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elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

ロシアが2018年ワールドカップ開催に抱く夢

いよいよ2018年、来年にFIFAワールドカップが迫ってきた。4年に1度の世界最大のメガイベントがまたやってくる。つい最近2014年のワールドカップがあったように思うのにもう来年ワールドカップである。

気の早いサッカーファンは既に浮き足立っている。

開催地はロシア

2006年のドイツ大会以来の欧州での開催となる。

またロシアはこれまでワールドカップどころかUEFA欧州選手権、通称ユーロも開催したことが無くソ連時代も含めて事実上ロシアにとって初のサッカーの国際大会の開催ということになる。

ロシア代表

そのためロシア人の期待は大きい。いわば日本人が2002年にワールドカップを開催したときのような期待がロシア人にはあることになる。

そもそもロシア人はサッカーが好きなのか?

答えはダー(ロシア語でYES)

あまりロシアといえばサッカーというイメージはないが実はソ連時代からも大衆スポーツとしては根強い人気がありそれはロシア地域でも同じだった。元々伝統的に陸軍国であるロシアはいわば陸戦ともいえるサッカーに親近感を抱いている。非常に過激なサポーターが多い事でも知られサッカー熱は熱い。

ソ連崩壊後はより観戦スポーツとして人気が高まりヨーロッパに近い西側に行くほどその人気は高まる傾向にある。シベリア方面の東側に行けばアイスホッケーが人気になる傾向があるが、それでもサッカー人気は今高まっておりワールドカップ開催ともなればそのサッカー熱はかなりの物だろう。

実際にUEFAチャンピオンズリーグなどヨーロッパの国際大会でもロシアのクラブは勢力を伸ばしつつあり、代表においても2008年のユーロではアルシャビンを中心に躍進したり2014年はワールドカップ本大会出場にこぎつけている。

予選の組み合わせに運はあるがブラジル大会はウクライナポーランドスウェーデンセルビアチェコなどの中堅国が出場すらできなかったことを考えるとロシア代表はそれらの国々以上の実力を兼ね備えていることになる。

ロシアワールドカップ

そんなロシア代表は次の大会に開催国枠として、ホストカントリーとして出場する。

夢にまで見たワールドカップがついに自国開催として訪れるのだ。

ロシアがつい最近行ったスポーツイベントといえば同じく2014年のソチ五輪がある。羽生結弦金メダルを獲得し、リプニツカヤやレジェンド葛西が活躍した大会でもあり日本でもその大会を覚えている人は多い。

その次にロシアにやってくるスポーツイベントがまさに2018ロシアワールドカップだ。そのソチも開催都市に選ばれておりソチでもまたスポーツのイベントが行われることになる。

ソチオリンピックの時との最大の違いは季節。

オリンピックは冬だったがワールドカップは夏になる。ソチ五輪の時とは違ったロシアの景色が見られるかもしれない。他の開催都市としてはモスクワ、サンクトペテルブルクカリーニングラードヴォルゴグラード(旧スターリングラード)などロシアに興味がある人にとってはなじみ深い都市名が多い。

もしヴォルゴグラードでロシア代表とドイツ代表が対戦することがあるならば「スターリングラード攻防戦」という話は間違いなく出てくるに違いない。

カリーニングラードに関しては飛び地であり欧州からの観戦者にとっては非常に行きやすいのも魅力。残念ながらロシアは広すぎてウラジオストクなど日本に近い方面での開催はされない。エカテリンブルクが一番東ということになる。

決勝はモスクワのルジニキスタジアムで行われ、ここは日本代表の本田圭佑CSKAモスクワ時代にホームスタジアムで使用していたこともある。もし日本代表が決勝に進めばルジニキスタジアムを知る本田圭佑がいる日本が有利か!?

ロシアワールドカップ

ところでロシア人、この初のサッカーイベントをホスト国民として上手く盛り上げられるだろうか?

