elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

日本男、韓国男、欧米男、それぞれネットの過ごし方の違い

基本的に世の中の流行というのは女性向けに作られている。女性の方が行動意欲のような熱量が高いこともだし、そこに更に男性がやってくるという経済の定石であり基本の構図だ。

 

その一方で、社会の日陰や片隅で身を寄せ合うように、世間の主役だと扱われない男たちが細々とやっている行いがこちらだ。

 

日本男:ホモビ鑑賞でワチャワチャ

韓国男:故人の前大統領を茶化してワイワイ

欧米男:グレタ叩きで盛り上がる

 

あのさぁ、男さんさぁ・・・もっとやることがないのかい?

同性愛者をネタにする奴らと、故人をネタにする奴らと、環境活動家の少女をネタにする奴ら、誰が一番畜生か?w

(全部ネタにしてるお前が一番畜生なんだよなぁというツッコミ待ち)

 

こういうくだらないネット文化に身を潜めながら、なぜ自分はこんなことをやっているのだろうかと物悲しくなりつつも、これが最高に居心地がいい。

 

一つずつ解説していく。

まず日本のホモ文化は戦国から続くというのは長すぎるのでカットとして、ネットミームとしてのホモネタは「くそみそテクニック」「ガチムチパンツレスリング」「真夏の夜の淫夢」によって世代が分かれる。

これも全て解説するとアッーなので、まとめるとホモネタが流行ったと。

ただ異質なのが淫夢で、はっきり言ってこれは汚い。

 

日本といえばBLや腐女子の発祥地で男×男には寛容なはずだが、淫夢は女を完全に排除している。いわゆるファッション腐女子や、「流行でオタクやってます的な女」を瞬時に追い出す汚さがそこにはある。

女性が嫌うタイプのホモであり、またホモも徹底的に女性に対して厳しい。

何となく腐女子気取ってキレイなところだけしか見たくないようなジェンダー思想まみれで、チヤホヤされたいだけの輩はこの時点で門前払いをくらい駆逐される。

そしてこれを単に「男のエリート主義」だと勘違いし、普通の男性が味わっている疎外感や排外性を理解し得ないものもまた排除の対象となる。

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次に韓国男がネットで日々楽しんでいるくだらないことといえば、最近話題のN番部屋ではない。韓国社会というのは、常に男が何かと悪者にされやすいような風潮が形成されやすい状況にある。ただでさえ軍隊に男だけ行かなければならないのに、なにかと男ばかり悪者にされて、その中でも中位から下位層の男が一番目の敵にされやすい構造にある。

世の中で言えば上位の30%の男性を除いた7割の「普通」の男性が、少しでも何かあればまるで社会の悪であるかのように叩かれる。その上、彼女らは「世の中には普通の男性がいない」と嘆く。

 

そういう生きづらさの真っ只中で、彼らがやることといえば故人の大統領をネタにしてワイワイすることである。

これもまた「汚すぎて女性は寄ってこないホモネタ」みたいなもので、韓国の20代から40代の女性というのは本当に政治がわかっていない(と彼らは主張している。)

というのも韓国の最大野党(日本人は別に知らなくてもいい)が自由韓国党から未来統合党になったことすらわかっていない人々ばかりで、何となく昔のムン・ジェインの写真がイケメンで女性の人権を優遇してくれてるからみたいなノリで支持しているのである。

 

そんな彼女らからすれば盧武鉉がウンジ(=ミミズク岩から投身したこと)すら知らないし、金大中が北を延命させたことも知らない。

 

ただ社会に追い詰められてプオンイヴァイからウンジしなければならなかった悲劇の大統領をここまでネタにするのもいかがなものかなと。

これが人の住む社会ってか。

 

ちなみにプオンイヴァイというのはノムたんが飛び降りた故郷ポンハ村にある崖のことで、ウンジ(雲地)とはその時に身元にあった栄養ドリンクの銘柄であり転じて自分で命を絶つことを揶揄したスラングになっている。

最後に「人の住む世の中」というのは盧武鉉が目指した社会であり、その言葉をわざわざネタにする俺がいいわけなわけねぇだろうが(カイジの遠藤感)

 

「なぜ欧米の中年男性はグレタを叩くのか」という記事はいくらでも出る。

 

おそらく真っ先に悪者として非難の対象としてあげつらわれやすい対象はいつだって社会の真の弱者だ。いわば守ってもらわれにくく、常に悪役とされやすい階層や性別である。

 

