世の中には様式美や定番という言葉がある。
そしてサッカーの世界にもまた様式美が存在する。
アーセナルがチャンピオンズリーグベスト16で散ること、いつものことだ。そして今シーズンもまたアーセナルの偉大な冒険はベスト16で終戦を迎えた。
それにしてもアーセナルがバイエルンに負ける光景はここ最近何度も見ているような気がする。しかも今回の負け方は更にネタ度が増していてネタクラブとしては磨きがかかってることを証明した。
ファーストレグで1-5というスコアをたたき出した時は衝撃だったけどまさかまったく同じスコアをセカンドレグにも叩きだすとは。2試合合計すれば2-10、野球のスコアかよこれ。苺(1-5)が2つも収穫できたよ、やったねアーセナルちゃん!
負けるのは想定内としてまさか同じスコアだとは誰も思わなかった。
誰もこの奇跡の逆転を期待してなかったしまたベスト16だろうなと思っていたけどこのスコアは完全に予想外。ここまで笑いに徹するとはさすがアーセナル。
よくアーセナルの伝統芸として2ndlegでの「追いつかない程度の反撃」というものがあるけどそれすらもなく叩きのめされてるのが酷い。最後の最後までリードしてあと一歩までバイエルンを追いつめたヘルタベルリンのほうがよっぽど強いんじゃないか?
ヘルタベルリン>>>>アーセナル(笑)はっきりわかんだね。
更に言えばプレミアリーグでも定位置の4位を失い今5位につける。来シーズンはそもそもCLに出場することすらできないんじゃないか?
サンチェス「今しかない、泥船脱出のチャンス!」
ユベントスからオファーが来たという話もあるし、もう見切りつける覚悟は決めたに違いない。この試合でもそのサンチェスがニタついて話題になったし内心「こいつら同じ敗戦のしかたしててワロタ」ぐらいに思ってそう。在籍してる選手に笑われるクラブがあるらしい。
エジル「ユベントス?最高じゃねぇか。俺も連れてってくれよ!」
サンチェス「もうこんなとこいられねぇよな笑」
アーセナル、バイエルンに合計2-10でCL16敗退 ベンゲルと確執報道のサンチェスがニタつき話題に(ニュースタイトル)
そしてもうベンゲルに関しては解任待ったなし。
いよいよ長期政権が終わるかもしれない。それでグーナー(笑)の方々達が「もう長期政権はやめてまともなサイクルに戻ってほしい」みたいなことを言っているけど、こいつらつい最近までボス(笑)とかいって慕ってたんだぜ。手のひら返しにも程がある。
???「私はマゾヒズムの専門家」
一昔前は素晴らしい理想家でらり毎年選手を奪われる中で定位置の結果は出している有能のように言われていたが今はエジル、サンチェス、ツェフ補強して5位になる無能監督という扱いになってる。
アーセナルがスタジアム建設のローンを払い終えて補強がしっかりできるようになれば今まで以上の結果が出る、そう思ってたら大して変わらなかったという。それまでは育成型クラブとして少ない予算の中でいい選手も育てるし戦力の割には健闘してる、毎年選手を強奪されても必ず選手が育ってくるというようなことを言われていた。
それがようやくローンを払い終えてもう強奪されることもなくむしろ有力な選手を補強できるようになって、これからアーセナルの時代や!という雰囲気だったのに何も変わってない。進化したのはネタクラブとしての要素だけ。
結局ベンゲルは少ない戦力でやりくりして若手を育てることの方が向いている監督なのかもしれない。プレミアリーグ優勝ももう15年近く前の話で、既にビッグクラブを率いる器ではない。
モウリーニョ「ビッグイヤーを掲げたことが無いことがそれを証明している。私はもう飽きるほど掲げているがね。」
これで仮にアッレグリあたりが来てアーセナルが躍進したら更に無能説が加速しそう。セリエA出身監督のコンテがチェルシーで無双してるのを見ると仮にアッレグリが時期アーセナルの監督に就任したらかなり強くなる可能性はある。
今までのアーセナルに足りなかった勝者のメンタリティをもたらすことができる。
少なくとも10年以上同じことを繰り返しているマゾヒズムの専門家さんよりは有能に思える。サポーターまでそのマゾヒズムに付き合ってられないというのが昨今のベンゲル解任を求める世論なのかもしれない。
ベンゲル解任でこの負のサイクルもいよいよ終わるのか、それともアーセナルはやっぱりアーセナルなのか。今後数シーズンのアーセナルはいろんな意味で注目だ。