森本龍太郎といえば元Hey! Say! JUMPで隠れ10人目のメンバーであり、喫煙騒動でやめたということはジャンプファンの間で常識である。
自分は森本龍太郎がいたときの時代のHey! Say! JUMPは正直知らない部分があるけど瞳のスクリーンのころの映像を見てこの時はまだ活動していたことに衝撃を受けた。
そんな森本龍太郎がJUNONで独占激白をして今Hey! Say! JUMPファンの間で話題になっているらしい。最近SixTONESの強気インタビューが話題になったりとジャニーズファンの間では雑誌のインタビューが賛否両論を巻き起こすことが多い。
女性アイドルファンの世界であまり雑誌のインタビューが話題になったり物議を醸したりすることは少ない印象があるけどジャニーズファンは結構こういう発言に目を通しているという印象がある。
そのインタビューの中で興味深かったのが中学時代の話と、喫煙に至るまでの流れの部分。
インタビュアー「中学時代はどうでしたか?」
森本「地獄でしたよ」
どうやらHey! Say! JUMPでの活動を理由にクラスでイジメを受けていたらしい。
「教室に行ったら、机がないだとか、上履きがなくなる、体操着がなくなるって、モノがなくなることがしょっちゅうでした」
正直自分は森本に対して「喫煙で辞めただけの人」という印象しかなくて、認識が足りなかったなと思った。結構壮絶というかジャニーズでもこういうことがあるのかということが衝撃。
一見するとジャニーズってリア充の中のリア充がなっているイメージだけど実は学生時代が暗い人が多い。
木村拓哉がいじめられていたことは有名だし、当時はバリバリの昭和や20世紀の時代だから先輩に呼ばれて「ジャニーズなんだからバク転して見ろよ」とやらされたことを告白している。
さらに中島健人も「中学時代は浮いていた」と最近の雑誌でも語っているし、その前にも何度か語っている。徐々にクラス内で無視され始めていって、その拠り所が芸能活動になって今に至るという流れがある。岩橋玄樹もそういう学生時代の話があるしジャニーズには意外と学生時代が暗い人が多い。
更にこのインタビューでは森本龍太郎が受けたいじめがかなり深刻だという事がわかる。一見華やかでさぞかしリア充中学時代を送ってきたように見えるジャニーズが実はそういう過去があることが多い。
更にジャニーズ事務所内でも当然縦関係の厳しい世界があり当然ながらジュニア内でもいじめが存在する。リア充が集まることが多いジュニアの世界ではその中で更にヒエラルキーができる。男社会でもこういう陰湿なことがあるのが現実だ。
そういった複雑な環境の中で森本は喫煙にはまっていくことになる。
学校ではイジメ、仕事にはいかないといけない、その時に仲のいい友達がいてその人から喫煙を薦められてそれがストレスのはけ口になっていったらしい。
自分が同じ状況ならその状況に陥らないという自信はない。学校も職場もきつい、その時に唯一の心の支えだった親友が喫煙を進めてくる。吸ってみたら面白くて仕方がない、嫌なことも吹っ飛ぶ。
そういった状況で断れたりやめることができたりできる人がどれだけいるだろうかというのはある。正直自分はただ調子に乗って「喫煙でもしてみるか」というようなよくありがちな未成年での喫煙や飲酒がかっこいいと思ってるだけの存在かと思っていたけど、その認識は大きく間違っていた。
擁護というわけではないけども同情はできるし仕方ない部分もあるし、自分が同じ状況だったら同じようなことをしてたかもしれない。少なくとも自分は森本龍太郎を偉そうに批判できるほど立派な人間ではない。
ただ問題になっているのがその後の部分で、どうやらHey! Say! JUMPメンバーが懸命に謝罪していた姿を見ていなかったらしい。
皆が頭を下げた動画もあるらしく、ジャンプにそういう過去があるんだなという事自体、自分は初めて知った。もしその動画を自分のためにやってくれた本人が見ていないというならば確かに問題かもしれない。
他のメンバーファンにとっては「森本のために頭下げたのに何で本人が見てないの?」となるのは仕方ない。
ただそれにも理由があって本人としてはいつか自分の言葉で謝罪をしたいと思っているらしい。
「いずれ大きな舞台に立ったときに、謝る機会を作ってもらえたらいいなって思うんです。自分の言葉でごめんなさいと言いたいです」
その時にきっと森本は同じHey! Say! JUMPのメンバー、かつての仲間にも謝罪をするのではないだろうか。
今はZEROというダンスグループで活動をしているらしい。最近芸能界に復帰したことも話題になった。
今後その活動がどうなっていくかはわからないけども最近ジャニーズ事務所は辞めた元ジャニーズメンバーの活動に干渉しないようになってきている。
もしかしたらその日がきっと訪れるかもしれない。
その時は自分は暖かく応援したいなと思う。