elken’s blog

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SMAP退所騒動で、中居正広の「人質説」が浮上

SMAP解散騒動は様々な憶測を呼び、世間で大きな話題として取り上げられたが度々新説が登場することが恒例となっている。

例えば謝罪会見の時木村拓哉が不自然に日付や時間を確認していることから「タイムリープ説」が唱えられ、木村拓哉がSMAP解散を阻止するために時空を行き来しているのではないかと密かにささやかれていた。

 

木村拓哉「駄目だ、何度繰り返しても草なぎがやらかしてしまう・・・!」

そんなネタが一部で話題になったが、結局キムタクの"タイムリープ"も虚しくSMAPは解散することになってしまった。いや今我々が住んでいる時空は「木村拓哉がSMAP解散を阻止できなかった世界」であり、もしかしたら違う時間軸にはSMAP解散を阻止することができた並行世界があるのかもしれない。

 

そして残念ながら解散を阻止できなかったこの時間軸では次なる展開が起きようとしている。

既に多くの場所で報じられている通り、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の退所が決定し物議を醸している。そんな中、これまで解散派の急先鋒だと考えられてきた中居正広が残留を表明、この新たな展開に世間が衝撃を受けている。

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自分自身この展開で思ったことはまさに「中居正広がここにきて裏切った」という事であり、世間一般でもそう扱われている傾向にある。

草なぎ、稲垣、香取→レギュラーすべて捨ててでもやめる

中居→レギュラー多いからやめない

そういう見方が多く、「中居ってそういう人だったのか」とこれまでのイメージと違う決断をしたことに世の中は驚きを隠せていない。

 

これまで中居正広といえば"裏切り者"木村拓哉に対抗する人情に篤い男として、世間的な人気を博してきた。

木村拓哉がいくら映画を宣伝しても誰も興味を持たず、本当に世間で評価されているのは中居正広だというような風潮があった。

 

しかしここにきて中居正広が残りの3人を見捨てて自分も残留派に加わるのだから、まるで手のひらを返したように世間の評価が一変しているというのが現在の状況になる。

「もう捕鯨は木村より中居に不信感抱いてそう」、そんなことさえも囁かれている。

 

その状況でこういったオーソドックスな見方とは違う新説も浮上している。

それが「中居正広人質説」である。

つまり中居正広はジャニーズ事務所の慰留に応じる代わりに、本当に出て行こうとしている草なぎ剛、香取慎吾、稲垣吾郎のこれからの活動を保証することを求めたのではないかという説だ。

 

中居正広「わかったよ、事務所にはとどまる。俺もいろんな利害関係を抱えてるからな。その代り、草なぎ、香取、稲垣のことは自由にさせてやってくれ。あいつらは本当に退所したがってるんだ。俺が事務所に留まる代わりに3人のこれからの活動に介入しないでほしい。それにキスマイのこともあるしな。」

 

実はジャニーズ事務所の人質となることで仲間を助けたのではないか、今そんな説も浮上してきている。中居正広はもはや個人の枠組みを超えた存在となっており、様々な芸能界の関わりを持っている。中居正広が自分の考えで対処すれば迷惑を被る人や路頭に迷う人も出てくる。

あくまで今回中居正広がジャニーズ事務所に留まったのは彼らの為なのではないかとも考えられている。

例えばキスマイは中居正広がいなくなるともっとも困るグループであり、ジャニーズの後輩にとっても中居正広の存在は大きい。

またもはやジャニーズ自体が世間で広く人気を持つタレントの不在状況に陥っており中居正広がジャニーズだからかろうじてその一般イメージや人気が保たれている部分もある。

 

ジャニーズ事務所側としても中居正広にまで退所されたら大きくダメージを受ける、そして中居としてもジャニーズの後輩には思い入れがある。実は今回の残留は「男気残留」だったのではないか、そういう説さえも浮上している。

木村拓哉に続く裏切りなのか、それとも様々な人を守るために犠牲になったのか。

その答えは中居本人のみが知る。

 

結局すべて憶測に過ぎず真相は闇の中だが、一つだけ言えることがあるとするならばやはりSMAPというグループの影響力は大きいということだろう。

今のジャニーズグループでこれだけジャニーズファン以外の人々にも話題にされるグループはなかなか存在しない。

よく「最近のジャニーズは小粒化した」と言われる。

ジャニーズファンとしては「そんなことはないよ、ただ今の時代娯楽が増えたからみんなそれぞれ自分に合った趣味やコンテンツに時間を使うようになったんだ」と擁護したい部分もある。むしろこれだけ文化が多様化した時代に依然としてこれだけ人気を集めるジャニーズは凄いとも思っている。メディア統制ができず、他のアイドルグループが乱立する時代にまだ根強い人気を誇っている。

 

その一方で昭和の激動を駆け抜けてきたSMAPというグループはアイドルやジャニーズを超えた凄味があった。これからジャニーズでも平成育ち、平成生まれ、21世紀生まれというのが当たり前になっていく時代にこれだけのグループがあったことの重みというのは大きいし、 今後彼らのようなグループがもう一度現れるかと言えば未知数な部分がある。

スポーツでも同じことが言われるが黎明期や情報発信力が少ない時代に登場した人はキャラが濃い。自分自身はむしろゆとりの権化のような存在であり、自分がその世代だから美化しているというわけではないが、最近そういった「昔は凄かった」的な意見に納得のいく部分はあるとも思うようになってきている。

 

そういう激動の世代の人たちだから一般知名度も高いキャラクターが現れたという要因はあるかもしれない。今のジャニーズは少し内輪向けに特化した部分があるの事実であり、実際「最近のジャニーズはよくわからない」と言われるほど内輪の知識と世間の印象の間は大きなギャップが存在する。

自分はそういった最近のジャニーズの方が好きな傾向にある一方で、物足りないと思う事もある。

今が悪いというよりも、「今のメンバーが好きだからもっと凄くなって欲しい」というポジティブな考えであり、むしろ「最近のジャニーズはよくわからない」という人たちの手のひらを返させて欲しいとすら思っている。

 

相変わらずSMAP解散の話が話題になりメンバーの名前や個性もいろんな人が把握している、そんなグループが次に現代から登場することはあるのか。

そんなことをこの騒動を見ていて思った。

インターネットが発達しグローバル化やアジアの発展が進んだ現代、むしろ最近のジャニーズのほうが世界的にビッグになれる可能性もある。

「SMAPを超える事」は決して不可能ではない。

SMAP超克の時代、そんなジャニーズの栄光の時代がもう一度やってくるかどうかは"最近のジャニーズ"に懸っている。