elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

何かとタイムリーな元KARAク・ハラさんの全盛期をご覧ください

ここ最近の芸能ニュースで一番驚いた事と言えば、いろいろある中でも特に元KARAのハラが騒動の渦中にあるという事だ。

最初見た時リアルにファッ!?と驚かずにはいられなかった。

 

韓国芸能界にそこそこ興味がある自分だけでなく、それほど関心があるわけではない知人がニュースで聞いたと言っていたぐらいなので、全盛期KARAの存在感を改めて知ることになった。

 

そもそも現在の自分がTWICEやBLACKPINKがどうのこうのと言っているのも、元々はその頃に見ていたKARAが懐かしくなったことがきっかけなので自分の中の韓流の原点とも言えるのがこのグループだ。

それだけにまさかハラが・・・という衝撃は大きい。

ただ韓国芸能界に登場していた初期から結構スキャンダラスなメンバーだったことに加えて、同年代で後から加わった同期のジヨン以外から味方をするような意見が出ていないことを考えると、まぁお察しくださいという感じなのかもしれない。

 

常識的に考えれば男女の仲たがいで女性の方から物理的に危害を加えることはないだろうし、本人も生まれて一度も人をパンチングしたことはないと語っており事態は収束に向かいつつある。

これ以上は掘り下げず、これからのハラの活動がまた軌道に乗って行ってほしいなと願いたい。もっとも、韓国芸能人にありがちな不動産経営のほうが上手く行って財テクをやり繰りしていて生活には困っていないようなので、これから表舞台に戻ってくる可能性は低いと考えられる。

 

ハラ

だからこそ、ここでKARAとして一世を風靡したハラの全盛期の姿を懐古して振り返ってみたい。

個人的には日本でKARAが流行る前の、『Rock U』『Pretty Gril』くらいの頃が全盛期だと思っていて、『Honey』の後に『Mister』の日本語版で知られていくことになる。

 

www.youtube.com

特にその年代の頃のハラを集めた動画としては、これはかなり良くできていて作った人のハラ愛のような物が伝わってくる。そして何より、この00年代後半の雰囲気がいいなぁ~と懐かしくなる!

今思えばこんな感じだったわと懐古せずにはいられない。

この頃はそれまで韓流ドラマなどで韓国芸能界自体は知られていたし、音楽でも東方神起が既に知られていたり、韓国版『花より男子』はそこそこ若い世代にも知られ始めていた。

 

ただガールズグループとなると、まだ韓流というのは最先端のイメージではなくちょっとした韓国に対する偏見もあった時代だったように思う。

その意味では、ク・ハラの存在というのはだいぶ日本人のイメージする韓国人の印象を変えた大きな存在だったのではないか。

 

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これまた同じくタイムリーな安室奈美恵の全盛期とルックスが似ていたというのは、日本人にとって受け入れやすいきっかけになった。また同じく当時全盛期を迎えていたAKB48の板野友美と似ていたことも、「韓流アイドルって可愛いじゃん」となった入口になったと考えられる。

 

でもむしろ自分としては「板野友美ってハラに似てる」というのが第一印象だった程、実はAKB48より先にKARAや少女時代にはまっていたのでまさにアイドルを面白いと思った原点と言える存在かもしれない。

 

今でこそ韓流の華やかな世界に憧れて日本人が目指す時代だけども、当時はまだJ-POPのほうがスタイリッシュでK-POPというと無理やり真似たような印象が強かった。

それこそサッカーでいうならばJリーグに対してKリーグかという感じのも法的な存在でしかなかったところから、今ではもはや完全にK-POPのほうが世界的なトレンドになり一つの音楽ジャンルにすらなっている。

 

調べてみれば実はFin.K.Lのような90年代後半デビューのガールズグループから日本のアイドルのレベルに迫っていて、日本人が知らなかっただけで元々K-POPはかなり高いレベルにあった。

それは韓国で日本文化の流入が制限されていた時代に、アングラで秘かに邦楽を聞いていた世代が影響を受けて発達させたとも言えるし、それ以降は真剣に洋楽を研究した背景があるからだろうと思う。

また日本の邦楽自体が優れたアーティストの登場によって黄金期を迎えていたことによって、外に視野を向ける必要が無かった程に充実していたという事情もあった。

 

工業技術で韓国に追い付かれたように、文化コンテンツでも追い付かれた今、もはやK-POPにJ-POPが学ばなければいけないという時代にすらなっている。

ちょどそのレベルの差が迫っていることに気付き始めた時代がKARAの時であり、そして今のTWICEやBLACKPINKの時代が訪れた。

日本人からすると一昔前の世界観の雰囲気があって懐かしいと思っていたK-POPが、いつの間にか世界に開かれたトレンドになっている。

生活必需品を製造する役割が新興国に移行する現代において、面白いコンテンツを作れるかどうかが先進国のイメージや言語の価値を左右する、この事を日本は真摯に受け止めなければならない時期に来たのかもしれない。