彼はかなり本田圭佑の移籍を熱望していてトップ下で使うことも約束していたらしい。
だけど、急に解任されてセードルフになって、今まで兄ががんばってきて交渉してきたものが全て0になった、とインタビューで語っていた。
本田にとって最高の監督になるはずだったアッレグリは今はユベントスの監督でもういない。
もし彼が本田をトップ下で使い続けていたら・・・
もしデビュー戦のサッスオーロ戦で、本田がポストにあてたシュートが入っていて
それでACミランが負けずに、アッレグリ監督が解任されなければ本田はトップ下で使われ続けたのだろうか。
そうなれば慣れない右サイドで不調続きだったのもなくなりトップ下で出続けてその調子のいいままワールドカップに乗り込んでいたら日本代表の成績も大きく違っていたかもしれない。
ちょっとした違いで人生は大きく変わってしまう。
もしかしたら・・・はサッカーにつきものだし、そんなすべてがいい方向になるわけもない。
結局大きな視点で見れば今の現実のほうがよかった、となるかもしれない。
だけど、1つのシュートがわずか数センチの違いではいっていれば・・・というのはサッカーにおいて本当によくある。
しかもそれは人生レベル、しかも個人にとどまらず複数人の人生をも巻き込む違いになる。
そう考えると本当に恐ろしいスポーツだし、逆に言えば、それがうまくいけば多くの人を幸せにする素晴らしいスポーツである。
だからこそサッカーは面白い。