自分は以前ジャニーズのSNS解禁論について書いた記憶があり、基本的には「良くないことは当然あるだろうけど大体賛成」という立場を取っている。
元々はジャニーズはアナログだから面白いという考え方だったのだが、今年になってもうジャニーズショップのオンライン化も始まり、そろそろいろいろ電子化した方が良いのではないかと思ってきている。
あえて古き良き伝統を貫いているところに、理不尽さゆえの格式のようなものを見出だし、今の世の中にありがちなスタイルとは一線を画する存在がジャニーズのアイデンティティだと礼賛してきたのがこれまでの自分だった。
要するに「イマドキ逆に珍しい」みたいなところが魅力だと思ってきた。宝塚歌劇団に惹かれる感覚とも似ているかもしれない。
ただジャニーズJr.がyoutubeをやり始めてくらいから心境に変化が訪れて、最近山下智久がインスタを始めて衝撃を受けた。
そんな背景もあり最近ラジオ番組で中島健人がジャニーズのSNS論について触れ「この話題については卒論を書けるくらい」と語った。
それは多分現代においてSNSがどれだけ世界に影響を及ぼすかという社会論から、自分がどう利用するかという構想についだろうと思う。情報化社会で変革を迎えつつある社会について現代アートの巨匠中島健人は深く語れるのではないか。
そして本人からinstagramをやってみたいという思いも伝わってくるため、いよいよ現実的な話になっている。
そもそも論として解禁するかどうか以前に、もうすでに山Pが始めている前提がある。
まず山Pのインスタ、さっそく面白い!
ウィル・スミスが登場したり、ポエム風の文体、更には英語訳がついていたりとかっこいい雰囲気があって既に山下智久らしい。
また元ジャニーズというくくりでは自分は以前から赤西仁のアカウントはチェックしていて、やっぱジャニーズのセンス凄いなと関心しているし、かつて長瀬智也の裏アカウントか何かが出たときは全部バイクとギターばかりで逆に微笑ましかったという話も聞いたことがある。
インスタグラムはメンバーの個性を反映するので純粋にその趣味を見てみたいし、ケンティーなら絶対面白いだろうという想像もつく。ケンティータイムでのノウハウや経験もあるはずだ。
ここは山Pに習って、中島健人が大学で学んだスペイン語で併記すれば勉強にもなるし一気にラテン世界の人気も獲得できるかもしれない。特に新興国では電話やパソコンより先にスマホが普及しているので、このご時世SNSは世界を変える存在だ。現にインスタグラム界のトップはクリスティアーノ・ロナウドで世界への波及力は「インスタグラマー」としてトップスターの証だ。
仮にプライベートでスペインにガウディの建築、ダリやゴヤの絵画を見に行った感想を書いたら本人のキャラにも合っていてかっこよすぎるだろと妄想せずにはいられない。
きっとケンティー的な感覚を駆使し現代的な才能を発揮してくれるのではないか。彼の想像の世界にはまだアウトプットしきれていない無数のアイデアがある。
それに最近の初耳学でインスタの画面に合う短文ストーリーが特集されていたときに、ケンティーが「面白い発想ですね」と言っていたのが印象的で、今思えば発想そのものの面白さに着目するというのはそういう意味だろうし、やったら絶対面白いはず!
とにかくアイデアのバリエーションが多いので、毎回絶対驚かせようとしてきそうだ。
また北山宏光もインスタ解禁論に意欲を示しているらしく、ジャニーズ界隈全体の気運なのかもしれない。
例えば嵐が解禁したらグループとしての活動休止期間中も楽しめるだろうと思う。確実に言えるのはメンバーの5人中4人はダサいだろうなということ笑
大野さんは絶対かっこいいし、時々釣りの写真入れながらもかなりアーティスティックなことをやりそう。MJはかっこいいことやろうとしてちょっとだけ微妙で、ニノはあまり更新せずも常に人気で、相葉と櫻井のお二方はお察しくださいというイメージ。
ただ本当にそうなったら自分はサクラップのばっか見るだろうなと。
物事には順序があるので、特に縦社会のジャニーズは解禁する順も大事になってきそうだ。
ある程度実績がなきゃ始められないだろうし、ある種解禁組がステータスになるのではないか。
また反対意見として多いのがジャニーズ同士の格付けとして、ファン同士の代理戦争になるということ。実質総選挙化して、フォロワーという数字がマウントの道具にされるので可能性も無くはない。
実際SNSではフォロワーを買う行為や、買ってプレゼントする行為が横行してるのでそういった醜い競争を見たくないというのも本音だ。新しいSNS疲れを生み出してしまいジャニーズファン同士がギスギスする未来は誰も望んでいない。
ただジャニオタがそんな平和的なはずないんだよなぁというのは正論(禁句)
まあそれいい部分である時もあるけど笑
SNSを解禁していないといえばアイドルでは乃木坂46が代表で、AKB48とは対極を成している。
もし「アイドルにおけるSNS利用論専門家」がいるとするならば、AKB系列を長く見ている歴戦のオタク達はこの分野における有識者だろう。
解禁しない乃木坂のスタンスもクールだが、AKBも楽しそうではある。ただどちらが成功しているかと言われれば悩む。
この分野における第一人者でありエキスパートと言えば指原莉乃なのではないか。
炎上してもコントロールできると豪語するトップランナーは、実際みていても気遣いが上手く、オタク心理もよくわかっている。
そこで心配なのが逆にSNS慣れしていないメンバーが炎上するかもしれないということで、ダサいジャニーズはやっぱり見たくないというのが今回の某田口さんを見ているとわかる。
SNS利用で一気に小者化した芸能人は多いだけに、幻想が悪い意味で崩れる姿は見たくない。もちろんいい意味で新しい面が開花して、今までなら世に出なかった新しいタイプのアイドルが登場することはあるし、現にそうなっているからこそジャニーズも遅れていられない。
ただ実際SNSは過酷らしく、最近ではインスタでの活動がメインだった少女時代のテヨンが鬱を告白したばかりだ。
芸能人が身近に感じられる側面はあっても、あまりに近すぎて本人も真剣に向き合うタイプだと疲れてしまうこともある。
見る方も勘違いしてはいけないし節度を持って接しなければ、ジャニーズが解禁されたとしてもいい未来にはならないだろうと思う。KPOPのトップスターですら鬱になるので、ジャニーズだと相当荒れる危険性もある。それで大事なタレント本人が傷つけば誰も幸せではないし、既に現実でやらかしという行為が起こっているのも事実だ。
自分自身は最初に述べたようにポジティブに賛成しているけど、「荒れる姿を見たくない」という意見を述べた人は、きっとジャニーズ界隈を取り巻いているそういう見たくない陰の部分もよく知っている人なんだろうなと思う。
そのジャンルそのものは悪くないのにファンのせいで嫌になるというのは悲しいことだ。
せっかくの楽しいことで逆に闇に触れ疲れるという事例は多いので、もし今後ジャニーズのインスタ解禁が進むならそうならないようにあってほしいなと思う。