elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

最近の「エアガン」って以前に比べイメージ良くなったよな

エアガン好きとしてここ10数年の変化で感じるのがこの分野に対するイメージの変化だ。自分が銃やサバゲー、そしてエアガンに興味を持ち始めたころは「危険趣味」として扱われていたものが近年カジュアルなスポーツとして定着してきたような印象を抱く。

 

もちろんまだエアガンやサバゲーが好きと言えば多少危ないイメージがあるものの、近年では女性のサバゲーマーが増えていたりアイドル番組でもサバゲーの企画が合ったりして一昔前では考えられない時代になっている。

あのジャニーズのHey! Say! JUMPのメンバー内で流行っていることがサバイバルゲームだと普通に言ってもイメージが悪くなることが無いくらいには印象が変化している。

今やジャニーズがメンバーとサバゲーしますと言うことが普通な時代になっていて隔世の感さえある。

 

そもそも日本の風潮として昔に比べてミリタリーや軍事に対する嫌悪感やアレルギーが以前に比べて格段に減少しつつあることは間違いない。

今時「軍事アレルギー」のように軍事物に対して嫌悪感を抱く人は絶滅危惧種にさえなっている。銃の話を少しでもすれば「軍靴の足音が聞こえる」とか「銃で自分の弱さを補おうとしている」という偏見を持たれる時代ではなくなった。

FPSのようなゲームも普及し、エアガンに対するイメージも格段に良くなった。

 

これはサバイバルゲーム愛好者の長年の努力によるところもある。

昔はエアガンといえば改造して威力を高めガラス窓や街灯を割るような行為が問題になりマナーが問題視されていたが、最近では健全化が進みマナーの向上が徹底されている。

バイクや車を規定以上に改造する人が減ったようにエアガンもまた度を越した改造をすることは以前に比べて難しくなっている。グレーゾーンだったものが厳格化され、例えばエアガンの威力規定は以前に比べ非常に厳密になっている。

スプリングなどもスナイパー限定で強化しても良いというローカルルールがあった時代から、そもそも強化スプリングやシリンダーの販売が不可能な時代になっている。

「デジコン」というガスガンのメーカーが最高で3ジュールから4ジュールまであり、ベアリング弾を使用していた時代がほんの10年前まであったことを考えると大きく時代は変わった。

やはりコンテンツの普及をしようと思えばカジュアル感は必要になり、ユーザーのマナー向上も重要になってくる。

 

しかし過去を美化するわけではないのだがグレーゾーンや規制が緩かった時代のサバゲー界に対する憧憬も無いと言えば嘘になる。そもそも自分は小中学生の時代にエアガンに惹かれ、大人になったら憧れのサバゲー界に足を踏み入れようと思っていた立場である。

当時のインターネットでエアガン愛好者のコミュニティに入り浸り、いつか自分も大人になったらこういった装備を手に入れて仲間になりたいと常日頃憧れていた。

田舎だったので地元の夏祭りで手に入れたチープな中国製エアガンを眺めながら"本格的"なエアガンの世界に思いを馳せていた。

 

その後徐々に規制は厳しくなり世の中がとにかく「健全化」を求める時代になっていく。エアガンの威力規制や販売規制も厳しくなり、そしてサバイバルゲーム界のマナー向上も図られた。

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確かにイメージは格段に良くなりライトでカジュアルになった。

その一方で自分が憧れていた「危ないサバゲー界」に対する情熱は徐々に消えていくことになる。自分が憧れていた世界はこんなものだったのだろうかという幻想の崩壊、幻滅に苛まれることになる。

漠然と自分の身の回りにはいない"ヤバイ奴ら"が日本のどこかにいるのではないかという幻想、それが崩れたという思いも無いわけではない。

 

きっとこういう現象はあらゆる分野やジャンルに共通しているのだろう。

どこか自分が憧れていたアブナイ世界が普及するにつれて健全化しカジュアルになっていく、そうするとかつての魅力を失う。まるで地下ロックバンドが世に出ていくと以前のような過激なパフォーマンスをしなくなったみたいな話だ。

 

当時の自分はただの中学生でありネットや雑誌でしか情報を知らなかった、それゆえにサバゲーやエアガンに対する過度な憧れを抱いていたのかもしれない。しかし大人になれば時代も変わっていたり、現実を知ることになったりして何か違うという違和感に出くわす。

 

もちろん今でも自分はエアガンが好きである。

本当はもっとエアガンをかき集めたいし手に入れたい。射撃練習も未だにするし機会があれば射撃大会やサバイバルゲームに参加してみたい。

今の所かなり田舎で周りにエアガン愛好家も存在しないので中々自分の射撃スキルを披露する機会が無いのが惜しい。もう少しスポーツとして普及すれば近場の体育館を借りてまるでフットサルの大会を開催するかのような雰囲気で、エアガンの精密射撃大会を開いてみても面白い。

 

スナイパーがサバゲーにおける浪漫になりつつある今、精密射撃としてのジャンルに特化していくのも面白い。ネットで集って地元でエアガン愛好家が集まるサバゲーではない射撃大会を開いて競い合い、そしてマニアやオタク同士で語り合う、そんな牧歌的なイベントを開くことにも興味がある。

それを動画配信しても面白うだし、ここまできたらもっとそういったカジュアルな面を打ち出していくことも大事になる。

ガチ勢やサバゲー勢だけでなく、お座敷シューターも気軽に参加できるちょっとした交流会も開いてみたい。

かつてのようなアングラで危険なサバイバルゲームではなくなった、しかしそれは同時にもっと一般的にライトに普及する可能性を秘めているという事でもある。時代によってスタイルは変わっていく、これからもっと面白いエアガン界やサバゲー界が待っているかもしれない。

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