elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

もしTWICEがなければミサモの3人は今頃何をしていたのだろうか

今でこそ「TWICEの日本人メンバー」という肩書で知られているミナ、サナ、モモの3人も、韓国のアイドルグループが存在しなければ別の人生を送っていたかもしれない。

様々な偶然と必然が複雑に重なり合い融合して今の9人が集まっているTWICEは、それぞれの境遇や生い立ち、そして出身から成り立っていて、その多様性が生み出す面白さに多くの人々惹かれている。

 

TWICEというグループが存在しなければ人生で一生会わなかったであろう仲間たちと一緒に、何が起こるかわからない夢の階段を上っていく、そんな経験をしている彼女たちの挑戦に世界中のファンが何かを感じ取る。

日常の中では絶対に揃うはずのなかった9人が、同時代に奇跡のように出会ったからこそ今のTWICEが存在する。

 

JYPエンターテイメントのパク・ジニョンさんが「ちょっと今度のグループ、韓国人だけだといつもみたいな感じになるし、ちょっと外国人をチームに加えてみようかな」と思いつかなければ、多分ミサモは今頃別の人生を送っていたかもしれない。

 

名井南→神戸の女子大生

湊崎紗夏→無名ユーチューバー

平井もも→ダンスチームを探しながらアパレル店員のアルバイト

 

これは勝手な想像でしかないのは承知で、仮にTWICEが存在しなかったならばこの3人は関西のどこかで一般人として生活を送っていたように思う。

 

ミナは良いところのお嬢様なので結構いい大学に進学して、今頃女子大生としてキャンパスライフを送っていたかもしれない。しかし派手なリア充的大学生活にあまり馴染めず、家に直行で帰ってはゲームとアニメ三昧というよくいる感じのオタク女子として過ごしていたキャリアだってあり得た。

それが今や世界を多忙に飛び回る世界的なアイドルとして成長している。

 

サナは持ち前のキャラの面白さを生かして、ユーチューバーになろうとするものの、あまり知られていない無名な感じになっていそうだ。サナの動画配信は面白いのでいつもTWICEでやっている感じと変わらず、ユーチューバーをしている光景が思い浮かぶ。

パラレルワールドの現代日本、そこにはコテコテの大阪弁を話す無名ユーチューバーとして化粧品をレビューするサナの姿が!笑

 

モモは特技のダンスを生かしてどうにか今後のキャリアに繋げていくことはできないだろうかと将来を模索するも、現実的には生活の事もありアパレル店員としてバイトをしていたかもしれない。

ちなみにモモのお姉さんは京都のアパレル系のところで働いているという風の噂も存在しており、モモ自身もちょっとした運命の違いで今とは違う生き方が存在した。

 

ミサモ

もしかしたら今日の現在、どこかの街で普通に見かけていたかもしれない日本人女性のサナが사나、モモが모모になり、ミナが미나になった、これは一言では説明できないほど様々な過程と経験にあふれている。

そして今、SANA、MOMO、MINAという名詞として世界中に羽ばたこうとしている。

 

そしてもう一つ気になるのが、ミサモの3人はこれからの将来どうしているのかなということ。正直自分の将来すらよく分からないので人の心配までしている場合ではないけど、ちょっとこの3人の将来も気になったりする。

ミサモからすれば「お前の人生をまず心配しろ」という余計なお世話だろう笑

 

一番韓国の芸能界で生き残って行けそうなのはやっぱりサナな気がする。

サユリが切り開き、カンナムが道を整え、そしてサナが韓国芸能界における日本人の活躍を完成させる、そんな将来の光景が見える。

サナは実は賢く地頭が良いので、今頃サユリとカンナムにアイドル引退後の財テクの話を聞こうと企んでいるのではないか?笑

韓流アイドルやタレントというのはソウル市内の一等地に不動産を得て、それで賃貸経営をするというのが一種の成功例になっている。韓国のテレビ番組で「元TWICE」という肩書を生かしつつタレントとしてほどほどに活躍し、サユリとカンナムと韓国芸能界における「在韓日本人会」のようなものを結成して、食後はご飯でも食べながら財テクの話をする、そんな姿が思い浮かぶ。

 

モモはダンスのスキル向上次第では、実はもっと輝かしいキャリアがあるかもしれないぐらい、本物の天才であり努力家だ。

もともとダンス方面で何かできないかという人生キャリアを模索していた時に、ユーチューブで韓国のアイドルをやってみないかというオファーがあって、紆余曲折を経て今TWICEをやっていたら、いつのまにかそのダンススキルが世界中に認められている。

もうこの時点で激動の人生ではあるが、モモはまだ続きがありそうな気がする。

 

もし仮にアメリカの本場洋楽のチームから「うちのアーティストのバックについてくれないか、君はとてもダンスの表現力が凄いよ!」と誘いがあったらモモは応じるのだろうかという興味はある。これからのスキルアップ次第ではアジア出身のダンサーとして世界に評価されていく可能性をモモは秘めている。

 

これも仮に自分がモモの立場として、例えばビ○ンセやレ○ィー・ガガの演出担当者、もしくは本人が偶然TWICEでのパフォーマンスを見て惚れ込んで「うちのところでやってくれないか、もし来てくれたら10倍は報酬を出す」というリアルな話をされたら、断れるだろうか。

偶然も何も今ではTWICEは世界的なトレンドになっており、もはやその当事者だ。本人達が一番自分の人生の変化に戸惑っているのではないか。

つい数年前まで日本の関西で過ごしていたら、いつのまにか世界に名を知られていたというシンデレラストーリーが現実に起きている。

 

