elken’s blog

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伝説の引き延ばし漫画アカギ、ガチのガチで終わる

アカギ、つにやっと終わるのかよ!

この前鷲巣麻雀終わるとは聞いていたけど、ついに連載そのものが終わるらしい。

鷲巣麻雀始まった時代って20世紀じゃなかった?今の高校生とか普通に生まれてないレベルでしょ。そのアカギはやっとのやっとでガチで終わる!

27年の歴史に幕を下ろして本当に連載終了するらしい。

個人的には凄く嬉しいニュース

麻雀漫画として一番有名と言っても過言ではないけどそのあまりの長さと共に読むことを避けていた人とか読むのを途中で辞めた人いる。そんな人たちが「終わったならこれで一気に読んでみるか」となるかもしれないし、福本伸行もこれで他の作品に集中できるようになるかもしれないしアカギ終わったらカイジに今度は注力できるようになる。

はっきりいって常識の範疇を超えた引き延ばし方だったのがアカギ。

正直な話決していい延ばし方ではなかった。こち亀が長いこと続いてたみたいなノリじゃなくて近代麻雀のためにずっと同じ試合を延々とし続けてただけでまさに引き伸ばし感ダラダラの展開だった。アカギファンも早く終われよと言っていたり途中読むのをやめて「終わってから見るの再開する」という人が多かった。

赤木しげるの壮絶な人生で長く続いていたわけじゃなくて、その赤木しげるが鷲巣巌というラスボスとやる麻雀が10年以上も続いていた。同じラスボス戦が10年以上ずっと続いていた異様な事態だった。それまでの流れが神だっただけにこの冗長なラスボス戦がアカギの評判を下げていた。

なんで一回の麻雀対戦を10年以上もやっているのかって普通の考えの人なら思いますよ、いやアカギファンでも思うレベル。自分の勘違いだったら申し訳ないけどなぜか地獄に行って鷲巣のほうが閻魔大王と対局する話にすり替わってたような気がしなくもない。

というのも実は自分はアニメのほうのアカギしか見ていない。

闘牌伝説アカギ 〜闇に舞い降りた天才〜」はアニメ版のアカギでなんとその鷲巣麻雀の途中で終わりその終了からいわば二期状態なのにもう何年も過ぎている。漫画どころかアニメも引き伸ばしがされているのだ。「鷲巣戦が始まったらもうそれでアカギは終了」「どうせ勝つってわかってる対局を何十年も見せられても飽きる」など散々ないわれ方をされ続けてきた。

しかし長い歴史もついに終わる。

<アカギ>「カイジ」作者の人気マージャンマンガ 27年の歴史に終止符へ (まんたんウェブ) - Yahoo!ニュース

>「アカギ ~闇に降り立った天才~」が2018年2月で約27年の連載に幕を下ろすことが12日、明らかになった。

27年も続けてきてその半分が一試合とかもう狂気の沙汰だなこれ。

アカギ「狂気の沙汰ほど面白い」

 

ちなみに自分はなんだかんだ言ってアニメ版は最後まで見た。麻雀のルールをろくに覚えてないながらも雰囲気目的で結局最後まで見た。

血を抜きながらも麻雀に挑むアカギそのものはかっこいいし作品の昭和の雰囲気は本当に情緒や旅情があって凄く良い漫画。もし1年後連載が終わったらアニメ版も再開しそうなのでその部分は楽しみ。

カイジのほうは漫画も読んだことがあるけど、さすがに麻雀のルール知らないと原作版アカギは難しい。ただアニメ版アカギは麻雀のルール知らなくても普通に面白いと思った。むしろアカギきっかけで麻雀のルールを覚えようと思ったレベル。なお覚えることが多すぎて挫折した模様。将棋とかチェスとかに比べると暗記ゲー的な印象が強いなとは感じた。本当に覚えて極めてみればむしろ将棋やチェスのほうが暗記ゲーだけど初心者になるためには麻雀のほうが覚えることは多い印象。

 

ただアカギの場合は麻雀アニメというよりも昭和雰囲気アニメ的な側面として自分はファンなので麻雀に関してはおまけ的な感じで、身内で対戦する人ができたときにまぁ覚えようかなというレベル。つまり麻雀知らなくても全然楽しめるし、この連載終了をきっかけにアカギ読んでみようかなと思う人が増えたらすごくいいことなんじゃないかなと思う。

ただなんだかんだで終わってしまうと寂しくなりそうな感じもある。

「いつまで続けてるんだよ はよ追われや笑」と言っておきながらもいざ終わってしまうとどこかさびしい気もする。いつまでもある物だと思っていた漫画が終わってしまうのは少しさびしいかもしれない。もはや惰性で習慣になっていた人もいるだろうしそういう日課がなくなってしまったとき一抹の寂しさを覚える。

終わってしまった後にアカギ連載終了ショックみたいなものがもしかしたらおこるかもしれない。こうやって昭和の闇の世界ににフォーカス麻雀漫画も最近少ないし、最近の麻雀アニメではそこは補えない面白さがある。自分自身も今となっては派手な萌えアニメよりこういう渋いアニメの方が好きなので寂しさもあり、ついに終わるのかという感情もありいろいろ複雑だなと思う。

いずれにせよ、27年間書き上げてきた福本さんはお疲れ様。

カイジ「次は俺の話書き上げてくれよッ・・・・!」

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