elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

東側の銃って悪役感マックスだよな

東側銃と言えばもはや悪役の代名詞

AK47はたいてい悪役が使っているしトカレフアウトローの象徴だ。

それもそのはず、見るからに悪役っぽいのが東側系のアサルトライフルやハンドガンだ。映画でも創作でもたいてい悪役側が東側の銃を使い、正義側は西側の銃を使う。

日本が西側国家だからどうしてもそれらが悪役として映ることが多いが、そういった歴史的背景だけが必ずしも理由ではない。

もう明らかにデザインからして悪役感マックスなのだ。見るからに刺々しくイイ奴が使いそうにない。

ドラグノフ

例えば東側の自動狙撃銃で最も有名なSVDドラグノフと西側自動狙撃銃で最も有名なPSG-1を比較すると明らかだ。

誰がどう見ても、銃に興味がない人がパッと見ても悪役が使っていそうなのがドラグノフで、正義側が使ってそうなのがPSG-1だ。

コルトガバメントM1911A1トカレフTT-33にしても明らかに悪役っぽいのはトカレフのほうだ。西側は現代型としてどこか洗練されており東側はどこか荒っぽい。大まかに言えばこのようなイメージになる。

実際東側の銃は作りが荒く精度の面では西側の銃に劣っていることが多い。その代りジャングルや砂漠など極限の状況下でも安定して性能を発揮できるという頑丈さがある。高精度、精密品の西側銃と、荒いつくりだが頑丈な東側銃という対比になる。

更に言えばその東側銃を作っている大本のロシアや中国が悪役なのだ。

ロシアやソ連は正義とは言い難い。

周辺国からはとことん嫌われており、ロシア側としてもあまり好かれるような努力はしていない。彼らは好かれることや良いイメージを作り上げることにそれほど執着していない。ここらへんはイメージ戦略を練り上げ自分たちが善い行いをしているというクリーンなイメージ作りに奔走する米英との最大の違いであろう。

日本としてもその侵略と無関係ではなく、いわば日露戦争はロシアの帝国主義と衝突であったし第二次世界大戦では火事場の泥棒のように領土を持って行かれた。戦後は冷戦構造において西側陣営に属した。

このようなこともあり日本人にとってはなおさら東側や中ソ、中露が悪役のように映る。また実際悪いことをしているのがソ連などの共産主義国である。

スターリン毛沢東ポルポト金日成の犠牲者は計り知れない。

しかし自分はそんな悪役が大好きなのだ。

西側や西側の兵器、銃にはあまり惹かれない。

アニメや漫画においても自分は悪役や敵側がとにかく好きで正義側に惹かれることはあまりない。たとえばゾイドでは共和国側より帝国側であり、ガンダムに置いては連邦よりジオンだ。あの怪しい独特な雰囲気が魅力だ。悪役のトガったデザインにかっこいいと思わずにはいられないのだ。

いかにもアメリカの工業製品感のあるジムよりも、どこか悪役としてのザク。主人公機体感のあるシールドライガーよりライバル機体感のあるセイバータイガー。

ポケモンならばレッドよりグリーン、アンパンマンでは常にバイキンマン勝てと応援。主人公サイドを好きになったことがあまりないほど自分は悪役マニアである。そういった厨二病感に惹かれずにはいられない。

そしてそれは歴史の冷戦構造においても同じ。

冷戦においては絶対的に東側諸国、社会主義陣営の方が好きでソビエト社会主義共和国連邦ソ連軍に惹かれる。

SVDドラグノフAK47AK74トカレフ、T72、Su27、Mig25、ソ連兵器のかっこよさは上げればきりがない。更にソ連以外のまた魅力的だ。ユーゴスラビアチェコスロバキアルーマニア北朝鮮ベラルーシ、様々な国々が存在するし現地のカスタムなども存在する。

見るからに悪役感、そしてトゲトゲしいデザイン、陣営や勢力としても不気味さ、そういったものが自分は大好きなのだ。正義側のデザインは確かにかっこいい、しかしオーソドックスすぎてどこかつまらない。一方悪役デザインはどこか不気味で怪しげでそしてトガっていてかっこいい。厨二病な部分はあるかもしれないがそういったトゲトゲしい側の方が好きだし悪い陣営、悪いと思われがちな陣営の不気味さに惹かれる。

実際世の中正義陣営や前任の振りをしておきながら裏ではあくどい事ばかりしている勢力や人々が多い。そういった人々を信用できないという部分ももしかしたらあるのかもしれない。それよりは潔くヒールをやっている勢力の方が面白い。

ただ「正義の振りをして裏では悪役やってる感」が好きな人も結構いて、アメリカやガンダムSEEDの連合が悪いことをしているのがあえて好きという人もいたりする。

・悪役の顔した悪役

・悪役の振りした善人

・正義の顔をしており中身も正義

・正義の顔をして実は悪役

この4つのバリエーションで好みはわかれる。

自分の場合は悪役の顔した悪役も、悪役の振りした善人も好き。とにかくなんとなく敵っぽい感じが好きなのが自分の美学。中身が本当に悪くてもいいし、実は善人というパターンも好き。

アメリカよりもソ連ローマ帝国よりカルタゴ関ヶ原の東軍より西軍、連邦よりジオン、連合よりザフト源平合戦では源氏より平氏、何でも悪役や負けた側の方が好き。

あとは大正義側に抵抗する勢力とかも惹かれる。

たとえばレアル・マドリードというスペイン中央政府の優遇を受けた白き美しきチームというプロパガンダに対抗して、カタルーニャの反抗の象徴としてのFCバルセロナという構図も好き。アメリカとかマドリードとか地球連邦とか、そういう正義の振りをした勢力に挑む反抗勢力みたいなものが自分は好きなのかもしれない。

そういう意味でまさにソ連をはじめとした東側陣営の独特な雰囲気は非常にかっこいい。明らかに刺々しい、敵が使ってそう感。そういったものが自分は好きで好きで仕方がないのである。