elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

サッカーE1選手権 なでしこジャパンVS韓国代表の感想

一世を風靡したなでしこジャパンが新しく再スタートを切ろうとしている。

今回の東アジアE1選手権は高倉麻子監督の体制になってから初の公式戦のようで、それも日韓戦ともなれば3-2という形で勝てたことは非常に大きい。

 

澤穂希も語っていたように初戦で勝つことが大会にとっては非常に重要になる。

その後の戦い方や雰囲気も大きく変わる初戦をものにできたことは、この大会に限らず今後のなでしこジャパン女子サッカーそのものの未来にとってようやく明るい兆しになるかもしれない。

 

それだけ女子サッカーやなでしこジャパンが低迷期に入ってからは長い時間があった。中継や注目度も下がり、自分自身テレビで見る機会が徐々に減っていったのも正直な事情になる。

この前の親善試合スイス戦の時は見る機会があったので観戦していたけれども、内容自体は悪くなく確実に新しい体制を歩み始めているという印象を受けた。

 

しばらくの間なでしこジャパンが低迷期に合ったのは世代交代ができなかったことや、佐々木則夫時代から抜け出せないことにも理由がある。全てを把握しているわけではないが内紛状態にあったり、メンバー内での問題があってまとまれなかったりしているという話が聞こえてくる時期もあった。

もちろん佐々木則夫は素晴らしい監督であることは間違いない。

ただあまりにも上手く行き過ぎた時代の後というのは往々にして次の成功に継続していくことが難しくなる。

 

そんな難しい課題をようやく乗り越えることができたというのが今回の日韓戦の評価であり、本当に最後の岩渕真奈の一点があったかどうかで女子サッカー界のムード全体が違っていたといっても大げさではない。

 

また長谷川唯という新しいスターも登場してきている。

個人的にこの選手はルックスだけでなくサッカーセンスにも優れているので好きな選手だ。特にパスセンスが凄く、イマジネーションや創造性に長けているので見ていて面白い。

決してルックスだけで見ているわけではない(つまりルックスも見ている)

 

それで言うと個人的に一番推している田中陽子の姿が見当たらないのは少し寂しい。

ただ現状の代表で田中陽子と猶本光のポジションがあるかと言われれば基本的な4-4-2だとボランチの宇津木瑠美阪口夢穂が盤石だという印象を受ける。

この2人はやはりフィジカルが非常に強く、特に宇津木の力は欠かせない。一時なでしこが内部分裂時期にあった頃は宇津木の不在時期とも重なり、精神的にも欠かせないと言われていたほどの存在である。

 

まだ東アジアの大会で相手が韓国代表や中国代表だからボランチの重要性がイメージしにくいが、本来なでしこジャパンの競争相手はドイツ、アメリカ、フランス、ブラジルだと考えなければならない。

今更2011年のドイツワールドカップや2012年のロンドンオリンピックは上手く行き過ぎていただけで本来はその位置ではないと言っても誰も納得はしないだろう。

やはりなでしこジャパンがコンテンツとして注目され続けるためには優勝を目指すチームになる必要がある。

仮に田中陽子や猶本光がこのチームに入ってくるとなればフォワード1枚を削りトップ下を作るしかないないが、フォワードにも有力株が数多く存在するのでそれもまた難しいのが悩みどころだ。

 

ファンが多い選手という意味では鮫島彩が今も代表に現役というのは、"お買いものドリブル"が人気を博したころからファンの人にとっても嬉しいのではないだろうか。

それにしてもドイツW杯からもうかなりの時が過ぎたなと改めて感じる。リオ五輪に出場できなかったこともこの空白期間の原因かもしれない。

遠い未来のように思えた東京五輪も、いまのなでしこジャパンにとっては現実的かつ最大の目標で多くの選手がその場所を目指している。

まだ東アジアE1選手権は2試合が残されているので、またなでしこジャパンが新しい花を咲かせられるかを期待しながら見ていきたいと思う。

 

ところで最近TWICEにはまっている自分は韓国代表に気になる選手がいた。

TWICEメンバーみたいな選手いるかなと思いながらサッカー以外の部分も注目して見ていた。

特に韓国の10番をつけていたイ・ミナは本当に綺麗になったと驚かずにはいられない。

 

中村憲剛の大学時代の先輩として知られるパンサー尾形は地味にサッカー関連の出演が多い、その尾形が深夜にひっそりとやっていた「蹴旅~サカたび~」という短期間の番組を見ていた人はいるだろうか。

この東アジアE1選手権を前に近隣諸国を探るというテーマで1回の放送が10分ほどの誰も見ていないような番組をやっていた。

 

そこに実はイ・ミナが出演していて本当に礼儀正しい子だったし韓国サッカーの現状を語っていた姿を自分は知っている。日本の女子サッカーよりも日の当たらない環境で頑張っているイ・ミナ選手がこの試合負けた時本当に悔しそうにしていた姿には胸を打たれた。

更にプレースタイルも華麗で、あまり支援の多くない韓国女子サッカー界からこういった選手が育ったのは凄い。ドリブルのボールタッチやパスセンスにしても見ていて面白いのでこれからまたどこかの舞台で見たいという印象に残った。

キ・ソンヨンもいればパク・チソンもいるように韓国人選手というだけで判断するのはちょっと違うのかなとも思う。

 

しかしそこまで言っておきながら自分がこの試合一番惹かれたのは左サイドバックを務めていたチャン・スルギ選手である。キャプテンではなくもう一人茶髪の選手がいて個人的にルックスに注目して見ていた。

TWICEでもダヒョンが好きな自分にとっては正直タイプだと白状しなければならない。

ルックス対決の"裏日韓戦"という意味では長谷川唯と岩渕真奈もいたので引き分け、しかし猶本光というエースを温存していたのでやはりサッカーと同様なでしこの勝利!笑

 

さて中国代表(台湾代表とは異なるが)にツウィのような選手はいるだろうか。

そんな別の見方で楽しめるのも女子サッカーの魅力だ。

そしてこれが自分がイケメン目的でサッカーを見る女性ファンを批判できない最大の理由である。

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