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elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

ガンダム鉄血のオルフェンズは本当に盛り上がっているのか?

ガンダムが盛り上がらなくなったと言われ始めてから久しい。

ガンダムAGE以降はパッットしない物ばかりでガンダムオワコン説までささやかれるようになっている。富野由悠季が気合を入れて作ったGのレコンギスタは見向きもされずネットでもガンダムに勢いは失われており、もはやオタクといえばガンダムという時代でもなくなった。

 

そんな中最新作のガンダムとして機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズが放送されている。実は自分1期を途中まで見ただけでそれ以降はほとんど見ていない。

最初は面白かったがそもそもアニメを継続的に見る情熱や習慣自体が失われたため今はアニメそのものをまず見ていないのが現状だ。

ただネットをしていれば多少なりとも鉄血の情報が入ってきたりガンプラコーナーを見れば鉄血のガンプラが並んでいるので完全に情報を知らないというわけではない。

そんな自分が体感として感じる鉄血のオルフェンズ「好きな人の間では結構盛り上がっている」という印象。それほど大々的な盛り上がりにはならないが見ている人の間ではそこそこ盛り上がっているように感じる。一定の固定視聴者層がある程度確保されていてそのファンの中では非常に盛り上がっている。例えて言うならば大ヒットでもないしこけるわけでもない大河ドラマが数十話ぐらいまで見つづけてきたコアファンの間では相変わらず盛り上がっている感じだろうか。

大ヒットするほどでもなくコケてネタにされたり駄作として話題になるわけでもなく好きな人の中ではそれなりに盛り上がっている、という印象だ。

少なくともGレコやビルドファイターズトライの時に比べればファンは楽しそうにしているというか明るい雰囲気はある。閉塞感はないし、今の時代にガンダムの丁度良い盛り上がり方を見つけたのかなというように感じる。ガンダム00までの作品に比べるとどうしても小粒感はあるけども今の時代を考えればむしろわりと盛り上がってるしオワコンという程でもないなと、むしろガンダムってまだこれだけ力が残ってはいたんだなと感じる。

喜ぶほどでもないけど絶望するほどでもなく、あと10数年ぐらいはコンテンツとして維持できそうな気配はある。

 

ただやはりガンダムオタクというのは理想が高く期待しすぎるものでまぁ小規模な盛り上がりに終始している鉄血のオルフェンズや昨今のガンダムに対して一抹の寂しさを覚えなくもないのが本音だ。

ガンダム00はネットじゃかなり盛り上がっていたしガンダムSEEDはネットどころかリアルでもブームになっていたしその頃のガンダムはブランド力があった。「なんかガンダムってオタクアニメとして凄いんだな」という印象があったし真のオタクになるためにはガンダムは避けて通れない感があった。

しかし今のガンダムはもう既存ファンの間でしか盛り上がらないというか、既存ファンしか話題にしない。

昔のガンダム新作発表→すげええええ

今のガンダム新作発表→ほーん

その時代と比較するとどうしてももうガノタしか興味ない雰囲気が漂ってしまっている現実はある。そもそもガンダムに興味がある人の数がだいぶ減ったしロボットアニメ自体が盛り上がらなくなったという時代背景がある。

ガンダムSEEDの頃は普通に小学生が話題にしたしアニメキャラランキングのような特番でもガンダムキャラが上位常連だったし放送しているのが話題になった。当時の大学ではガンダムSEED研究サークルのようなものまであったと言われている。

しかし今の小学校で恐らく鉄血のオルフェンズは誰も話題にしていないだろうし見ているとしても親の影響で見ている人だけだろう。「ガンダムって何?」という時代になってきてしまっている。

 

更に言えばかろうじて鉄血のオルフェンズを見ている層もだいぶ昔のガノタとファン層が違うようでむしろガンダムであることが邪魔になっているらしい。

友人の意見で恐縮だが「今の時代にこういうアニメをやろうとするとガンダム要素やロボット要素が邪魔になる。正直ガンダム要素ない方がこのアニメは面白い」という事らしい。

