最近Sexy ZoneのROCK THA TOWNにものすごくはまっている自分がいる。最初聞いたときに比べて聞けば聞くほど好きになっているパターンで、今はこの曲がかなりかっこいいなと思っている。
特に自分がこの曲で気に入ってるのが「テンションあげてAlrightついてきなよ」の後の菊池風磨の「Aw」の掛け声。狂おしい程このフレーズ好きで風磨の良さがかなり生きてると思う。
次に「ヤバイくらいセクシーな腰つきでリアルなグルーヴ魅せてやるぜ」の時の中島健人の歌い方もセクシーゾーンというグループ名に恥じないかっこよさがある。2人が大学を卒業する年齢になって、今までの歌唱法が洗練されてちょうどフィットした感がある。
勝利は少しまだこの曲に早い感があるけど、それも含めて「ジャニーズ」という感じがしていい。聡マリの合わさった声がハーモニーになって後から掛かってくるのもROCK THA TOWNに深みをもたらしてる。
こういうちょっと背伸びしてる感もよくて、それがジャニーズらしい魅力にもなっている。
LDHやK-POPみたいになるのとは違っていて同じことを目指しても意味がないし、あくまでジャニーズの曲としてのかっこよさという意味ではこれまでのSexy Zoneの中で最高峰の曲かもしれない。
ジャニーズであることを見失わず、なおかつスタイリッシュなことも目指すということを両立できてるのがROCK THA TOWNだとも思う。
衣装もPV用、ステージ用共にかっこよく、アオヤマスーツのCMでもかなり洗練されていて新しいイメージを打ち出している。特に個人的にステージ用は本当にかっこいいと思うし、ダンスの振り付けもクール。
もしかしたら数年後ROCK THA TOWNはセクシーゾーンの代表曲や転機となった曲として語られているようにも思う。
Mステに出演したとき「これまでの曲とは少し違っていて、ようやくグループ名に追い付いてきた」とメンバーが語っていたように、少し今までとはテイストが違う。
自分はこれまでのSexy Zoneのアイドルらしい曲やジャニーズっぽいトンチキソングが好きだったから最初の数回聞いたときは「これ違うんじゃないかな」という思いはあったけども今は一番気に入っている曲と言っても過言ではない。
初耳学で中島健人が登場してこの曲が流れたとき、やっぱりかっこよくて代表曲として流しても悪くないなと思ったし、この前のTHE MUSIC DAYで披露したときもかなり良かった。
これまでのSexy Zoneが好きだった部分もある一方で、変わっていくSexy Zoneも決して悪くはない。
いずれ路線変更やグループとして変化していく時期は必要になる。
少し話は変わるけども面白い話で「最近なぜももクロをテレビで見かけなくなったのか」という話題で面白い考察があって、それがSexy Zoneの現状と似ているようにも思った。
ももいろクローバーZの勢いが数年前の全盛期に比べて落ちた理由がどうも「メンバーが10代じゃなくなって"青春感"や"全力感"が通用しなくなった」という事らしい。
メンバーカラーがカラフルEyesの時の衣装と同じで、5人という編成も近い。
自分の場合ももクロでは赤い子は名前もえびぞりジャンプも知っていて、黄色い子はニックネームを知っていて、紫の子はなぜか名前は覚えていて、緑とピンクの子はキャラは覚えているけど名前が思い浮かばないというのが正直な印象。
緑の子はつい最近までメンバーとあまり仲が良くなくて、ピンクの子は最近流行のマシュマロ女子というイメージや知識が断片的にある。
おそらくジャニーズファン以外の人がSexy Zoneを見ているときの印象もそうなのかなと思ったりもする。
自分の好きなグループの客観的なイメージを知りたければ、自分が客観的に見ているグループに対する印象を参考にしてみるとわかりやすい。
何となく音楽番組を見ていて知る知識が世間の認識になる。
つまり自分のももクロに対する印象や知識=世間のセクゾに対する印象や知識という意味でも近いかもしれない。
なんとなく佐藤勝利を多くの人が覚えていて、中島健人はニックネームがケンティでセクシーと言ってる人、菊池風磨は慶応卒という事で知ってる人もいて、松島聡とマリウス葉は小さい子とハーフの子というのがリアルな世間の客観的なイメージのように思う。
ちなみにももクロは観客動員力は非常に強く、ライブが凄く楽しいらしい。そういったコアなファンが多いという意味でも似ている部分はある。
そしてお互いどこかのタイミングでこれまでと違ったイメージを打ち出さなければいけないという事も共通している。
おそらく今までもSexy Zoneの曲をやり続けても、それはメンバーが10代だったからできたことで今やると違和感がある。さすがに今更バイバイDuバイはできない感があるし、ジャニーズ最年少グループとしてキラキラした曲を歌ってバレー中継に出演するというイメージから変化の時を迎えつつある。
ただセクサマはそういったことを超越してこれからも歌い続けてほしい名曲ではある。
いずにせよもうメンバーの平均年齢が20歳になった今、次なる路線に変えていく必要はあるかもしれない。
そしてそのきっかけがまさに「ROCK THA TOWN」ということになる。
例えば先輩グループのV6も最初は「MUSIC FOR THE PEOPLE」のような曲からスタートして「愛なんだ」で転機を迎えたということを語っているのを見たことがあるし、嵐も「PIKA★★NCHI DOUBLE」あたりから現代の嵐の雰囲気に近づき始めている。
Sexy ZoneのROCK THA TOWNはもしかしたらそういう境界線のような曲になる可能性もあり、そしてここからがまた新しいスタートなのかもしれない。
少なくともメンバーからそういう新しい方向に向かって行こうとする意志を感じるし、その思いが反映されてるからこういったかっこいい曲に仕上がっているのかもしれない。
そういう意味でも次の新曲でどういったテイストのものがリリースされるかは興味深い。そういった5周年を迎えて新しいイメージを作り出していこうとする最初の曲として、いつかこの曲が語られる日が来るかもしれない。
「セクシー時代を創り出す」
その第二章はこのROCK THA TOWNから始まるだろう。