ワールドカップというのはサッカーをするだけがイベントではない。その国がどういう国なのかということも国際社会から見られることになるし、その国のサッカー文化がどう変化していくかも大きな見どころである。

ロシアといえば旅行初心者が行ってはいけないと言われるようにどうしても観光客に負のイメージがありよほどロシアが好きな人でなければ旅行で行くことはオススメされないのが現状だ。そういった部分が今後どうなるかという事もあるが、個人的にはそれほど負のイメージだけをクローズアップする必要はないように思う。

ワールドカップ自体、南アフリカ、ブラジルと世界的に見て治安がいいわけではない国で開催が続いているのでもはや世界のサッカーファンはこの状況に慣れっこであり、ロシアはG8でもあるのでむしろ前の2大会に比べて観戦しやすくなったともいえるかもしれない。更にソチ五輪に関してもそれほど大きな問題にはならなかったので観戦においてそれほど心配することはないのではないだろうか。

更に言えばロシア人の気質も大会を盛り上げることに向いている。

日本ではロシア人といえば暗いイメージがあるが意外と陽気な人たちが多い。彼らは大のウォッカ好き。役人は冷たいが市民は明るいのがロシア人だ。

2022年のカタールワールドカップではスタジアム内にアルコール飲料の持ち込みがイスラム教の風習に合わせて禁止されることになったが、ロシアではむしろアルコールは平均装備である。スタジアムでもスポーツバーでも皆飲んでる。そういう面では2018大会と2022大会は対極的な大会になるかもしれない。

陽気な彼らはきっと待ち望んだこの大会を最大限に盛り上げてくれるに違いない。

そして問題はロシアだけではない。

我々日本のほうでもこの大会への準備がそろそろ必要になってくる。

ワールドカップは世界が熱狂するイベントなのでその盛り上がりの蚊帳の外になるのは少しさびしい物がある。

しかしどうだろうか、ロシアワールドカップについての報道はほとんどまだおこなわれていないし、ロシアという国についての報道もまだほとんどされていない。たいていこの手の大会前になるとスタジアム建設は進んでいるかとか大会前のその国の盛り上がりはどうかなどが現地の様子として報道されているがまだそういった報道がないのが現状だ。

むしろ日本で来年2018年、ロシアでワールドカップが開かれるという事を認識している人は半数を下回るかもしれない。やはりまだ日本のおけるW杯は4年に1か月の間だけ盛り上がるイベントでしかないのも現実で、1年前から盛り上がってる気が早いファンはごく一部のサッカーファンだけであろう。

そもそも日本代表が本当に出場可能なのかということもある。日本代表が出場を決めればいよいよロシアに関する報道も増えてくるかもしれない。

 

ちなみに実は今年2017年の夏コンフェデレーションズカップというワールドカップ前の練習大会のようなものが行われるが日本代表はアジアカップで優勝できなかったのでここに出ることができない。2013年ブラジルの時は日本が出場できたうえに当時のメンバーもかなり期待できるメンバーだったので非常に盛り上がった。

2013年と2017年の大会前年としての雰囲気が違うのはそういった理由もあるのかもしれない。正直期待感がないのも事実で日本代表ファンもあまりこの大会に向けて盛り上がっていないというのが現状だ。ブラジルの時とは全然違う雰囲気になっている。

ただそれはむしろいいと思っていて、あまりにも期待しすぎていけるという雰囲気になって壮行会まで開いた結果が1勝もできなかったグループリーグ敗退なので、今回期待感がまるでないことはむしろ逆にチャンスかもしれない。南アフリカ大会も大会前ボロボロでまるで期待はされなかったが大会が始まってみればアウェーでのベスト16でベスト8寸前まで行きかけるという日本代表史上最高の成績となった。

そういう意味で日本代表の盛り上がりが空気なのはよい兆候かもしれない。

 

ただサッカーというのは日本だけのスポーツではないし、日本代表や日本人選手にしか興味がないというのはちょっともったいない話でロシアに関する話もこれから増えていくべきだなと思うし、日本にはロシアという国に興味を持つ人が凄く多い。

アニメや漫画でもロシア人キャラクターが人気だったり、ロシア軍やソ連軍などのミリタリーファンも非常に多い。更にフィギュアスケートや冬季スポーツでは世界の強豪国でありロシア人フィギュアスケーターの人気は日本において根強い。

また露西亜文学、露西亜語なども高く評価されており歴史においてもいろんな意味でかかわりが深い国でもある。日本人は実はロシア好きが多く、民間においては親露国ともいえるし個人的にも非常に好きな国である。外交問題は別として独特な雰囲気や文化が非常に魅力的な国だ。

