正直に言って日本人にサッカーは向いていない だからこそ工夫と努力が必要
日本人にサッカーは向いてないとペップやブラジル人は言った
何度となく聞いた言葉
「日本人にサッカーは向いていない」
かつてジョゼップ・グアルディオラが日本代表と対戦したときにそういったという話もある。
三浦知良が言っていた
「ブラジルで日本人という言葉はサッカーが下手な人の意味がある」
正直な話、自分はこの説に同意で
日本人はサッカーに向いてないのは正しいと思う。
それは日本人に狩猟魂が足りてないとか
恵まれた日本人に何かを勝ち取ってやろうという意欲が少ないとかそういう事が根本にはあると思う。
狩猟と日本サッカーの関係性については以前に書いた
大人しく負けを認めるのか
ただ、向いてないですわかりました、って引き下がる程日本人は牙を抜かれた民族ではない。
日本でサッカーをやってる人たちのほとんどが向いてないからとか関係なくやっているはずだ。
それにメジャーな集団競技ではサッカーはまだまだ向いている方
身体的、精神的な理由双方によって動的なスポーツ、接触のあるスポーツ全般を苦手とする日本人にとってサッカーはまだマシな部類
バスケットボールなんて典型的なまでに日本人に向いていない。
とにかく向いてない、はいそうです、というわけにはいかない。
向いてないのは百も承知な上で、工夫と努力でなんとかする
日本人は昔からそうやって来た。
明治維新と戦後復興、高度経済成長を成し遂げたのが日本人
日本人にサッカーは無理、という通説を覆すことができるはずだ。
日本は欧州と南米以外で唯一サッカー強国になれる素質がある
例えば明治維新
それまで日本に近代文明や西洋式の文明はなかった。
そこから和洋折衷をしアジアで初の近代国家を作り上げた。
その結果独特な文化が誕生し、西洋列強に匹敵するレベルへと成長した。
近代における列強でアジアでありながら唯一列強にいた日本
現代において欧米以外で唯一先進国であるに日本
この場違いなことを成し遂げる日本人の凄さ
自分は欧米と南米以外で唯一サッカー強国と言われる国になっている場違いな存在に日本がなることは可能だと思う。
他の国にはできないかもしれないが、日本人ならできる。
それは歴史が証明してきた。
欧米や南米も実はたいしたことなくて
周りが強いから、その流れに乗って強くなってきただけ
日本人が取り掛かるミッションはそれ以上に困難
周りが大したことない状況から唯一突出した存在になること
ただ、明治維新にしろ戦後の先進国入りにしてもそういう状況で日本人は成し遂げた
優れた国に囲まれる必要はない
二度の事例がそれを証明している
サッカーでもそれは成し遂げられるはずだ。
それまでに文化がないからこそ独自の発想を自由に試せる
日本にサッカーという文化はない、というのも
それまで日本に近代文明や西洋式文明がなかったのと似たようなもので
だからこそ新しく何かを作って行くことはできるはずだ。
それまでにその文化がない、ということは逆にチャンスだしむしろ日本人が得意とするパターン
欧州や南米がもっていない発想をで常識にとらわれずサッカーを発展させていくこは可能だと思う。
むしろ向いてないからこそ、独特な工夫をして独特なサッカーが誕生する可能性もある。
その末にある、欧州も南米も真似できないような最強のサッカー
本当に日本人にしかできないサッカーがあるのではないか
その追求をすれば「日本人にサッカーは向いてない」という通説を覆せると思う。
欧州や南米に近づくことがはたして正解なのか
そのためには日本人に足りない即興性や創造性、アイデア、狩猟本能の発露、自分が勝ち取ってやろうという意欲が必要なのか
それともそれ自体が西洋や南米の真似事でありそんなことをしても追いつくことは可能であっても追い越すことはできないのか。
日本人は後追いが得意な民族ではあるが1番前を走ることができない
それは突出した個人を許さない風土だからだ、というのも何回か聞いたし自分もそう思う
ただこうやって西洋や南米がどれだけ優れているか、そしてそれに近づくにはどうすればいいかというアプローチ自体が最近は間違っているのではないかとも思うようになっている。
イビチャ・オシムがいっていたサッカーの日本化
無理に西洋や南米の真似をせず、日本人にできることを極めればいいのではないか
そういう事も思う
とにかくこの問題は非常に難しい
現状のやりかたをずっと続けていても、せいぜい数十年後ベスト8の常連の国になる程度までしか成長しない
その未来から我々はタイムマシンで戻ってきた
もっと別のやり方をしなければならない
数十年後やっとベスト8常連程度でいいのか、それとも生きているうちに日本のワールドカップ優勝を見れるようにするのか
それはファンもプレーヤーも含めサッカーに携わる1人1人の手にゆだねられていると思う。