elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

成人式中止になった子たちに伝えたいこと

まず、自分も行かなかったから元気出せや。それは自分の意思で、地元遠いから面倒だったというのもあるし大学にもろくに行かずにフラフラしていたのでキラキラしてたり、バリバリ働いてる奴らに会うのも恥ずかしかった。そして成人式にそんな強い憧れもなかったし、今でも後悔はない。

別に自分はそういうのに興味が乏しいタイプだからどうでもいいというか。

 

数年前ロンブー敦も言ってたけど、もともとの発祥自体そんな大したことないイベントでそもそもそこまで大事なものでもない。

あと、自分のような早生まれにとってはまだ19歳だから大して成人という感覚もないし、一応酒飲めない年齢なの疎外感もある。

今は特にコンプライアンス時代なので、身分証のチェックも厳しくなってるだろうし、そもそも店やってないとか、このご時世で集団で飲食店行く若者は白い目で見られるだろう。

 

昔は成人式で騒ぐイメージだったけど、今の子たちは真面目で成人式で騒ぐなんて本当に少なくなった。それなのに、騒いでた奴らより白い目で見られて若者だけ悪者扱いは確かに同情する。

若者が悪者扱いでさんざん叩かれてきたのは我々ゆとり世代も散々体験してきたことなので、世代も文化も近いこの世代に対しては思うところもある。

 

おまけにこれから働く若者たちの税金でのうのうと過ごし、高齢者になれば医療費も安く、年金もがっつり貰い、既に犠牲者まで出してる政治家が会食やって、感染したとしても上級国民だから最先端の診療を受けられる。その上、若者のための政治はせずに、投票しないのが悪いとしか言わない。

 

こりゃ若者も怒るのは仕方ない。

陽キャキッズやリア充キッズ達は晴れ着とか着たかったと思うよ。

その後同窓会でワイワイ酒飲みたかったと思うよ。

「成人式までに連絡先交換したり会ったりしてない奴はそもそもそんな仲じゃない」と言うかもしれないけど、意外な出会いもあるかもしれない。

 

林修「同窓会には行かない、大人になると醜いマウントしかない」

 

成人式も多少は学歴や学生生活うまく言ってるかなどのマウントがあるけど、純粋に楽しめる最初で最後の同窓会とも言える。

大人になってからの同窓会よりは、まだ純粋にかつての仲間たちに会いたいという思いがある。

まあ今はライングループやSNSの繋がりが10年前より強いし、少子化だから更にコンパクトな人間関係にはなってると思うけど成人式の雰囲気までは代替できない。

 

せっかくの晴れ着もマスクだとちょっと寂しいし、写真撮るときだけというのも趣に欠ける。まあ、今後もうあらゆるイベントがそうなるが。

成人式のために社会に出てすぐ働いてお金貯めてきた連中も、律儀にマスクするのだろうか。

彼らにとっては一世一代の大きなお祭りなの上に、成人式で騒ぐ教養のない若者だと思われたくないから会場の掃除とかして今の子たちはしっかりしている。

未だに一昔前のネットのノリで、成人式で騒ぐヤンキーを叩くのは悪い意味で陰キャをこじらせ過ぎているだろう。

 

まあこれからは、時代に即してコスパ削減、最低限の人としか合わないという現代的な成人式でいいのではないだろうか。

結婚式もしないとか、ごく少数の身内しか呼ばないというケースも増えている。

ド派手に結婚式したいとか今どきバブル脳でしょ、と。

そもそも市長の話とか誰も聞きたいと思ってないわけだし、リモート成人式で家飲みでいいんじゃないだろうか。おそらくいい大学行って高偏差値の高校出た子たちは、本当に信頼できる仲間同士で賢くリモート成人式やって夢とか語り合うだろう。

 

結局、地元から出られなかったり外に繋がりがない子達が疎外感や孤独感もあって昔の仲間達の温かさを求めるという側面も無くはない。

自分も高校までは田舎だったからわからないことはない。

あと特に女子は大学デビューで容姿が良くなった姿を見せたいとかもあるだろう。

 

