elken’s blog

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急募:本田圭佑をトップ下固定で使ってくれるクラブ

まだ本田圭佑の才能が完全に衰えて枯れてしまったものではないと自分は思っている。むしろインテリジェンスや経験の面では最高の状態にあるかもしれない。しかしあらゆる状況や環境でも能力を発揮できるようなタフなフィジカルコンディションにはないのが本田の現状だ。

それ故にベストなポジションで安定した出場をする必要がある。

もしそういうベストな環境に移籍すれば今まで積み重ねてきたものが一気に湧き出てくる可能性がある。本田圭佑はまだ終わっていない。しかしそのためには環境を変える必要がある。

30代半ばまでトップレベルの選手として活躍したワールドクラスの選手は多いが、彼らの場合ほとんどが自分の才能を十分に発揮できる理想的な環境に恵まれていた。サッカー選手は肉体的にタフなので30代に差し掛かると若いころのような無理が効かない

しかし逆を言えば理想的環境が整えばまだトップレベルで活躍することは可能な年齢でもある。

本田がそれを見つけることができるか。もう30歳だと言えるが、まだ30歳だともいえる。

最近ではシアトル・サウンダーズというアメリカのチーム行きの噂があるし、日本代表監督も実戦に出ろと本田当てにメッセージを送っている。なんとかトップ下固定で使ってくれるクラブは無いものか。一応プレミアリーグのハルシティからは本当にオファーがあったようだが断っている。アメリカ行きが今の所濃厚だろう。

本田圭佑

ACミランでもなんどかトップ下起用があったが急に起用されてじゃあもう次は起用しないというシビアな起用法が多かった。更にトップレベルのリーグでサイドでプレーできるほどの突破力ではない。高いラインでパス回しによる連動を行う戦術のクラブなら本田のサイド起用はあり得るが単体で突破するタイプではないので「個の力」が求められると厳しい。

実際セリエAで活躍していた時期もアバーテとの連携ができていた時だった。あの時のACミランの右サイドはセリエA最高峰だった。しかしその甘美な時間はいつまでも続かなかった。

ただそれでもだめだめというわけではない。良いときの本田圭佑はやるときはやる選手でありワールドクラスの輝きを見せるときは存在する。いつぞやのASローマ戦では本当に凄かった。危険な守備をしてくるナイゴラン相手に優位に戦えてた試合もありセリエAであれだけのプレーをする日本人選手はほとんど存在しない。

 

本田圭佑のベストポジションはトップ下だろう。それに関しては恩師ザッケローニも「彼の家はトップ下」と語っている。

ザッケローニ「彼はトップ下の選手だ。足元でボールを受けてから発想する。1試合で100回ボールタッチする必要がある。彼にはそれが出来る。決して疲れない。だが、ウイングはよくない。」

 

本田が極めてきたこのポジションで活躍できるクラブがあればその経験がもう一度花を咲かせるかもしれない。

 

最後に現役サッカー選手として一花咲かす姿をみたい。

華々しく活躍して引退すれば引退後の育成も上手くいくのになぜ本田は実戦に拘らないのか?

「ワールドカップ前の半年間が全て」と語っているが果たしてその半年前にサプライズを起こしてくれるのだろうか。いずれにせよ次の移籍は必ずやってくる。本田ファンとしてはそれが楽しんだ。

近々ワールドカップのUAE戦が行われるが代表ではフェアな起用をするべきであり、その上でポジション争いに勝つ姿が見たい。

 

岡田方式のセンターフォワード本田はもう無理だろうか。大迫のようないいフォワードも存在するからポジションは中盤のどこかになる。

個人的には一回ハリルジャパンでもトップ下の本田を見たい。

全盛期はザック政権初期の2.5列目でプレーしてたとき。

フィジカルプレーや対人プレーを苦手とする日本人選手が多い中で異質だった。

韓国人選手数人を引きずり回して重戦車ドリブルをしてた時の本田は本当にかっこよく頼りがいがあり重戦車そのものだった。日本人にもフィジカルが強い選手がいるという希望にもなった。

 

しかしCSKAモスクワ時代に半月板を損傷してそのプレースタイルから転向した。その結果かなり前目でプレーすることを意識し代表での得点は抜群に増えACミランへの移籍を成功させることができたのも事実だが、やはり全盛期の輝きは失われてしまった部分は存在するだろう。

そんな大事なものを失っても復活した本田は見事だった。

 

しかしそれ故にインサイドハーフボランチのようなポジションでのプレーの可能性を断ってしまった側面もある。完全に結果論だがボランチでポグバのような選手を目指していたほうがビッグクラブで重用される選手になっていたのではないかとも思う。

 

本田が言う「世界一のサッカー選手」をもし再現するならばポグバ+エジルハメス・ロドリゲスのようなタイプだろうか。怪我がなく成長した超強化版本田圭佑の理想の極致はポグバのようなフィジカルやパワー、そして打開力にエジルの頭脳やセンス、そしてハメス・ロドリゲスのファンタジー要素やワールドカップの時に見せた得点力を加えた選手だろうか。この選手が実在するならばメッシ、ロナウドバロンドール争いをしていたかもしれない。

本田圭佑は本来その領域を目指すべきだったしファンもその姿を期待していた。あれほどビッグマウス発言をしていたのに最近ではサッカー面での大きな発言を聞かなくなった。レアル・マドリードの10番を背負うという夢はもはや実現しないだろう。

本田圭佑が再びトップ下で自身の得意なプレーができるならばリーグのレベルは下がってもいい。

とにかく試合に出場してほしい、そしてレベルは関係なくてもいい、全盛期の片鱗を少しでも感じさせて懐かしい思いにさせてくれるだけでもファンにとってはうれしいのだ。もうレアル・マドリードをファンとしても夢見ることはない。だが最後にどこかのリーグで全盛期を彷彿とさせる活躍を見せてほしい物である。