田中陽子がヤングなでしこで魅せた輝きをもう一度見たい
最近なでしこジャパンもパッっとしないしここらでスター選手出てきてほしいなと思う。今の日本の女子サッカー界でスターと言われる新しい候補がいるだろうか。
やはりパッっと思いつくのは田中陽子
田中選手は間違いなくそういうスター性や素質がある。男から見てもかっこいいぐらいの選手。そういう選手が代表に返り咲いて活躍すればきっとさらに若い世代の女子プレイヤーにとって最高の憧れになるよね。そういうスターになる田中陽子を見てみたい。
今でも自分にとって田中選手はスター。
ヤングなでしこの時に見せたあのプレーは最高だった。得点女王ランキングで２位になったけどもあの大会はとにかくわかせてくれた。２０１２年の最高の思い出が多分ヤンなで旋風かもしれない。思い出補正かもしれないけどもあの時のサッカーはとにかく華麗だった。あんな華麗な攻撃で相手を圧倒するサッカーはなかなか見たことがないし、あの大会で紛れもなく最高のチームだった。
フィジカルの面でドイツ代表には劣っていたが将来への可能性を感じた。
当時はバルセロナ全盛期だったこともありその影響を受けたヤングなでしこは次々と派手な戦いで相手を撃破。とにかく派手な試合が多かった。
３位決定戦での田中陽子の強烈ミドルシュートは並の男子ではなかなか打てないようなものだったし、左右両足で決めるフリーキックなどもあった。そういうファンタジー性とかスター性みたいなのがあったんだよね。
思い出に語られるチームが本当にいいチーム。
そういう不思議な魅力が今もヤンなでにはある。
あの頃はINAC神戸に移籍ラッシュが続いたり、テレビ番組にもなでしこの選手が出たり、フル代表は世界女王で今よりもなでしこの試合が放送されて話題にもなってなでしこブームみたいになってた。
女子サッカーが美しかったころ。
ある意味黄金期だった。良い時代というのはなかなか続かない。
でもまた新しく良い時代を作ることもできる。
東京五輪でまたなでしこの花を咲かすことだってできるはずだ。
そこには必ず田中陽子がいるはず。田中陽子がTOKYOの舞台で左右両足フリーキックをもう一度披露したり取り損ねた得点女王のタイトルを取り戻しにやってくる。そんな景色を見てみたい。
