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elken’s blog

ジャニーズ、サッカー、軍事、創作などあらゆることを評論するブログ

宇佐美貴史はもうオワコンなのか?

サッカー 日本代表 フォワード オワコン

一昔前日本サッカーファンを壮大に期待させた選手がいる。

宇佐美貴史だ。

誰もが彼を天才だと褒め称えついに日本にもワールドクラスの選手が現れた、バロンドールもありえるかもしれない、将来は安泰だというような雰囲気があった。冷静な見解を持つ者はわずかで南アフリカワールドカップ後の上り調子の雰囲気もあいまって人々は彼に期待しそして宇佐美自身もバロンドールを取るというような発言すらしていた。

 

その宇佐美が今完全にくすぶっている。

ガンバ大阪から再びドイツブンデスリーガへと渡ったこの元天才はそこで輝きを見せることができていない。アウクスブルクという2部的なサッカー、フィジカルサッカー、中小クラブ的なサッカーになじめずまともな出場機会がほとんどなくもはや宇佐美貴史は消えかかっている。

二度目のブンデスリーガ挑戦に誰もがワクワクした。

一度目の時はまだ若かった、2度目の挑戦は間違いなく本気であり背水の陣でありJリーグで鍛えなおした実績がある、代表にも呼ばれた、そういった期待感があった。

 

しかし二度目のドイツ挑戦の現実は散々だった。

選んだチームが悪かったことは最大の要因であり、ほとんど出場していない以上まともな判断はできない。サッカーの世界では監督と合わなければどうしようもないときがあるし突然監督が変わってしまい移籍前のプランが完全に崩れ去ってしまう事もある。そういった不測の事態があったのは事実だ。

その一方でそれは練習で戦える選手だと判断されていないという事でもある。ブンデスリーガ基準の選手ではないというのはやはり現実であり、特別身体能力が高くなく足元で欲しがり少し上手いだけの選手を使う監督はいないという指摘ももっともだ。

 

もう年齢的に若いと言える年ではなくなってきている。期待にあふれたころとは違いこの先宇佐美貴史が浮上していく可能性は少ないだろう。少なくともかつて日本サッカーファンが期待したような華々しいワールドクラスの活躍に関しては期待できないのが現実だ。

自分自身宇佐美には非常に期待していて最初見たときは衝撃を受けた。

何やら凄い若手がいるかのような持てはやされ方でガンバ大阪でプロデビューするときは誰もが期待した。育成年代のワールドカップではネイマールより凄かった、サウジアラビア戦の5人抜きなど過去の伝説も凄く更にいきなりバイエルン・ミュンヘンに行くのだから当時の日本サッカーファンは大いに期待した。

骨盤パニック妄想ドリブルといった独自のドリブル理論を語り、少年期の伝説について話すその姿は期待に満ちていた。しかしバイエルンでは当然ながら出場機会に恵まれずレンタルで別のチームに行くことになる。実はこのバイエルンの時も監督が代わっていて、獲得を望んだ監督が退任している。

 

その後ホッフェンハイムでは圧倒的な活躍をしたわけではないが左サイドから5,6人抜いたゴールを決めるなど才能は見せつけた。当時の自分は、19,20歳ぐらいの選手でこれだけのプレーができる選手はごく限られた選手しかいないと思い期待したがその後Jリーグガンバ大阪に復帰することになる。

しかしこの時のJ2,J1での活躍は圧巻だった。

まさにドイツでの鬱憤を晴らすように大活躍し「タカシ・ウサミという反則外国人」とまで言われるようになる。シュートの振りの速さが日本人離れしている、シュートは日本人最高クラスに上手い、そういって誰もが褒め称えた。

怪我でワールドカップに行けないということがあったもののその後の活躍も健在で遂に再び海を渡ることになる。

 

その結果今に至るというわけだ。

結果論で言うならばブンデスリーガよりもたとえばオランダリーグあたりでのびのびと攻撃に専念させてもらえた方がその才能を発揮できたかもしれない。

よく宇佐美について誰でもできないことができるが誰でもできることができない選手だと言われる。自分の得意パターンに入ったときはうまさを見せるが自分のやりたいサッカーができない時に上手く行かない、楽しくサッカーをやれてない時は消えてしまう。

何年も前から言われてる問題が結局改善しない、足元だけの選手でありボールをもらう動きがよくない、天才ともてはやされた結果基本的なことが身につかなかった、などと言われる。

