elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

韓国のアイドルがよくする「オッパ愛嬌」の元ネタはSEENROOT

韓国のアイドル番組を見ていると男女関係なくよくやる物真似がある。

「オッパヤ ネガチンチャヤ」と言いながら音楽がかかり、アイドルが可愛いポーズの愛嬌(エギョ)を披露するというネタは韓流アイドルファンなら見たことがあるのではないだろうか。

 

まず韓国語で愛嬌を「エギョ」と読むこともK-POPのアイドルをきっかけに知って、日本で言う「決め台詞」に近いなと感じたことがある。

 

その愛嬌の定番ネタとなっているのがこのSEENROOTの「オッパヤ(Sweet Heart)」という曲らしく、韓国のインディーズバンドが制作している。

自分はこの曲をTWICE経由で知ったが、他にもOH MY GIRLやSEVENTEENといったアイドルも披露していて今韓国のアイドル界で流行っている曲の一つと言えそうだ。

 

SEENROOT

金髪の女性ボーカルの人とサングラスとハットという不思議な雰囲気のギタリストがコラボしていて、日本に伝わってくるK-POPのアイドルとは雰囲気が違う。そしてほとんどが生歌で歌唱力も凄く、とてもいい曲だと感じる。

曲自体は物凄くいい恋愛ソングで不思議と何度も聞きたくなる魅力がある。

 

アイドルがサビの部分だけを演じている部分しか知らなかったがフルで聞いてみるとかなり良い曲で驚いたほどだ。最初は「なんだこのアイドルがよく真似をしているオッパヤという曲は」と思っていたのに、今ではすっかりはまってしまっている。

そしてなによりも韓国にもこういう音楽がある事に驚かされた。

 

なぜならば韓国の音楽シーンというのはアップテンポのダンスミュージックが流行るようになっていて、それ以外の音楽ジャンルはあまり発展しないという事情があるからだ。

確かにK-POPのダンスミュージックは素晴らしい物が多い、しかしどうも近年そういったアイドル曲に人気が集中しすぎていて他のジャンルの曲が生まれなくなっているらしい。韓国にもジャンル自体は存在するが日本のようにアニソンや演歌、ヴィジュアル系バンド、フォークソングのような多様性は無くなりつつあり、ダンスで踊れる音楽に需要が集中しているという現状がある。

 

実際にこのSEENROOTの「オッパヤ」も最初はそれほどヒットしておらず、SNSで一般の配信者が物真似をして急速に広まったようであり元から人気だったわけではない。

かなりメジャーなアーティストかと思いきや実はインディーズバンドの要である。

 

www.youtube.com

そういった事情はともかく、この曲は本当に良い曲で普段聞いているK-POPアイドルらしいダンスミュージックとは違った魅力がある。

こういったクラシックギターで演奏するようなインディーズバンドが今も韓国に存在していたというのは正直なところ初めて知ったし、とても良い曲だと感動した。

 

こういったアイドル経由で韓国の名曲を知る機会はとても多く、例えばホン・ジニョンの「Love Battery」はGFRIENDがきっかけ、ソン・ダムビの「Saturday Night」はTWICEがきっかけで知り、イ・ヒョリの「U-Go-Girl」はOH MY GIRLをきっかけにして知ったことがある。

どれも日本人の感性にも響く曲が多く、K-POPにもこんな名曲があるんだという嬉しい発見が多い。

昔懐かしのものや、とにかくハイテンションに盛り上がれる曲、そういったものがK-POPには多く、まるで韓国料理のような面白さがある。

 

このようにして最近の曲だけではなく韓国では常識になっているような過去の名曲をアイドル経由で知ることができる。

日本でもジャニーズが少年倶楽部で過去の先輩の曲を歌うように、韓国のアイドルにもそういった文化があるのかもしれない。

まだまだ韓国の音楽界やK-POPには魅力的な曲が多そうだ。

このSEENROOTの曲もTWICEのメンバーがアイドル番組で披露していたからこそ知ることができた。

そんな曲を意外なきっかけで見つけられることもK-POP巡りの魅力の一つなのかもしれない。

 

韓国で大人気ガールズユニット、EXIDが愛用モデル!スニーカーAKIII Classic