elken’s blog

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宮本恒靖が日本代表監督になる日は来るだろうか?

宮本恒靖、かつて日本代表のキャプテンを務め「ツネ様」という愛称で親しまれていた。オーストリアリーグでプレーし、フェイスマスクやその声の渋さ、学歴や顔のかっこよさから女性人気も高かった。

引退後は主にサッカー中継の解説業を務め個人的にはリーガ・エスパニョーラの解説をしていた頃が非常に好きだった。ツネ様解説は声もかっこよく見ているところも的確だったので自分はその時は非常に楽しくサッカーを見ていた。

更にその後は日本人初のFIFAマスターになったり引退後もサッカーに関わり続け次世代日本サッカー界を牽引していく存在であることは間違いない。そのキャリアはむしろ引退後からの方が輝いているかもしれない。

本田圭佑中田英寿の後継者ならば、長谷部誠宮本恒靖の後継者になる。

そういうクールなキャプテンの系譜として宮本のイメージは強い。

 

そんな宮本が今季から古巣ガンバ大阪U23代表の指揮を執っている。

世界のサッカーにも古巣のBチームやユースチームを下部リーグで指揮して見いだされていく監督は多い。もっとも有名なところではジョゼップ・グアルディオラだろう。Bチームでそのポゼッションサッカーを実践しトップチームに上がったときセルヒオ・ブスケツら教え子を引き上げその最初の就任で伝説的な偉業を達成しサッカー界に革命を起こした。

宮本恒靖J3での指揮からいずれ大きな舞台に羽ばたいていくだろうか。

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まだ監督業としてのスタートは始まったばかりだがいずれもしかしたら日本代表監督という時代も来るだろうか。更に欧州サッカーのシーンで監督を務めた日本人はほぼいない。かつてのアジアカップ、例のヨルダン戦のコミュニケーション能力は日本を救った。

将来監督としての活躍を期待する声はその頃からあった。

自分もその一人であり日本代表監督という姿をいつか見てみたいと考えている。宮本ジャパンツネ様ジャパンがやってくる日があるだろうか。

そもそも自分はサッカー日本代表の監督は日本人監督で行くべきだとも思っている。日本代表の好成績はトルシエジャパンと、岡田ジャパンである。2002は自国開催ということもあったがトルシエ自体日本人の指導方法を理解していた。ああいった部活顧問的な監督の方が日本には向いている。また岡田監督に関しては日本人である。

またサッカーとはジャンルが違うが歴史を見たときに戦国時代、明治時代などを見ても日本人指揮官というのは存在する。仮に日本代表監督になる人材として向いているならば織田信長ジャパンや東郷平八郎ジャパンは強そうである。サッカーとはほぼ関係ない話だが、日本人に戦術の指揮ができるという事の証明にはなる。もっとマニアックな歴史上人物を探せばさらに有能指揮官がいる。

 

日本人、もしくは日本的な監督の方がやはり日本代表には向いている。

更にこれからJリーグやワールドカップでのプレー経験のある選手が監督や育成指導者になっていく年代になる。その中で最も注目されるのがやはり宮本恒靖だろう。

もし実現するならば早くてもカタールワールドカップの次の2026年ワールドカップになるだろう。この10年で宮本恒靖が監督としての実績を積むことができるか。

もしかしたらバルサ久保君やレアル中井君ら新世代の選手を指揮するのは彼かもしれない。

まずはJリーグ監督からのスタートになり、今回のJ3監督がその物語の始まりになる。

いずれガンバ大阪のトップチームをJ1の舞台で率いて優勝に持ち込んだら声がかかるかもしれない。オシムJリーグでの実績が評価された。Jリーグから日本代表監督になっていくパターンは今後確立されるかもしれない。

結局日本人選手の細部の違いが判るのはJリーグをよく見て日本の育成事情をしっている日本人監督になる。 

外国人監督は渡された資料から見ていることが多いので本当のサプライズ選出は無かったりする。そういう意味でも日本人監督の登場は待たれるだろうし、最近のワールドカップ優勝国を見ても自国監督が率いているチームが多い。

自国リーグ、自国選手について知り尽くしたワールドクラスの理論家がその国から登場したときにその国のサッカーは大きな進歩を遂げる。サッカーとは複雑なスポーツでありそれを理解し人に指導する存在が必要になる。

まさに宮本恒靖にはそういった役割が求められる。

日本サッカー新時代の象徴に宮本恒靖J3ガンバ大阪U23監督はなることができるだろうか。