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elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

日本でレゴランドがディズニーランドになれない理由

もはやガラガラだの強気値段だの悪い噂しか聞かないレゴランド、スタートダッシュからすでに失敗しテーマパークとしての成功に暗雲が立ち込めている。

話題にされて叩かれている内が華で、その内話題にすらされなくなるだろう。常に閑古鳥が鳴き、現状のまま行けば最終的には閉園という顛末が待っていそうである。

おそらくレゴランド関係者はこの日のために様々な努力をしてきたに違いない。従業員もこの日のために様々な準備を行ってきただろうし、アトラクションや園内施設を作る人たちも当然存在する。

子供たちがこれで楽しく遊んでくれるだろうなと思いながらアトラクションを作っていたに違いない。

評判が上がり楽しかったと噂が広まり、毎日満員になる、そうワクワクしていたはずだ。

 

しかし蓋を開けてみれば「高い」「ガラガラ」「強気」「ディズニー見習え」などと評価は散々。自分がこの開園のために準備してきた関係者ならショックで立ち直れないだろう。

 

ではなぜレゴランドはこんなことになってしまったのか。

そしてなぜ「ディズニーランドを見習え」と言われるのだろうか。

そもそもレゴランドとはディズニーやUSJと同じようにアメリカ発祥であり、本家レゴランドはカリフォルニアにある。そのカリフォルニアレゴランドの様子を見たところ非常に面白そうでありレゴランドというコンセプト自体は面白そうである。

自分もレゴにはまっていた時期があり、その時だったらカリフォルニアレゴランドの方には行ってみたいと思った。決してレゴランドそのものは悪い施設ではないのだ。

 

しかし日本はアメリカとは事情が大きく異なる。

アメリカでレゴランドが成功したからといって、同じ感覚で日本で成功することはありえない。なぜなのか?

その最大の理由は日本で女受けしない物はヒットしないということにある。

ここに最大の理由があり、これが全てと言っても過言ではない。

日本においてコンテンツを成功させようと思ったら必ず女性受けという要因が必要になる。男主体のコンテンツでも「○○ガール」「○○女子」という言葉を流行らせて女性客を呼び込もうとする。それぐらい日本では女性客が重要視されている。

女性受けしない物はそれだけでダサいもの扱いされ、少しでも女性にウケているというイメージを出そうとする。コンテンツの主導権は女性客にある。

女性客が離れたジャンルは流行らなくなるし、女性客が多いジャンルは発展する。

 

ちなみにこの傾向は同じ東アジアの韓国ではさらに強く、あらゆるジャンルが女性受け重視で男性特化のコンテンツはほとんど流行らないと言われている。

これがマッチョイズムのアメリカならば男趣味はもっと発展しており、むしろ男趣味に女が合わせろというぐらいだが、東アジアでは男趣味というのはダサい日陰趣味でありそのイメージを変えるために日々女性客を呼び込もうとしている。

AKBもガンダムも女性ファンが少なくなった途端落ちぶれたし、相撲もプロレスも女性ファンを呼び込んだことで人気が回復した。

 

社会構造的には男性社会と言われつつも文化においては女性が強いのが日本や韓国であり、そういった国で何かを成功させようと思ったらこれは女性受けが必須になる。

その女性に絶大な支持を受けているのがディズニーランドであり、値上げをしても客足が遠のかずむしろ混雑を緩和するために値上げするという程だ。

女性がディズニーランドに行きたいから、男性もそのために頑張るし、女性と行きたいから男性もがんばるという構図がある。また女子会や女子グループが多く行っているということでイメージも上がる。女性客は購買意欲が高いという事もよく言われることであり、そういった女性客をファンにできているディズニーランドは強い。

 

その一方でレゴはまさに男趣味であり、ダサい日陰趣味だ。

レゴ女子など見たこともないし聞いたこともない。日本のどこにレゴにはまっている女子がいるのだろうか。黄色い人型のレゴがかわいいといってる女子など仮にいたとしても少数派だろう。

女子受けしないことが致命的な問題になる日本において、女子人気の無いレゴランドにテーマパークとしての明るい未来を考えることは難しい。

 