ちなみに自分は地球温暖化懐疑派であり、科学によって人類は発展していくべきだというイマドキ古い発想の持ち主だ。軍拡がワクワクするとか言ってる自分が良い奴なわけねぇだろという本日の二回目セリフ。

つまりグレタと真っ向から反する存在だ。

ここから、ラストの茶番劇なのでこれ以上長文は続かないのでご安心を。

 

【最終章】グレタVSワイ

 

「How dare you、よくもそんなことを!」

 

「ハッハハハハ、君はいつまでそんなことを言っているのだね。人類はいずれ外宇宙に進出しなければならぬのだよ。かつてムスカ大佐が古代兵器に憧れたように、今、我々はその憧憬に敬意を払いこの新機動兵器に憧れなければならないのだよハッハハ」

 

「そんなこと違うわ、人類が目指すべきはそんなことではありません。どれだけ母なる我が星を大事にしなければならないかなのです!」

 

「やめてほしいものだな綺麗事と言うものを。君の話、いや理論はいささか詭弁のように聞こえる。いわば君は人類は皆消えるべきだと言っているのではないのかね?」

 

「だから私はこの星でどれだけ生物として生きていくかを・・・」

 

「君の話を聞いていると、まるで人類がこの愛する星に存在していてはいけいないかのような印象を受ける。それこそ排外主義ではないかね。そう、君の信念である寛容主義の対極だ。もし君が君と同じ人類、そしてその人類であるこの憎むべき私に慈悲があるのならもう少し話す時間を与えることが成り行きだ。」

 

「わたくしを理論や合理を持ち出して弄ぶことがそんなに楽しいですか」

 

「逆に聞きたいね、自分はただいつものような流れで論争しただけだ。あくまで女性だの男性だの対等にね。それはいつも男相手に向かう姿勢そのものだ。こちらは平等に話していたのになぜ急に不平等だと感じた?」

 

というこんな感じで、もはや最近この年齢になってくるとかっこいい主人公に感情移入が不可能になりラピュタのムスカみたいな悪役に共感するようになるわけですよ。

欧米男があれだけグレタをネタにする心理も分かると笑

 

【続き】

「あえて言おう、君はリリーナ・ピースクラフトやラクス・クラインのような存在にはなれないのだとね。この世界に意義を呈す華麗だが強気な少女、決して大人の意向には迎合しない意志のある現代的な少女、果たしてそれを誰が実現したかね。容姿の特権にひれ伏すまでもなく、君はリリーナではない。ガンダムの見過ぎも、厨二病のこじらせ過ぎも良くもない。それが私からの教訓だ」

 

バンッ

銃声が鳴り響いたその先に倒れていたのはあの男であり、彼が最後に手にしていた拳銃のマガジンにはパスワードメモが入っていた。

 

それはモールス信号であり、数学の公式を使わなければ解けない数字の羅列だった。

その方角に政権の極秘情報が隠されている。挑発のフリをして彼は最後に自らの体制を裏切ったのだ。

 

 

 

「俺が良い奴なわけねぇだろうが」

そう遺品には執筆されていた、汚い文字で。

 

グレタは最終部屋に入る。

ここに全ての真実があり、人類の諸悪の敵が待ち構えていると信じていた。

 

「ハイハイハイ、ようこそこの場所に。グレタお嬢、そういうとこ甘いのよね。本当のシナリオではここで終わらせてかっこよく終わらせるつもりだったんだけど、ここで悪魔の俺が現れてねぇ。ラスボス登場みたいな。俺の演技うまかったよなぁ。くたばったフリ、わざとらしくマガジンに秘密文書が隠れてる雰囲気での倒れ方、全部演技だったんだよ。まさかここまできれいにかかるとわね。ほら、このライトを当ててみろ」

 

「Nの布陣・・・?」

 

「そうどこからでも狙撃可能な配置のことな」

 

つづく

 

なわけねぇだろ笑

これがもう限界ですよ。

もう自分自身の年になるとキラや刹那だの若いキャラクターに共感するというより、デュランダルやムスカのようなキャラになびくようになってきている。

ラピュタのムスカのようなキャラも凄くわかるし、超古代兵器の浪漫か新機動兵器に憧れるかの違いで、その心理はめちゃくちゃ分かる。

あのミリタリーや歴史の解説しがちなところも良いし、最後見事にダサい悪役として裁かれるところもいい。そこに巨悪の美学がある。

ハハハ、だがグレタにヒイ・ロユイやパズゥという主人公は現れないだろうがね。