日本のユース育成は家長と宇佐美の失敗に学ぶべきだとも言われるし、こうやって天才だと持てはやすことは選手に基本的なことが身につかない要因にもなると指摘される。

その結果今になってそういったプレーに挑戦し始めるが身に着けてこなかった基礎的なものを20過ぎてからやったところでプロの水準にはならない。

 

それよりはやはり誰にもない才能を磨いたほうがよかったのではないかと感じざるを得ない。不得意なことを頑張ってもそれは絶対的にその分野を磨いてきたライバルには敵わないわけでありその道のプロが大勢いる。それらの選手に対抗して平凡な選手になってしまったのが今の宇佐美なのではないか。

今更やってこなかったことを練習してもプロには敵わない。宇佐美貴史は自分が得意なプレー以外は正直言ってプロの水準にはないのが現実だ。そんなものをやったところで間に合うはずがないのである。

例えば名門私立大学受験のために3教科だけ特化してきてやってきた選手がいきなり国立大学に進路変更して世界史や化学をやったところでもう間に合わないのと一緒だ。正直宇佐美貴史はその部分を捨ててきたタイプの選手だ。今更3教科以外のことをやってももう遅い。

それよりはやはりそのまま名門私立大学を目指すべきだったのかもしれない。それはオランダあたりでのびのび特技を伸ばすことだったともいえる。そういったワンパターンな選手は現代サッカーで通用しないとも言われる。しかし宇佐美貴史はその道を究めたワールドクラスの選手とかつて共に過ごしたことがる。

 

アリエン・ロッベンだ。

かつてバイエルン・ミュンヘンでチームメイトだった時期がある。

宇佐美貴史ロッベンについて何度か語っておりわかっているのに止められなかったと言っている。無理にゴールパターンを増やすよりも同じことを極める、彼のように同じことの中でバリエーションを増やすタイプの選手になったほうがよかったのではないか。

このままいけば確実に平凡な選手として終わるだろう。28歳ぐらいの時に宇佐美貴史とは何だったのか?と言われるだろう。そして「日本サッカーファンを壮大に勘違いさせたオワコン選手」と揶揄されるに違いない。実際自分も勘違いした。 

それよりは日本のロッベンになるべきだった。

一芸に秀でた選手、突出した個性をもう少し日本の育成は重要視するべきなのかもしれない。宇佐美貴史は今平凡な選手で終わろうとしている。

それなりに能力を兼ね備えた選手はいくらでもいる。そういった選手を量産するだけでは世界に対抗できないのではないかと自分は思う。

確かにロッベンも本当はカットインだけが全てではなく様々な工夫もしているし、そういった特技以外の能力も必要でありその能力が特技をさらに開花させることもある。

 

しかし今になってそういう特技以外の部分ばかり求められすぎているのではないか。

日本人の考え方として点方式な部分がある。できることよりもできないことを指摘する傾向にあるのだ。

かつて中澤はブラジルではヘディングが強いセンターバックはヘディング凄いと言われるが、日本では足元ができないことを言われると言っていた。宇佐美も同じだ。今になってできない部分ばかりクローズアップされているが、もう20過ぎた今その道を今更やってもプロに対抗できるわけがないのだ。

原口のように適応できたケースは稀である。

そしてそのような場合にできることはやはりクラブチームを変える事だろう。合わないチーム、出られないチームならばレンタルでも移籍することは当たり前だ。見切りをつけるなら早い方が良い、とにかく安定して出場機会が確保できて得意なプレーを発揮できるチームに行くのが賢明だ。攻撃サッカーを重視するオランダリーグに行くのもありかもしれないしロッベンの出身リーグでもある。

仮に宇佐美貴史が自分の得意なプレーができるチームに移籍で来て今活躍できていたら、今宇佐美を批判している人の多くが賞賛していたかもしれないし、ロッベンですら選ぶチームが悪ければもしかしたら活躍できずに批判されていたかもしれない。

どのチームのサッカーにも合うような選手などほとんどいない。合わないチームがあることは当然であり、その合わないサッカーに無理に適応して時間を浪費することは本当に宇佐美をオワコン選手にさせる可能性がある。もう一度宇佐美本人も、そして日本サッカーファンも宇佐美が本来得意なプレーを見直す必要があるのかもしれない。

仮に今までできなかったことができるようになったとしても数年後平均的な選手に終わるだけなのではないだろうか。それよりは自分にあったチームや理解してくれる監督に出会う事が大事なのではないかと思わずにはいられない。