時間帯に、ドラマチックな激闘を見れるというプレミア感。欧州の現地時間ではゴールデンタイムだったり昼間だったりするけど日本の場合深夜の時間帯に見ることになる。だから現地観戦とは感覚が違うけど逆に自分はこのギャップのある組み合わせが好き。日本の深夜に海外のサッカーを見るという独特な組み合わせには魅力がある。

深夜という静まり返った時間帯にサッカー盛り上がりを見てなおかつそれが非日常の外国の光景、この3つが重なって独特な雰囲気が欧州サッカーや南米サッカーにはあるかもしれない。

深夜というのは普通はイベントがない時間態でみんな活動していない、そういう深夜独特のイベント感が海外サッカー人気を支えてるんじゃないかなと思う。わざわざ真夜中に起きてなんでサッカーを見てるんだと興味ない人は思うけど、一度体験するとこのプレミア感や雰囲気の良さは病み付きになる。非日常という時間が人間には時々必要なのかもしれない。