シャビ先生最近キレキレだなぁと思わず全盛期バルセロナへ回想や懐古の思いを禁じ寝ない程に最近のシャビは再びその発言力において活躍している。久しぶりに昔の口のキレが戻ってきてシャビオタとして大満足だというほどにバルセロナ引退後は言葉の方面でハードワークを繰り返している。
かつてシャビといえば「アンチフットボール」として自らのサッカー哲学にふさわしくない"勢力"を批判していたが、その口撃能力は今も健全ある。
なおシャビ・エルナンデスといえば実際はチョコレートの発音と同じ「チャビ」に近いがこのブログでは便宜上良く使われるシャビで統一したい。
そんなシャビ先生の最近の発言はもはやメッシ以外の存在との比較の領域に入り暗に「メッシと比較する物でもない」と批判している。
シャビ「サラーはロナウドより早い!クラシコでもっとも脅威だったのは元祖のほうのロナウド!メッシにはインテリジェンスがあるけどロナウドにはない!」
それに加えシャビ先生は痛いメッシオタとしても有名であり頻繁にリオネル・メッシへの"偏愛"を口にしている。その発言はワールドカップを獲得していないにもかかわらずメッシを歴史上最高の選手だと主張する領域に入っている。バルセロナでの日々を共にしたからリオネル・メッシの凄さを目の当たりにしているから、こういった発言が繰り返されるのかもしれない。
ワールドカップもユーロもチャンピオンズリーグも総なめにした天才にもかかわらず発言はその天才的なプレースタイルと真逆である。
いや、むしろ自分のサッカー哲学を重視するが故にこの領域に到達し、それゆえにレアル・マドリードやクリスティアーノ・ロナウドを執拗に敵視するのかもしれない。
意訳をするならばシャビ先生はただ単にリオネル・メッシが大好きなだけなのである。サッカーを愛しているからサッカーの天才であるメッシへの偏愛を隠すことができないし、隠すつもりもなく頑なに主張し続けている。
「メッシは最高!ワールドカップ取ってないっていうけどディ・ステファノもクライフもとってないからセーフ!レオ!レオ!オレのレオ!」
シャビ先生がバルサ退団したときは寂しくなると思ったけど、むしろ退団後のほうが口のハードワークをするようになってきてファンとしては最高であろバルサ退団後のシャビ先生はすっかりご意見番としての地位を確立してらっしゃる。たいてい何かのコメントで話題になり、カタールでのプレーではあまり話題にならない。実際バルサ現役時代も大体口の方が目立ってたし「我々バルサが世界最高峰であり、現代サッカーのトレンドを作り上げている」という趣旨の発言は話題になっていた
バルサの監督になったら凄いサッカー作り上げそうだが、それ以上のコメント面白そうなほどだ。
シャビ先生のコメントを原語で聞くために、チャビ監督誕生までにスペイン語とカタルーニャ語をマスターしたいと思わせる領域にある。
この人の遠回しのネチネチ批判を見習う為にはやはり原語で直接聞く必要がある。
この人のネチネチ批判には一定数のファンがおり、自分もまたその一人なのである。
ここ最近のシャビ先生の発言
「最近はバルサ以外のサッカーを見ると楽しくない」
「クリスティアーノ・ロナウドは足が速いだけ」
「ロナウドには賢さ、すなわちインテリジェンスが足りない」
「バルサのサッカーを見ていると涎が垂れそうだ」
「メッシには両方のエッセンスがある、アスリートだけの才能ではないよ」
それにしてもシャビ・エルナンデスのロナウド批判、何回聞いた事だろうか。
この人のクリロナへの批判を手短にまとめるとこういう事である
「ロナウドは単にアスリートであり、フットボーラーではない。要するにアンチフットボール」
シャビさんはテクニックや創造性、頭脳で勝負する選手が大好きなのであり、それゆえにメッシやイニエスタを賞賛する。そしてクリスティアーノ・ロナウドのようなフィジカルを前面に押し出した選手には惹かれない。それはシャビ・エルナンデスが確固たる信念と哲学を持っているからという事でもある。
この世界においては性格がいい人間が生き残ることは難しい。創作のジャンルでも何かを極めて面白いものを作る人はちょっと口が悪い人が多い。歴史上の芸術家を見ても人格者の方が少ない。
まさにシャビ先生はそういう芸術家タイプの選手なのかもしれない。
少し屈折した性格の持ち主の方が特殊な物事の見方をしている者であり、シャビ・エルナンデスというバルセロナの黄金期を支えた天才もその系譜に当てはまるのだろう。