自転車で釣りに行ってる中学生ってなんか風情あっていいよね
チャリで釣竿持って釣りに行く中学生
アイツらどこにでもいるよな。前住んでた場所でもちょくちょく見かけたし、今住んでる場所でも見かける。神出鬼没で釣竿持って自転車でどこにでも駆けつける。まさに釣男。そういうのを見ると元気があっていいなってすごく微笑ましくなる。そういうのが絶対いい思い出になると思うんだよね。
「あいつらと一緒にワクワクしながら釣りにいった」って。釣れなくてもそのワクワクがいいんだよね。仲間とどこかに行った、それだけでいい思い出になる。
中学生が釣りに行くとなればそれは自転車が有効な交通手段になる。道具持って電車は乗れないし釣ったものをどう持って帰ってくるかというのも問題になる。
もちろん自分たちが車を運転できるわけじゃない。そういう時彼らは頑張って自転車でなんとかする。そういうガッツが中学生男子にはある。
自分が失った物というわけじゃないけど、そういうのを見ると俺もこうがんばんなきゃいけないなとか、この頃に戻りたいなとも思ったりする。
自分自身はそういうが一回ある。
当時港町の近くに住んでいて、もうその時は高校だったけど釣りしたいって奴が原付で2人来たんだよね。自分は釣り道具持ってなかったからその2人と近場を案内する感じだったんだけど、そいつらエサ買ってきてなくて結局近場のスーパーみたいなとこに行って惣菜みたいなのを買ってきてエサ代わりにするしかなかった。
なんとか魚介類っぽいのか何だかわからない物を見つけてきて、「こんなんで釣れるわけねぇだろ」って思ってまぁやってみることにした
案の定釣れねぇ
釣れるわけねぇと思ったら釣れるわけなかった
でもさ、それが今の自分にとってすごく思い出。社会や都会の片隅で一人寂しくいるとき、その時のことが凄く思い出になって懐古して懐かしいんだよね。そういう馬鹿馬鹿しい思い出もすごく宝物になる。それが10代の良さだよね。
今は業務センターとかいったら2000円ぐらいで初心者用釣りセットを売ってるわけだ。多分中学生だからそんなものを使ってるはず。でもそれでいいんだよね。しょぼいエアガンで一緒に仲間と集まってサバゲしたとか、しょぼい釣りセットで一緒に仲間と一緒に釣りに行ったとかね。港じゃなくても川釣りとかでもいいし。
そういうのどんどんやったほうがいい。
自分の場合は一回しかないけど、もっとやってればよかったなって思う。素晴らしい青春なんて送ろうとしなくていいんだよ。馬鹿馬鹿しい事が青春になるんだよね。
中学生もっと釣り行けよ!
絶対それがいい思い出になるし、それを見てる大人もすごくうれしい気分になる。それに大人だってそういう少年の心みたいなものを持った方がいいとも思う。そうやって中学生がでかい夢を追いかけて、大人もまた夢を目指し始めれば日本が活気づくんじゃないかな。
別に釣りと言っても凄いものをつらなくていいんだから。
それは大人になって本格的にやればいい。船の免許取って大海原に行くのもいいし、車や高級釣り用具を買って全国のいい港に行ったりってのはいつかすればいい。そういうのを広大に想像しながら、今の仲間と近場のしょぼいところに行って釣りをスレのが楽しいんだよね。そうやって抱いた夢ってのは財産になるし大人になっても変わらない夢になる。
釣りなんてただ単に仲間と楽しく過ごす口実でもいいんだよね。釣りって釣れない時間がある、待つ時間がある。そういうのは同時に会話をするための時間でもあるんだよね。
釣りガチ勢みたいに凄いものを釣れば楽しいかと言ったらそうじゃない、仲間と一緒に出掛けてしょぼいもの釣ってもその時が楽しけりゃそれでいいんだよね。その釣り場に行くまでもワクワク感とかも貴重な時間。
今の時代なかなか大人同士で釣りに行けるような環境や交友関係ってないんだよね。環境があっても同じ趣味や志の仲間がいなかったり、仲間がいても時間や環境がなかったり。だから少しでもチャンスがあるならば若い内は絶対行ったほうがいいんじゃないかなと思う。10代の時は馬鹿馬鹿しい事でも思い出になるものさ。
俺なんて高校時代一人で近くの川に蟹を取りいったのよね。山奥の川に。それでモズクガニを獲った。ネットでモズクガニを捕まえてるブログや、上海ガニを食べに行くブログとか調べてワクワクした。
そして滅茶苦茶でかいカニに挟まれて馬鹿みたいに痛かったうえに結局捕まえられなかった。捕まえたのはしょぼい小さい奴だけ。
それも学校の帰りにいきなり「モズクガニ捕まえに行くか!」みたいなノリでぼっちでいったのよ。でも今、それが凄く思い出なんだよね。一人だったし勢いでやったけど、そういうエネルギーが数年前はあった。それを大事にしていきたいよね。そういう馬鹿みたいな勢いで全然いいと思うんだよ。
男子よ、馬鹿みたいに勢いで生きていこうぜ!