おかん「上田君はやっぱり金髪立て髪よ!」
先日、年末年始ということで母とお酒を飲む機会がありジャニーズ関連の番組や映像を見ていた。
自分は結構母とジャニーズの話で盛り上がるというか、ジャニーズが親子間の共通項となっているのでわりとジャニーズの存在はありがたい。
ちなみに、自分がジャニーズを好きになったのは決して母の影響ではないどころかむしろ自分が影響を与えている側ですらある笑
予備知識として母は村上信五担で、自分は中島健人担という組み合わせだ。
そんな若作りおばさんである母と機会があれば大体ジャニーズの話をするというのが定番で、ごくせん2再放送も年末年始見たときはかなりハマってヤンクミに影響されていた。ごくせん2リアタイ当時、液晶テレビはまだ地デジ以降前で完全に普及しておらず録画機能も無かった時代だったのでちゃんと親子で見たのは初めてだった。自分以上に当時見てなかった母が絶賛していたのでそれは嬉しかった。
それ以前から母は大の亀梨和也好きで、佐藤健も好きということもあり、もう50超えのおばさんなのにイケメン大好きとばかり言っている。だいぶ昔の作品だが持ってる少女漫画の数もヤバイ
宝塚も好きでそこは影響されて趣味が合う。ただ刀剣乱舞とワンオクは理解できない笑
正直、ワンオクに関してはおかん趣味だけは若いなと(見た目はBBAもいいとこ)
そんなおかん、KAT-TUNは結構お気に入りだ。というより、ジャニーズで一番おかんと趣味が合うのがKAT-TUNだ。
母:関ジャニ∞
自分:Sexy Zone
であり、更におかんはジャンプ以降あまりメンバーがわかっていないし、逆に自分は関ジャニがそこまでわからない。
よってちょうどKAT-TUNは趣味が合うのである。
これで長い前置きが終わったのだけれど、うちのおかんはほんとやばいね笑
自分は常々「キャラ濃いジャニオタおもろい」と思っているけど、おかんもそのキャラ濃い一人というか「おばさん大人しくして」とは思う
特に亀梨和也と上田竜也がお気に入りらしく「この二人は離さないわ」などと意味不明なことを言い、「目の前にいたら抱きつく、突進するで!」と何言ってるかわからない。
自分は「手越とかサービスいいからサインは事務所の規定で断っても握手はしてくれたらしいよ」と行ったのだが、「いや、私はこう(抱きつくジェスチャー)」とハイテンションおばさん
これ、おばさんだからまだギリ許されるけど親父が若い女性アイドルに似たようなこと言ってたらヤバイで?と笑
うちの親父も結構自分が子供の頃下ネタ発言はしてたけど、落ち着いて今では昭和の名女優が綺麗だとかAKB流行ってた頃に大島優子綺麗だ、ぐらいしか言ってなかった。
多分「こじはる(小嶋陽菜)の尻なでたいわ〜」みたいなことを娘の前で言う変態オヤジはあの頃結構いたと思うし、今そういうおっさん層は乃木坂46あたりが好きだろう。
多分、自分のおかんはそれのおばさんVerだと思う。Real Faceの映像見せたら「この舌打ちがたまらんねん、悪っぽいのセクシーよねぇ」と語り尽くす。
そんなおかんと意見が別れたことが2つある。
これは前者が自分で後者が母だ。
次に上田竜也は中性的な時代か、金髪立髪時代か、だ。
まずおかんは自分が知識基礎解説しているぐらいなのでそこまで詳しくはなく、80年代に普通にマッチや光GENJIを見ていた世代だ。
なので、KAT-TUNもそこまでは詳しくない。
ドンピシャ世代の自分のほうがここは詳しい。
そんなおかん的にはやっぱり最近のワイルド路線の立髪上田の方が「やっぱりこのイメージやわ、この子はこの髪型が一番似合う」らしい。
逆に、いや、上田はもっと長い時代のほうが絶対かっこいいって!というのが自分
いや、上田はあの中性的な時代が似合うよなぁ?笑
栗っぽい時代というか、女子みたいな時代。
衝撃受けたよね、女子の髪型でここまで似合いつつ男らしさもある上田竜也に。本当に憧れだった。自分がKAT-TUNなら上田ポジションに憧れると思ってた。当時の尖ったギャル男とか襟足やたら長いスタイルとか、ああいうのってブサメンでも雰囲気イケメンにはなれるけど、女子要素ある中性スタイルは真の超絶イケメンのみに許される髪型
