銃を好きになるとまず最初現代型のアサルトライフルやハンドガンが好きになる。最新の高性能の銃がかっこいいと思い始める。それから冷戦期ぐらいまで遡るがこれでもまだ戦後。
しかしこのあと一部のファンは第二次世界大戦の時に使われたボルトアクションライフルの渋さに気付くようになる。中には第一次世界大戦や日露戦争の頃から現役の銃もあり、とにかくレトロとで渋い。
米:スプリングフィールドM1903
独:Kar98k
露:モシンナガン
日:三八式歩兵銃
伊:カルカノ
英:エンフィールド
などが主要国のボルトアクション小銃になる。
自分がこの中で特に好きな銃を上げるとするならばやはり三八式かモシンナガンになる。三八式は戦前日本の雰囲気があり、銃剣を装備すると非常に長いというのもデザインとして魅力であり、モシンナガンはシモ・ヘイヘやヴァシリ・ザイツェフといった対戦中の有名スナイパーが使用した愛銃としての魅力もある。
ボルトアクションの基本構造はこの頃にすでに完成されており命中精度自体は今でも通じる。そういうレトロ感がありつつ、現代でも通用するところに魅力を感じる。これがフランス革命やナポレオンの時代の頃まで遡ると銃の構造が大きく違っており、ボルトアクションメカニズムが確立されてからの近代の時代の渋さが個人的には好きだ。
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第一次世界大戦、第二次世界大戦という激動の時代を駆け抜けてきたこの小銃たちにそういった渋い時代の魅力を感じる。大戦力同士で陸戦をやっていた頃の銃でもあるし、主力の小銃はまだ連射ではなかった頃。サブマシンガンや機関銃は存在したが小銃はボルトアクションだった。人間の手でやっている感じがあるし本当の射撃技術が問われた時代でもある。
そもそも自分の場合エアガンではあるがボルトアクションライフルを持っている。以前はスコープ装着状態で射撃をすることが好きだったが、最近ではスコープなしの状態で射撃する楽しさも芽生えている。第二次世界大戦中は本当にこうやって狙っていたんだなと思うとかっこいいし、こういう形のストックの方が構えやすい感覚がある。
そういうローテク感が渋いなと最近は思い始めている。
伝説的なシモ・ヘイヘは実際はほとんどスコープを使っていなかったとも聞く。スコープの反射で見つかってしまうことを恐れたためだと言われている。それでもスコープ装着時並みの射撃を行いソ連兵を撃退しているのだから凄い。ウサギ狩りで鍛えられたというエピソードがあるがよくこの状態で小さな標的を狙えたなと感心せずにはいられない。
当時は現代に比べて視力を衰えさせる生活習慣もそれほどなかった。視力や五感などが冴えわたっていたのだろうと推測する。野生の中で様々な本能を駆使していた狩猟者としての魅力を感じずにはいられない
そしてそういう昔の時代を想像したときの渋さというのもある。人間の能力が銃に今以上に必要だった時代。まさに自分の相棒として使いこなしていただろうしハンターにとっては生活の手段でもあった。最近ハンター不足とも言われるけどもそういう時代にも浪漫や渋さを感じている。
いつか第二次世界大戦の頃の現役の銃を射撃してみたいし、どんなものなのかと味わってみたい。できればそれで狩猟もしてみたいし、銃の整備などもやってみたい。本当に鋼鉄の味わいがあるんだなと感じることは間違いない。そういう金属の香りや木の香り、それが第二次世界大戦中ボルトアクションライフルの魅力なのではないだろうか。
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