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elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

酒に酔って寝ると懐古の夢を見るのはなぜなのか

お酒を飲まなければ眠れないという人は多い。酔っていると自然と眠りに入れるから飲むという人もいるし、飲んでいたら疲れてそのまま寝てしまうというケースもある。

酒がなければ眠れない、だから毎日飲んでしまう。酒の話題ではよく聞くことだ。

自分も飲みすぎた日はもう動けずそのまま寝てしまう。

それが飲む習慣になってしまいアルコール依存症にもなると言われている。

 

ただ自分は飲んで寝る事にポジティブな面も見出している。

酔って寝るとなぜか昔懐かしい夢が見れる。飲まなくても懐古の夢を見ることはあるが飲んでいるときはその確率が高い。

今の辛い現実とは違う懐かしいあの頃を夢で見ることができる。全てがいい夢というわけではないが謎の懐古空間が広がりタイムスリップしたような気になれる。

ノスタルジーを感じさせる昔懐かしの光景がある。

 

酒にはコードギアスに出てきた「リフレイン」という薬物のような効果があるのだ。コードギアスの紅月カレンというキャラクターの母がそのリフレインという名の薬物依存症になっている。

コードギアスの世界観ではブリタニアに敗戦した日本で、戦前の裕福な時代を思い起こすために幻覚作用のあるリフレインが流通している。その世界で日本人は廃人同然になっているのだ。カレンの母親もその一人で現実から逃避するためにカレンが子供時代だったころの夢が見れるリフレインに手を染めている。

まさに今自分はリフレインのような感覚で飲んでいるのかもしれない。

もう戻らないあの頃、ガキだったころのあの時間。こんなくだらない現実になる前、夢がまだあった頃のあの時間。人生に失敗する前のあの時間が取り戻せる。たった数年前でも懐かしい。

人間は弱い者だ、何かに頼らなければ生きていけない。

自分の場合それがアルコールになる。せめて寝ているときだけでも昔に戻るために飲む。終わってしまう前の人生がそこにはある。ノスタルジーを感じさせる空間が広がっている。

ノスタルジーに浸ることや懐古に浸ることほど楽しい物はない。今が楽しくない時ほど人はノスタルジーを求める。幻想の日々を求めるのだ。カレンの母親のように腐りきり過去に逃げる。敗戦した時代の中で敗戦前の幻想を追い求める。二度と戻れない日々にせめて夢の中でも戻るために。

人生は一度失敗すれば終わりだ。現実が嫌になる、そんな時の唯一の癒しがお酒なのだ。哀れな人間でありもう夢も追えない。いろんな可能性が潰えたし何をやっても上手く行かない。やることなすこと上手く行かない人間というのはどうやらいるらしい、それが自分だったというだけだ。

上を見てはいけないのか、現実で夢を追いかけてはいけないのか。見たところで今更もうどうにもできない。何度も失敗するとどうせまたきっとうまくいかないという思いになるし、人生のレールを一度踏み外すとそこに戻るには苦労する。

 

ここから普通に頑張ったところで数年後の人並みの人生、いやそこからまた差をつけられる。永遠に後追いで底辺。暗い考えばかりが自分を支配する。

そこから逃れるために即自的な快楽だけを求める日々が続く。

奇跡でも起きない限り人生は変わらない。もう変えようとすることに自分は疲れたのだろうか。何をやっても結局上手く行かないじゃないか。

かつて強気に夢や将来を語っていた自分はもういない。

まさか将来こんなことばかり書いている哀れな人間になるとは思わなかった。圧倒的な成功どころか普通の場所に戻るだけでも精一杯。夢を見過ぎてたんだろうなと思う。期待してたことのあてがハズれて必要以上にがっかりして虚しくなる。

そこから逃れるために今度は酒を飲んでまた夢を見る。

「人生夢だらけ」というが、自分の場合は悪い意味で夢だらけだ。

酒はリフレイン、あの頃に自分を誘う。どうでもいい現実からせめて寝ているときだけでも逃れるために。