そういう意味でロシアに興味がある人がこのロシアワールドカップという大会に興味を持ってくれると非常にありがたいなと思わずにはいられない。

サッカーにこれまで興味がなかった人も「ロシア代表応援してみようかな」「ロシアの様子や雰囲気を見てみたいからロシア目的でワールドカップをみる」というような楽しみ方をしてみるととても楽しい1か月になるのではないかなと思うし、自分自身ロシア文化ファンとしてもこの大会を楽しみにしている側面がある。現代ロシアのリアルを映し出すのがこの大会だ。

サッカーだけでなく文化としてもロシアに興味があるしその意味で凄く楽しみにしている大会でもある。

ロシア

更に言えばこの大会をきっかけにロシアへの理解や関心が高まればそれは複雑な外交問題の解決や今後の友好関係にも役に立つかもしれない。

やはり外交や友好というのは相手を知ることから始まる。正直な話日本人のロシアへの理解度は低くてこの理解度が高まっていけば今後の日ロ関係ももしかしたらよくなるのではないだろうか。

首都がモスクワで1991年にロシア連邦として再スタートして、使っている文字はキリル文字。この3つの基本を3つとも知っている人は恐らく日本で2割程度しかいないだろう。日本人のロシア認識というのはまだその段階でありこれで友好関係や外交問題の解決というのは少し厳しいのが実情だ。

それゆえにこの大会きっかけでロシアに興味を持つ人が増えれば凄く良い事なんじゃないかなと思うし、ある意味「隣国でのワールドカップ」というとらえ方もできる大会。

南アフリカもブラジルもドイツも遠い大会だったけどロシアは隣国と言えば隣国。開催都市自体はヨーロッパ方面ではあるけども盛り上がりという観点で言えば極東ロシアにまで波及してくる可能性は大いにある。更にロシア連邦と国境を接している国も非常に多いので盛り上がりは周辺国にもかなり波及する。そういう意味では隣国でワールドカップが行われているとも考えることができる。せっかく隣国で盛り上がるW杯、ぜひともその盛り上がりにあやかりたいものだ。

更に盛り上がりと言えば日本とロシアだけではない。

世界中がこのイベントを待ち望みにしている。

サッカー的な本題で言えばどこの国が優勝するか、どの選手が活躍するか、どの国が躍進するか、劇的な試合は見られるのか。

ここが勿論最大の見どころと言っても過言ではない。

ヨーロッパ開催なので優勝国は欧州チームであることが有力視されているが果たしてどうなることか。

リオネル・メッシクリスティアーノ・ロナウドが肉体的にピークの状態で迎える最後の大会となる。はたして二人はキャリアの間にワールドカップを獲得できるのだろうか?

ドイツ代表二連覇、スペイン代表復権、フランス代表の若い世代が完全に覚醒しきるのか?イブラヒモビッチは今度こそワールドカップに出られるのか、本田圭佑中田英寿のようにこの大会で引退するのか、スアレスはまた噛みつくのか!?

チリ代表の実力は本物なのか、コスタリカ代表のようなダークホースは現れるのか、ロシア代表は地元で躍進するのか・・・・今から優勝予想や展開予想をするだけでも楽しいぐらいに見どころが多い。

ブラジルがいろいろと見どころの多い大会だったので今大会もまた様々な面で面白い大会になってほしいと願わずにはいられない。

 

そしていよいよその大会が来年に迫ってきた。

日露関係、ロシア文化、そしてサッカー、様々な意味で盛り上がる大会になることは間違いない。

ネットでそういう優勝予想をするサイトやワールドカップ前のロシアの状況について記述するようなサイトがもっと出てくればもっと盛り上がっていくだろう。またどうやってこの大会を観戦しようかという計画の話も面白い。そうやっていろんな人が大会前にこの話をすることが盛り上がりの原動力になるかもしれない。

そしてこの大会をロシアがどのような大会にするか、そして各国の選手がどのような大会にするか、まるで予想がつかないメガイベントがもうすぐそこにある。

サッカーファンとしてもロシアファンとしても楽しみせずにはいられない。