elken’s blog

ジャニーズとサッカーを中心にあらゆることを評論するブログ

日本代表VSブラジル&ベルギー連戦の結果予想

遂に明日に迫った日本代表の欧州遠征、試合前からいろいろと異例づくめで何が起きるかと多くのサッカーファンが楽しみにしている。

まず一番のサプライズは本田圭佑、香川真司、岡崎慎司が招集外だったということ。

 

今までブラジルのような強豪国との対戦にはほぼ必ず出場していたような選手が外れていて従来の予想通りにはいかない。

 

「やっぱり強豪相手に本田、香川は大事」となるのか「新メンバーすげえ!」となって完全に時代が変わるのか。

個人的には今メキシコで調子を上げている本田圭佑が招集されなかったことは本人にとっても代表にとっても良い選考だったと思う。

 

まずブラジルは定期的にやっているような印象、次点でオランダ代表もちょくちょくやっているイメージ。ブラジルサッカー協会と良い人脈関係があるのだろうか。逆にスペインとはもう何年も前で、ポルトガルとはまだ一度もフル代表では戦ったことが無い。

 

ブラジル戦と言えば最近ではネイマールが日本代表相手にゴールを荒稼ぎしていて次の試合にも出場する可能性が高い。

個人的にはコンフェデレーションズカップでの流れの中からのボレーシュートが一番印象に残っていて、確かフランス戦の前に合った本田がゼロトップみたいなことをしていた試合は負けはしたけどそれなりに戦えていたようなイメージがある。

 

一方ベルギー代表戦も定期的にやっているイメージがあってちょうど4年前の同じぐらいの時期の欧州遠征で勝った試合は今でも懐かしい。

柿谷曜一朗と大迫勇也のフォワード争い真っただ中の時期で柿谷がゴールを決めていた。

 

この2試合大方の予想がブラジルには惨敗、ベルギーは苦手意識が無いから勝てるという物になっている。

ただ全く当たらない自分の勘で言えばブラジルに勝てそうな気はする。

「おっす、オラ悟空!よくわかんねぇけどブラジルに勝てそうな気がしてきたぞ!」的なノリで勝ち予想をしてみたい。

 

もう何回目だよというぐらいやっているからそろそろ勝ってもいいかもしれないし、歴史上初めてフル代表でブラジルに勝つ光景を見ることができるかもしれない。もし勝ったらただ単なる勝利ではなく、ガチで日本サッカー史に残る試合なので録画推奨試合でもある。

こんな持ち上げ方をすると結局何も起こらず普通に負けてしまうのが常だけども、そろそろ"ブラジル恐怖症"みたいなものを克服する時期に来ているのかもしれない。

 

近代以降の日本人の伝統的な価値観として「なんとなくロシアが怖い」「おそロシア」という恐露病というものがあったようにサッカー界においてはさながら「恐伯症」(伯剌西爾=ブラジル)のようなものがあるのは事実で、ブラジル代表をリスペクトしすぎていてなぜかブラジルにだけはどうやっても勝てない。

 

親善試合でアルゼンチンやフランスに勝ってドイツに引き分けても、ブラジルにだけは同じことができるイメージがわかないということは良く言われる。

似た様な現象で言えば中国代表が韓国代表に対して恐韓症というものがあるらしく、日本はブラジル代表にそういう意識があるし自分自身観戦者の立場としてどうしてもブラジルにはトラウマのような感覚がある。

 

普段サッカーにそこまで興味が無い人でもブラジルだけは凄いというイメージがあり、日本人はどうしてもあのカナリアイエローとワールドカップ制覇回数を意味する五つの星を見るとビビってしまうというサッカー史の背景がある。

 

「恐伯症」はこれからも続くのか、それとも明日が歴史的な日になるのか。

本田、香川の一時代が終わろうとしつつある今新しい展開にも期待したい。

ブラジルとしても日本は楽勝でイングランド代表戦前の肩慣らしと思ってる今が歴史を乗り越えるチャンスなのか、こういう試合でもやっぱり勝てないのかに注目が集まる。

個人的には歴史上初の勝利が見られるとポジティブに予想、親善試合なので思いつめることは無いように思う。

 

この前のロシアワールドカップ予選でケーヒルもいたオーストラリアに快勝してコンプレックスを解消したように、次もブラジルに勝って長年の対ブラジル意識にブレイクスルーがもたらされることを期待しながら試合を見たい。

ユニフォームの色が似ているのだからオーストラリア代表だと思って挑めばいい試合ができるかもしれない。

 

一方でむしろベルギー代表の方を自分は警戒してもいる。

一番今ホットな選手と言えばケヴィン・デ・ブライネ選手で個人的に最もこの二連戦で見たい対戦相手の選手だ。

NARUTO好きのエデン・アザール、見た目からは想像も付かないほど性格がお茶目で繊細なルカク、見た目は日本人っぽく見えるナインゴランなど見どころも多い。

ルカクはマンチェスター・ユナイテッド、デブライネはマンチェスター・シティと当時に比べて更にステップアップしていることで戦力は4年前よりも充実している。

 

「普段の所属クラブが違うから連携は大したことは無い」「最近強くなった新興国なので勝者のメンタリティが足りない」など言われているけれどもそれが油断になって足元をすくわれるのか、適切なベルギーに対して負けたことが無い日本代表としての自信なのか。

ということでブラジルに勝ってベルギーに負けるというサプライズを予想、あえてね。

 

ところで日本代表がブラジル代表を恐れているのならば、逆に日本代表を恐れているのはどの国だろうか。

韓国代表はちょっと最近日本に勝てていなかったりパスサッカーをやろうとしたり、以前のようなライバル意識や敵対意識でゴリ押しするような強さは無くなっているように感じる。

推測ではあるけども国として追い付いたという意識が彼らの中で強くなって、逆にサッカーだけはせめて負けるなという韓国人のサッカーに対するアイデンティティが弱くなっている印象も受ける。

 

ただ日本としては脱亜入欧ではないけどもサッカーにおいては視野を広げて本気でブラジルやドイツがライバルだと言える時代に入っていかないといけないように思う。

お手本としていたブラジルやドイツにどう追い付いて行こうとするか、そのプロセスは明治維新の頃にイギリスやドイツに追い付こうとしていた頃みたいで浪漫は感じる。

 

100年後の日本サッカーファンが「日本代表が世界の強豪国と渡り合えるようになっていく時代のワクワク感リアルタイムで体験してみたかったよなぁ」と言えるような時代が始まって行ってほしいなとも思う。

 

そう言う意味でブラジルに対する歴史的な勝利を実現してして来年のロシアワールドカップへの弾みをつけてくれることを期待したい。