モモは何も韓流アイドルになりたいとか、TWICEになりたいと思って最初からダンスに励んでいたわけではない。

なぜならば過去に韓流のK-POPグループで日本人が活躍したことはほぼ例が無く、そもそもTWICEというグループが初めから存在していたわけではない。

憧れて入った時点で既に時代の潮流から遅れており、何も前例がない時に始めるからこそ価値がある。今でこそユーチューバーに憧れて、ヒカキンのようになろうとする人々は多いが、当のヒカキンはユーチューバーという概念が無い時代からやっていた。

もっと言えば大企業に憧れて大企業に入った人間は良くも悪くもエリートであり、本当に開拓精神にあふれた新しいタイプの人間というわけではないというのは昔から繰り返されてきた。

時代を変えようと倒幕を行い始めた明治維新も、いつのまにか官僚的な構造になっていたように、黎明期に始めた人々と組織が出来上がってから入った人材では異なる。

 

ヒカキンがボイスパーカッションの動画を上げて最初は趣味として活動をしていたら、いつの間にか日本ナンバーワンのユーチューバーになっていたように、人生というものは先が読めない水物のようなもので、どうなるかわからないことに溢れている。

 

TWICEモモだってその一人でなんとなくダンスで活躍したいと漠然に思いながら、一生懸命練習して活動を模索していたら、いろいろあって今TWICEのダンス担当になっている。今では地球の裏側でも知られる彼女だって、紙一重の差で今頃違う人生を送っていたかもしれない。

 

TWICEのメンバー全員、自分の人生を自伝にまとめたら現時点でかなり面白いだろう。

日本のトップの芸能界とは無縁だと思っていたのがたった数年前なのに、今ではそこを飛び越えてもはや世界に知られた存在だ。

ミナだって日本でアイドルのオーディションは何回か受けたものの評価されずにいたところに、韓国のスカウトからは認められ、そこからチャンスの列車に飛び乗った本人の努力もあり今の「TWICEのミナ」がある。

パラレルワールドではアイドルになれず、なんとなく女子大生として何気ない日々を今過ごしていたかもしれない名井南さんも、TWICEのMINAとして名をとどろかせている。

 

現代人というのは前例のないことにチャレンジしていかなければならない時代におかれ、才能がいつどこで評価されるかわからない状況にある、その最たる例がまさにミナ、サナ、モモという親しみやすい3人だ。

 

話の確信はここで、ミサモはまさしくこれからの日本人のライフスタイルのヒントになるのではないかと自分は考えている。

「韓国のアイドルグループで日本人メンバーが活躍している」というのはミクロな視点でしかない。より大きなマクロな視点で見れば、それは歌やアイドルを志す個人の問題にとどまらない。

これからの日本人全員にとって彼女らの生き方は参考になるし、人生の多様性を示してくれているように思う。

「生き方」の幅がこれだけ様々な方向に広がっていく時代に、ミナ、サナ、モモが歩んでいる人生というのは参考にもなり、そして勇気づけられる先例にもなる。

 

自分のスキルを磨けば、それは時として海外から求められることだってあり得る。

TWICEはそのほんの一例に過ぎず、 今では世界中のスカウトが様々な人材を求めいろいろな国々を探し回っている。

スポーツの世界などその典型だ。

今でもよく謎だと取り上げられているのが、香川真司のボルシア・ドルトムントへの移籍だ。Jリーグのセレッソ大阪でサッカーに励む青年がいきなりドイツのチームから評価され、その後ヨーロッパの舞台で活躍し一時は名門マンチェスター・ユナイテッドにまで上り詰めた過程というのは激動に満ちている。

 

ドイツのドルトムント、イングランドのレスターにしてもそれまで無名に近かった選手を発掘し、この才能が生かせるのではないかとチームに加え、その人材を見事に世界的なスターへと育て上げた。

もしかしたら今の日本に足りないのはこういった人材発掘能力や才能を見抜く能力なのかもしれないし、アピール次第では日本で埋もれていた原石が海外から評価されるケースも存在する。

画一的な評価基準で、画一的なことを行う人材を求めるということは時代遅れになりつつある。

 

いつどこで評価され見出されるかというのは当然誰にもわからず、まさに人生は水物だ。

それは運による偶然かもしれないし、実はどこかの神様による筋書きかもしれない。

 

自分は最近、これからの若者はどういった人生を送ればいいのかというようなことをよく考える。

TWICEのファン層は10代から20代が中心であり、高くても30代が主力になるだろう。もちろんそれ以上の年代のファンだって存在するし、もしその年代の方でTWICEの魅力を理解できているならば現代的な感覚を持った柔軟な感性を持つ人々だろう。

人生というものをどう思い描けばよいのかという教科書や前例すら存在しなくなっている時代に今の日本人は生きている。

 

そういった激動の時代に本人達だって夢見ていなかった展開に出会っているミナ、サナ、モモ、その3人が今この時リアルタイムで同時代に活躍し続けている。

彼女らの活躍から何を感じ取るか、その感性や感覚に、小さく見えても本当は大きな違いがあるのではないか。

まだ今の段階では理解しきれない大きな意味があるようにさえ思うし、これからの時代を生き抜くヒントや活力の源のような物があるはずだ。

 

ミサモ、きっと本人達だって気づきないぐらいのスピードで世の中に意味のある影響が広がっているし、それぐらい彼女たちは目まぐるしい先の予測のつかない目まぐるしい日々を送っている。

まさに時代を反映した生き方自体のようなものが伝わってくる。

そしてTWICEのストーリーはまだ過程に過ぎず、現実に物語は進んでいる。

先が読めないからこそ人生は楽しい、その期待を捨ててはいけないはずだ。

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