例えば家族で行くという場合を考えたときも母親と女児は行きたがらないだろう。母親が家計の主導権を持つ家庭や女児がいる家庭ではレゴランドに行くというイメージはわきにくい。仮に旅行で行くとしたらUSJやディニーランドの方が母親や女児は選ぶに違いない。

更に言えば男児も、いろんなアニメやゲームとコラボしているUSJの方が好きだろうしディズニーも行けるならばそりゃ行きたい。

よほどレゴ好きの男児がいる家庭でなければ家族連れで行くという思いにはならない。これが「流行ってる」というイメージがあればレゴ好きじゃなくても可能性はあるがすでにガラガラや高いという悪評が出回っている状態では厳しい。

入園料に関してはディズニーランドやUSJとそれほど変わらず気軽に行けるようなものではない。

なんだかんだでマッチョイズムで男が強いアメリカと、むしろ女子の方が強い日本ではこういう男の子趣味のテーマパークというのは流行りにくい。最初から人口の半数の女性が興味を持っていないということはかなり不利になる。

 

ではこの先レゴランドがV字回復を遂げるにはどうすればよいのだろうか。

そのカギはやはり男児人気にある。

レゴはなんだかんだで男子なら小学校の時に一回ぐらいは買ってもらう。その男児人気に徹底的に特化してサービス向上を図るしかない。

レゴランドに連れて行ってもらった男子が小学校や幼稚園の男子コミュニティで「レゴゴランド滅茶苦茶面白かったぜ」と口コミして広まっていけば、「友達の○○君が連れて行ってもらったレゴランドが面白かったんだって。僕も行きたい!」となる。

特に名古屋近辺、東海地方近辺でその人気に特化すればローカルでの人気が確立されそれがいずれ全国にも波及する可能性はある。

丁度関西と関東の間に挟まれた東海地方で、その地方では近場のレゴランドに行こう流れをどれだけ形成できるかがカギになる。

関東:東京ディズニーランド

関西:ユニバーサルスタジオジャパン

東海:レゴランド

目指すのは同じアメリカ発祥のテーマパークとしてこういった存在に並ぶことだろう。

地図を見たときにまさにUSJとディズニーランド中間にあるのがレゴランドであり、レゴランドとしても愛知県を選んだことは競合を避けてローカル人気から拡大する戦略によるものだ。

 

そもそも名古屋の人というのは、東京大阪に続いて自分たちは三番手だぞというような謎の意識があるように思える。自分自身は名古屋や愛知に行ったことすらないけどもそういう名古屋意識みたいなものを上手く取り込めればローカル人気は確立できるかもしれない。

「東京がディズニー?大阪がUSJ?名古屋にはレゴランドがある!」というような地域愛の人気を取り込めればブレイクの可能性はある。

ここはあえてSKE48かボイメンに名古屋で受ける秘訣を学ぶのもありかもしれない。ボイメンかSKE48をCMに起用すればだいぶイメージは向上するし、コラボもその内するかもしれない。全国区の施設として勝負すればディズニーやUSJに及ばないかもしれないが、ローカル施設として勝負すれば繁盛する見込みはある。日本でレゴという魅力を直接打ち出すだけではヒットの見込みはない。

 

前述の男子人気に加えて、ローカル人気をどれだけ取り込めるか。

全国区人気や女子人気は現時点で絶望的だろう。

女子はレゴに興味ないし、わざわざ他の地方から行くならばディズニーかUSJを選ぶ。しかもほとんど変わらない値段である。西日本からならばUSJの方が近い上に評判も高い。東日本からならばディズニーランドの方が近くにあり、そのブランドは言うまでもない。

ある意味全国からの客をその手前にある大阪USJと東京ディズニーにガードされてしまっているのが名古屋レゴランドだともいえる。それゆえにローカル人気、東海人気に特化する以外はあり得ない。また人口の半分を占める女性人気も脆弱である。

以上のことを考えると男子人気とローカル人気に特化しサービス向上に努めることがレゴランドに生き残り策ではないだろうか。これからどうなっていくか行く末を見守りたい。