ただそもそも同窓会がメインなわけで、地元の飲食店を貸し切りにして特別に祝ってもらった方が効率も良いように思えてくる。今までの形式がおかしかったのだ。地元だったら誰かしらお店と知り合いがいるだろうし、多少の羽目外しは身内だから大目に見てくれるだろう。せっかくの一日なのに晴れ着姿見せたい人たちのために時間使うのももったいない。

 

まあ、ここまで寄り添う意見を建前として書いているけど本音では「ガキ共ざまぁあああ気分がいいね〜」と思ってるというオチ

 

おまえら、よかったな成人式無くなってw

去年はギリやってたぜ、そういや大学も入ってから休校ばっかりでコロナ世代とか言われちゃってるな超可愛そー

 

いいか、本来ネットってのはこういう時「クソガキざまあああ」と言ってやるのが温かい礼儀なんだよ。

今はブラックユーモアがわからないマジレス厨が増えすぎてるからつまらないのよ。

成人式批判してる奴は楽しめなかったやつだ!とマジに怒ってる層は不謹慎厨や正義マン予備軍だ笑

 

時には「大人の厳しさ」ってものを教えてやるのが「社会」なんだよ。おk?

(それをいい年してまともな大人になれなかったお前が言うな、という高度な自虐ネタ)

俺は味方だよ、成人式いらねぇとか行きたくねぇと思ってた奴らのな

 

ファクト:自分は修学旅行は今でも思い出なほど楽しかったが、修学旅行中止になったり縮小したりしたキッズを見るのは嬉しい^오^

 

別に自分が楽しんだからとか楽しめなかったとか関係ないぞ。ただ不謹慎なだけだぞ

 

ゆとり世代と言っていいのか、さとり世代、日本版Z世代、ネットネイティブ世代、そしてコロナ世代と言ったらいいのか、彼らは氷河期世代ゆとり世代のハイブリッドのような世代になりそうだと考えている。

 

これまでさとり世代の特徴は、ゆとり世代までのように上の世代に逆らうとか、勝てないと思って諦める、というよりもそもそも自分たちの文化圏があって、絶対的に自分たちが少数派だと悟っているから反抗心は少ないとされてきた。

 

ただコロナの登場によって自分達が圧倒的な被害者になるという、氷河期世代のような境遇を更に若い年齢でするという経験に見舞われた。

 

よって彼らの「成人式を中止したり、若者を白い目で見たりする大人達」に対するある種の憎悪は根深いものとなってしまった。

 

ゆとりは逆らおうとして諦めた世代、さとりはもう逆らおうとも思ってない世代というように、これまで大人だの社会だのに関心はなく、もう自分たちの世界があるというスタンスだったこの世代

 

ゆとり世代が平成生まれの最近の甘ったれた若者として散々叩かれたことで、社会もそれに慣れて逆に「今どきゆとり叩きってまだやってる人いるんだ」となった。

大人達もわりと寛容になってきて、だいぶ理不尽は是正されてきた。もちろん未だに多いが。

 

その次の新しい世代は、氷河期やゆとりの戦いによってある程度楽になってきていたとは言える。

そう、コロナまでは。

社会から最近の若者として叩かれるのはゆとりで、駄目な大人として叩かれるのは氷河期だったので風除けがありそれなりに楽しく生きてこられたはずだった。

 

そこにどうにもならない社会の大きな理不尽が急に突きつけられたことで戸惑っている。

まだ世の中のことなんてわからない、だからこそどうしていいのかわからない行き場のない憤り

 

それゆえに氷河期やゆとりには成し遂げられなかった世の中の問題の解決や改革にいつか取り組んでくれるのではないかという期待もある。そういう熱い夢は氷河期もゆとりも枯れてきてる。

 

この世代は良くも悪くも何かしらコロナの影響を受けずにはいられない、だからこそ何らかの問題意識が芽生える。きっと使命感の強い世代に育つのではないか。

上の世代に叩かれて苦労してきた氷河期やゆとり世代も、同じことを下に繰り返さないために彼らのことをよく理解し、叩くのではなく時には協力する必要があるだろう。