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駆逐戦車のフォルムってかっこいいよな

戦車といってもその世界は一括りではない。

第二次世界大戦後は主力戦車に多くの機能がまとめられていくことになるのが第二次世界大戦においては様々な戦車が生産されバラエティに富んでいた。まさに第二次世界大戦は戦車が花形だった時代であり戦車ファンの多くが第二次世界大戦に集中しているのも必然だ。

とくに駆逐戦車という役割はまさに第二次世界大戦だから存在したと言っても過言ではない。誘導兵器が未発達で強力な主砲を持ちなおかつ生産が容易な駆逐戦車は第二次世界大戦という時代が最も必要とした戦力だった。

ドイツ軍で最も生産台数の多かった戦闘車両が三号突撃砲であったことはその象徴だ。

砲塔が存在しないため構造はシンプルで生産は容易で強力な主砲を積むことができる駆逐戦車、ドイツ語ではヤークトパンツァーというジャンルは第二次世界大戦において活躍した。後にソ連軍もドイツ軍のヤークトパンツァーを参考に自走砲というジャンルを開拓していくことになる。ソ連自走砲に関しては駆逐戦車と似たようなものだと考えることができる。

 

そして自分はこの駆逐戦車が戦車の中で何よりも好きで気に入っている。スナイパー型のポジションという物はかっこよく強力な主砲は見た目にもインパクトが強烈だ。さらに砲塔が存在しないことで非常に車高が低い。この薄いデザインやシンプルな形状が非常にかっこいい。

駆逐戦車は砲塔がない事や車高が低いことが何よりも魅力だ。とにかく撃つことに特化し、主役ではないが重要な位置である。スナイパーライフルも非常に長いデザインのものが多く、スナイパラーフル好きの人は戦車においても駆逐戦車が好きな傾向がある。

WOTというゲームは特に自分の駆逐戦車好きを加速させた。WOTでは駆逐戦車ばかり作り、それで更に駆逐戦車が好きになっていった。

 

やはり駆逐の二大巨頭はドイツとソ連であろう。大規模な陸戦が広大なロシアの大地を舞台に行われたのは不謹慎かもしれないが浪漫があった。もう二度とああいった大規模な陸戦は起きないだろう。

当時最強の陸軍国同士がぶつかり合う。

ドイツ軍は電撃戦を開発し序盤に快進撃を続ける。

そしてソ連は後半第二次世界大戦における陸戦の完成形とも言われる戦法を確立しそれが最も現れたのが有名なバクラチオン作戦だ。バルバロッサ作戦にしろバクラチオン作戦にしろとにかく大量の戦車が実践に参加した。その中でも特に駆逐戦車の果した役割は大きい。実際に戦局を左右するのはむしろ駆逐だったとも言われている。

 

生産性が高い事と遠距離からの攻撃が得意な事。主に防衛戦や待ち伏せ戦術で役に立ったが、攻撃的な戦術でも火力支援として重宝された。重戦車のように戦車の花形ではないがこの渋いポジションが玄人感があってかっこいい。

砲塔がないことや、回転しないこともむしろ魅力でこれぞ砲撃力、狙撃型だというデザインが魅力を感じさせる。中には重駆逐戦車というのもありエレファントやヤークトティーガーなどは変態兵器の領域に差し掛かっている。仮に第二次世界大戦の形式が続いていたら戦車はどのような形に進化したのだろうか。誘導兵器が登場しなければもっと面白い駆逐戦車が登場したのだろうか。WOTにもいくつか架空戦車があるがそういう巨大な戦車同士がぶつかり合う大陸戦はどんなものだったのかと想像したくなる。

1950年ごろまで第二次世界大戦が続いていたら末期にはヤークトティーガーを上回る威圧感のある重駆逐が登場していたのではないか。それらが進行する姿は壮観だ。そんな想像をせずにはいられない程にこのジャンルは魅力的である。

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