わざわざガンダムでやる必要がなく、今の時代アニメを見る層はそもそもロボットや戦争要素に興味がないのだ。その友人が言うにはだいぶガンダムを見ているファン層も変わっているらしい。今までのガノタにとってはキャラが退場することもロボットが出てきて戦争をするのも当然でむしろそれがメインだったが、今のアニメファンにとっては戦争でキャラが退場することが受け入れられなく、ロボット要素もただの邪魔なものでしかないというファン層までいるようなのだ。

どうやら「ラフタショク」という物があったらしく作中で人気だった女性キャラが退場したことで視聴継続のモチベーションを無くしたファンもかなり多いと彼は言っていた。

ガンダムなんだから退場するのは当たり前だろ」という価値観がどうやら新規ファンとは違和感を催す物であり「ロボットがメインだろ」というのも古い価値観になりつつあるのが現状だ。

要するに昨今の日常アニメや部活アニメで育った層にとってガンダムというのは時代錯誤的なものであり今のアニメファンに向いていない作品シリーズなのだ。数少ない鉄血のオルフェンズを見始めた新規層ですらそうなのだからもはや鉄血を見ようとも思わない今のアニメファンにとってみればなおさらガンダムってうけつけない世界になってしまうのが現状だ。それゆえにもはやガンダムであることがアニメとして足かせになってしまっている、ガンダム要素が必要ないという事なのだ。

ガノタがメインだと考えていたものが今のアニメファンにとってはただ邪魔なものでしかない。キャラや声優重視でアニメを見る最近のアニメファンにとってキャラが退場することはあってはならないし、キャラクターが見えないモビルスーツ戦闘シーンなど余計なものでしかないようなのだ。

例の友人「昔のガンダムは脚本や世界観が絶対。脚本のためにキャラがいた。しかし今のガンダムはキャラのために脚本や世界がある。」

キャラクターは巨大な世界の中の1人の人間に過ぎないのが昔のガンダムだったが、今の時代はキャラクターで盛り上がるための通常のアニメとしての役割が求められるようになったのだ。そうなればもはやガンダムであることが足かせになってしまうのである。

 

しかもそれに加えてAGE以降そもそもガノタが離れてしまっているという現状がある。ガンダムファンも今のガンダムをもう見限っていてよっぽどガンダムに未練がある層しかガンダムを見ていない。

GレコとBFTのダブルパンチでだいぶガノタも冷めたようなところがあるというか「ガンダムに期待しても無駄なのかな」というファンが離脱して、鉄血でもう一回見てみるかと思ったらだいぶファン層も変わっていたりそもそもネットの風潮やオタクの質的なんのもだいぶ変容しているように感じる。

正直自分も懐古ファンになってきているというか、ガンダムSEEDガンダム00信者みたいに最近はなってきてる。その時の懐古ファンになっちゃってて「美化された思い出を越えられない」状態になってるのが正直なところ。

「時代を作るのは老人ではない」というシャアの言葉があるけど、自分がガンダム界において老害になってきてるなというのは感じる。その友人と「なぜ最近のガンダムはつまらないのか」という議論をする事ばかりが楽しくて昔のガンダムを懐古するだけになってきてる。その人は宇宙世紀ファンなってガンオンばかりしてるし、自分はSEEDと00の思い出話ばかり。

ガンダムは新しい物が作っていく」

ガンダムじゃないと言われるガンダムが新しい歴史を作っていく」

そう思ってた時期が僕にもありました(ジョジョ風)

結局自分が一番楽しかったころの作品を美化して最新作を叩くのがガノタなんだよなぁ。そういうテンプレ的老害ガノタになってきてる。

ただそのSEEDとか00もいろんな変化の末に訪れた境地なのだから、そこから更にガンダムが変化していくのは歴史の必然。鉄血とかBFTとかも時代が求めた、時代に適応した姿の1つなのかもしれない。

これからガンダムはどうなっていくかはわからないけどもきっと「なるようになる」ではないだろうか。これまでのガンダムがそうなってきたようにこれからのガンダムもまた歴史の1つを作っていくだろう。