髪結ぶとか顔が整っててこそ許される。当時は高校生になれば自動的にイケメンになれるもんだと思っていた青い思いを描いていた。
今、改めて当時のKAT-TUNの映像見ると上田綺麗すぎてビビる。それでいて、当時から喧嘩で赤西と殴り合うくらいの武闘派
しかも今は職質されるくらいの悪人じみたルックスなのに、超絶真面目で熱血という。空気読めないほどに暑苦しい体育会系である
ただ、やはり世間的に上田竜也が知られ始めたのは複数人脱退メンバーが出てからスポットライトが当たり始めた、いわば手越祐也と同じパターンであり、母も認識し始めたのはごく最近だ。
とはいえ、上田竜也の路線としてはこれが正解だと思う。年齢もあるしこういうワイルドな方が似合うし同性受けも良い。
自分は圧倒的に栗時代の方が好きなのだが、おかんは「この子は絶対この髪型や」と言って譲らない。
金髪立て髪になって世間に定着してからもう長いし、そもそもジュニア時代も派手な髪型だし本人も今のスタイルが気に入っていいる。
上田竜也が中性的なスタイルだった時代って実は結構短いのだ。更に現在の年齢を考えるといくらジャニーズトップクラスのイケメンとはいえ無理がある。
目立たないけど実は知る人ぞ知るイケメンというのは、ジャニーズでは結構損な役回りだ。本人も望まないだろう。
ちなみに同じく気づかれにくいけどかっこいいという意味では、スタイルがいいのは田口淳之介
田口は昔の映像見ると、今のKPOPっぽいところもあって時代が早すぎた才能だと思う。
昔の上田はむしろジャニーズなんて興味ないとか言ってる今の2.5次元とか好きそうな層に合ってるし、田口はKPOPやったらめっちゃ映えそうなルックスがある。そして中丸雄一は今の「普通の男性」に安心感を求める風潮とも合致している。この3人が完全に引き立て役で、赤西、亀梨、田中聖が推されていたというのはまさに時代だ。今だったら逆に当時は目立たなかった3人が評価されるだろう。
それが2000年代という時代だった。逆に全盛期の赤西が現代に登場しても当時ほどカリスマとして世を席巻しないだろう。
才能と時代の相性というのはたった10年でこれほど違うのかとKAT-TUNを見ていて思う。
実際、今の自分(もうすぐ28)よりちょっと上の世代ってもっと派手だったし、そのちょっと上の世代は今の若い子や、時に自分たちの世代を見て「真面目だな」という。そしてちょうどその自分たちの頃が、校則とか厳しくなり始めて2000年代前半までのギャル文化やギャル男文化が衰退していく頃だ。西野カナぐらいにギリギリ残っていたという感じで、オタク文化が伸びて市民権を得る時代の走りだった。
モー娘。のど派手な髪染めまくりの時代からAKBで黒髪が再評価されて、NMBの絶滅黒髪少女になっていく時代だ。実際その頃って、本当にアダルト関連のもので黒髪の女優を見つけるのが難しかった時代だったんだよ、と思春期の頃の謎の苦労を語る。
しかし、その後その黒髪史上時代の反動もありKPOPで更に派手な路線が認められ、オタクのコスプレだと思われていたアニメ的な色も現代では許容されている。
自分が派手なファッションにするかはともかく、芸能界などを見ている分には派手であって欲しいなとは思う。そういう意味で、KAT-TUNは今見て結構見ごたえがあり、かといって90年代のような古さもない。余裕で現代的なかっこよさがある。
そう思うとKAT-TUNってまさに浪漫そのものだったよなと思う。不謹慎な例えだというのは承知の上で、今見ても洗練されてるという意味ではナチスドイツで、瞬間最大風速の凄さでも似てる。長らく破られなかったデビュー曲ミリオンの記録もKAT-TUNだ。
ナチスドイツが世界大戦で勝ってたら、くらいありえない話で、よく調べれば当時から崩壊する要素はあった。でも勝っていれば、上手くやっていれば、と大きな夢を語りたくなるのがロマンといえばロマンだよなぁと