元イングランド代表ウェイン・ルーニーがお酒を飲んでやらかしたという話が英国をにぎわしているが、もはやそれは時間の問題だっただろう。
いつかやらかすと思っていた、というのが大多数の見方であり最近でもどこかのパブで飲んだくれている姿が目撃されていた。
これまでもルーニーが酒浸りであることは有名であり、遅かれ早かれ何かをやらかすタイミングがやってくることは誰もが予想できていた。引退後酒に溺れて破産する姿など容易に想像がついた。
ウェイン・ルーニーの騒動に関して様々な業界からコメントが届いております。
ガスコイン「ようこそこっちへ」
ジョーイ・バートン「ハハハ、まだやらかしてなかったとはガキだな」
ノエル・ギャラガー「さすがお前もイングランド人だな。やっぱ労働者階級は酒におぼれてナンボなんだよなぁ」
マリオ・バロテッリ「彼のことを許してやってほしい。きっとお酒を飲んだ後に車を運転してはいけないという事を知らなかったんだ。そう僕がイエローカード2枚で退場になることを知らなかったようにね。」
村上龍「やっぱ自分の小説にちょくちょく飲酒描写するぐらいじゃなきゃ」
草なぎ剛「たかが運転しただけだろ、裸になって前転しないとか雑魚だな」
赤西仁「俺六本木で赤西軍団作ってたけど、マンチェスターにルーニー軍団ってあったの?」
櫻井翔「今度芋焼酎の差し入れで持っていきます」手越祐也「テキーラショット決めて全裸で踊って一流なんだよね」
香川真司「ルーニーさん、今度は僕と飲みましょう。これノンアルコールなんよ~」
前園真聖「泥酔(どろよい)してトラブル起こすのは良くないなぁ。」
LDH一同「今度レモンサワー飲んでチューチュトレイン踊りましょう」
アンドレス・イニエスタ「いろんな意味で仲間だと思ってたんだけどなぁ、僕みたいに真面目にブドウ畑を経営する愛好家がいることも覚えておいてほしい。」
自分を育ててくれたエバートンに移籍して、最後の一花咲かせて引退どうしようかという時にこれだから見事に晩節を汚してしまったのは少し残念であり、今回の事を美化するわけではない。
実際にイングランドでもポジティブに報道されているわけではなく、もはや代表への復帰は絶望的だ。
その一方であれだけ酒を飲みながらもあのパフォーマンスを維持していたルーニーはとてつもない天才だったと言える。
見るからにイギリスのアルコール中毒者の典型例のような風貌をしており、実際に様々なパブで目撃されていた。
しかしそういった異常な人間ほど、こういう世界では活躍することがある。
酒浸りの人間でありながらあのような伝説的なプレーを出来たのであれば、クリスティアーノ・ロナウド並にストイックだったらどれだけの選手になっていたのだろうかという思いもある。その一方で逆に精神的にルーニーがまともだったら並の選手で終わっていた可能性もある。
アルコールで身体をすり減らしながらでも、その時々を真剣に生きていたのがウェイン・ルーニーという男だったのではないだろうか。
お酒でノリに乗ることで良いパフォーマンスをする人間というのも存在し、それはスポーツに限ったことではない。
自分はルーニーは絶対お酒を試合直前に飲んだ後ピッチ上に立ったことがあると思っていて、「飲酒サッカー」のようなことをやっていたのではないだろうかと推測している。
それは本人しか知る由もないが時として精神的にギアを上げてから何かをやったほうが上手く行く時もある。
サッカーというのは狩猟本能の発露であり、時として獲物に立ち向かう勇気を得なければならない時がある。
想像を絶するそのプレッシャーに打ち勝つためにお酒の力を借りてルーニーは戦っていたのかもしれない。
極度の緊張状態に置かれるトップレベルのサッカー選手はむしろアルコール無しではやっていけないだろう。むしろ私生活が荒れている問題児の方がサッカーに限らず様々なスポーツ分野において面白みがある。
そのプレーに感動させられてきた人間が、彼の私生活を否定することはできないはずだ。