elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

日本サッカー育成には人工芝がもっと必要だ!

 

最近夕方に近所を散歩していたら近くの小学校でサッカーをしている光景を見かけた。WBC期間中だというのに熱心にサッカーを指導しサッカーに興じる少年少女やサポートする親御さんがいる。暗くなれば車のライトを照らし練習を続ける。

この国にはまだサッカーがある、そう思った。

そもそもこのブログ自身サッカー関連でアクセスがあり、チャンピオンズリーグもメディアの報道の少なさの割には盛り上がっている。まだこの国にはサッカーを愛する人がいるしサッカーはづいている。

だから自分はサッカーについて記事を書くことをやめられない。自分がサッカーに与える影響なんて微々たるものでしかない。しかしこういう無名の個人がサッカーを語ることも含めてサッカー文化だ。それが終わってしまえば本当にサッカーは消えてしまうだろう。サッカーの強豪国にはサッカーについて語る人が大勢いる。そういった末端の個人を育てなければサッカーが日本で育っていくことはない。

現状WBC期間中なのに、熱心にサッカーをする少年少女がいたり、CLが盛り上がったりするようにサッカー自体は根付いている。子供の習い事でも1位だし将来の夢でもスポーツでは最上位につける。

育成環境も最近では整っているし、サッカーは消えちゃいない。WBCの盛り上がりとは別に黙々とサッカーをやる子供たちはいるのだ。

 

しかしどうしても足りない物がある。

人工芝だ。

その近所の小学校でもやはり土のグラウンドである。土埃が舞う中でボールを蹴っていた。

なぜ日本の学校は人工芝をもっと設置しないのだろうか。他の競技や単純に子供が遊ぶ場所としても人工芝は安全である

転倒したときのダメージが少ないししやはり土埃が舞う事は子供の呼吸器官に与える影響として良い事とは言えない。

また雨でドロドロになるのが土であり、晴れた日にもやはり汚れる。保護者の洗濯物の負担、衣服への影響としても土のグランドはよくない。最近子供が外で遊ばなくなったと言われるが土で汚れることはその要因になっているかもしれない。逆に綺麗な人工芝ならもっと外で遊びたいという感情になるのが子供の心理だ。子供の安全を考えたときにも安全であり、保護者にとっても大きなメリットがある。

 

さらにサッカー育成となるとなおさら人工芝は有効である。特にゴールキーパー育成において昔から何度も言われているように人工芝は必須とされている。日本でゴールキーパーを目指さない子供が多いのも土のグランドで横っ飛びをしないといけないことが子供にとっては辛いからでもある。

日本が最も海外のポジションと比べて差があるのがGKだ。とにかく目指す子供が少ないし思い切って練習できる場所が少ない。日本におけるGKはドロドロになる罰ゲームのような存在で誰もやりたがらない。しかし人工芝ならやってみようという子供が増えるかもしれない。

 

コーチや育成ノウハウという以前に思い切ってサッカーを出来る環境がなく、とくにGKに関してはそうなる。欧州ではサッカーコートが民間を含めてそこら中にあるし、空から撮影したときに田んぼのような頻度で芝のサッカーグラウンドがある。 

日本にはそれがない、これでは強豪国に立ち向かえない。一体なぜこれほどまでに人工芝は根付いていないのか。その有効性について声を上げるだけでもしていかなければならない。 

 

これから日本の教育は少子化の時代に突入する。昔みたいに大勢子供がいた時代ではない。これは教育論になるが子供の数が少ない以上、量では日本は補えない時代になった。その場合に考えなければならないのが質を重要視するという事。日本の未来を考えたときにも、もうで解決できないのだから1人当たりの教育のを極めなければならないという時代になってきている。子供が少なくなってきても、質の高い子供を増やすことはできる。

教育にかけるお金というのをもっと増やしていかなければならないし、人工芝問題だけに限らず教育問題全体において一人当たりの子供を育てるためにサポートや質の向上ということに取り組んでいかなければならない。子供の数が少ないならばもはや増やすという事をいきなりすることは不可能だ。しかしその教育の質に対しては今すぐにでも改善できる部分がある。

そしてスポーツにおいてもそれは同じ。

スポーツをやる子供が減ってきている、外で遊ぶ子供が減ってきているという前に、そういう環境を奪うのではなく遊んでいい場所や楽しく遊べる場所を整備していかなければならないのではないだろうか。