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elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

中国資本で生まれ変わるACミランは復活するか?

最近チャイナマネーといえばサッカー市場を席巻しておりもはやサッカーの構図やヨーロッパサッカーの文化さえも変わってしまうのではないかというほどの影響力だ。

カルロス・テベスがメッシやロナウドを超えて世界最高年棒になったことはサッカー界で大きなニュースとなった。習近平になってからサッカーの強化を本気で進めている中国だが、更に今度は欧州クラブへの参入とその勢いはとどまるところを知らない。

 

個人的な意見で言えば欧州サッカーにもっと選手が集まったほうがハイレベルで面白いし、中国に行ったら見れなくなるのがもったいないと思わずにはいられない。たとえば中国への移籍が決まったヴィツェルやオスカルにしても欧州で見たかったし中国に行ったところで興味もないのが現実だ。有名選手がいるからといってわざわざ中国スーパーリーグを見ようとは思わない。

選手のサラリー事情よりも視聴者としての立場ならば欧州でのプレーを選んでほしいというのが本音だ。日本のJリーグに来るならともかく中国リーグにいった選手をわざわざ追いかけようとも思わない。ACLで見れるかもしれないけどそれよりもコンスタントに欧州で出場する姿の方が見たい。

 

しかしクラブ経営への参入となれば別でそのクラブが盛り上がるなら歓迎だ。マンチェスター・シティチェルシーパリ・サンジェルマンもロシアや中東のオイルマネーで華やかなクラブに生まれ変わった。地味な時代から好きだというコアなファンもいるかもしれないが、正直現地ファンでもないのでオイルマネーで多額の資金で強化をして華やかなクラブを作ってくれた方が見ごたえがある。

ACミラン

そういう意味で中国マネーで生まれ変わるACミランには期待せずにいられない。

やはりACミランは華やかなクラブであるべきであり、ミラノ勢がパッとしないとセリエA自体が面白くなくなる。もうユベントスが優勝するだけのリーグは見飽きた。ACミランが活躍する姿を自分は見たい。

自分は本田圭佑ファンでもあるけど、それより少し前にACミランが好きになった。イブラヒモビッチセードルフチアゴ・シウバといったギリギリACミランがビッグクラブだった時期が好きだ。本当の古参ファンからすれば非常に浅いが、それでもギリギリACミランのビッグクラブ時代を知っている。

しかしFIFAの規定でいままで元イタリア大統領のメディア王ベルルスコーニのポケットマネーでの補強ができなくなってから、選手を売却しなければならない時代になった。健全経営をFIFAは求めるようになったのだ。その後ACミランは落ちぶれるところまで落ちぶれ、もはやUEFAチャンピオンズリーグどころかヨーロッパリーグすらも遠い存在になってしまった。

この状況はファンとして非常に寂しい部分があるし、未だにその頃が懐かしくてFIFAではオリジナルで選手補強をして「強かったころのACミラン」というオリジナルチームを作っているほどだ。

 

そのミランもようやく生まれ変わる時が来た。中国資本グループのシノ・ヨーロッパ・スポーツへの売却完了が3月に迫っているのだ。

現地ミラニスタの中にはアジアのお金に頼らないといけないのは誇り高きACミランとして悲しいという事をいうファンもいるかもしれない。チャイナマネーといえばいいイメージがないのも事実だ。

しかし自分はあくまで日本人であって現地ファンではないのでそういった感情はない。同じアジアのチャイナマネーに関しても欧州で使ってくれるなら欧州サッカーファンとして歓迎だ。

とにかくお金を使ってくれてACミランを復活させてくれるならそれが一番ありがたいし面白いセリエA、華やかなセリエAをまた見て見たい。最近のセリエAはあまりにも寂しすぎる。90年代の世界最強リーグ時代の懐古ファンというわけではないが、どこかイタリアにかっこいいメージがあるしラテンの雰囲気の方が個人的には好きだ。

だからリーガ・エスパニョーラの次にはセリエAが好きだしそもそもその雰囲気やユニフォームのデザインなどは相変わらずかっこいい。そういう意味でチャイナマネーでもなんでもいいからとにかくACミランを復活させてほしい部分はある。

 

ただお金が増えればそれですぐにクラブが復活するかと言ったらそう単純ではない。

まずインドネシア資本に買収されたお隣のインテルナツィオナーレ・ミラノは言う程浮上できていない。トヒルがあまりお金を使わないからとも言われているがアジアマネーでインテルが復活しているとは言い難いのも現実だ。

更に本田圭佑の話を聞く限りACミランの体質は根本的に改革をしなければならないレベルにあるらしくイタリア社会の矛盾の象徴のような体質なのだ。いわば日本のプロ野球の巨人がクリーンな体質とは言えないように、伝統クラブというのは古くからの歪みのようなものを改善できていないことが多い。昭和の体質が残る巨人のようにACミランも20世紀の体質を引きずっている部分があるのだ。

そう考えるとチャイナマネーですぐ生まれ変わることを期待するのは少し気が早すぎる事だろう。ACミランの改革には時間がかかる。ロッソネッロが現代サッカーに適応する現代型のクラブに生まれ変わるには10年単位の時間が必要だ。

ユベントス八百長でのセリエBへの降格から立ち直り、新スタジアムを中規模で建設し現代型のサッカービジネスに適応して唯一イタリア勢で欧州トップレベルのクラブになった。ACミランがその位置に戻るのはまだ時間がかかるに違いない。

黄金期ミランは欧州の舞台を席巻した。

クライフのドリームチームFCバルセロナを4-0で粉砕したこともあったのだ。あの頃の輝かしいミランをいつか現代サッカーの舞台で見てみたい。

セリエAの復活は中国資本と共に歩み出すACミランから始まるのか、今しばらく時間はかかりそうだが気長に待つこともサポーターの役目なのではないだろうか。